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飼育員になるには?飼育員に向いてい...(続き7)

動物特有の習性や行動の特徴を活かした数々のイベントやショーを提案することで、動物園や水族館へ来るお客様が増える効果が期待できます。

飼育員は動物やお魚の習性を活かしたショーを、多くのお客様に楽しんでもらうための企画・運営に関わる能力も求められているのです。

生き物の魅力をたくさんの人に知ってもらう

飼育員は毎日、生き物の世話をしている中で、動物やお魚の行動に思いがけない発見をすることがあります。

動物たちには色々な個性がありますので、行動習性も多様です。

色々な興味深い行動習性について、家族連れなど多くのお客様に知ってもらうことで、動物園や水族館の魅力が高まっていきます。

生き物の魅力を沢山の人に知ってもらうことで、動物園や水族館の楽しさをアピールすることにつながります。

動物たちやお魚のショーを多くの人に楽しんでもらうことで、生き物たちが持つ習性の意外な面も知ってもらうキッカケになります。

子供たちにとっても、動物たちの習性を沢山知ることで、動物たちの生態の知識が増えることにつながります。

24.1人で抱え込まない

動物園や水族館で飼育されている生き物たちは、野生の本能を失わずに持ち続けています。

このため、動物たちを驚かせたりすることで行動が急変し、飼育員が危険を感じることがあります。

動物たちの危険な行動は、時にはお客様へ危険を及ぼす事もあります。

ですから、危険を感じた時は、自分1人で抱え込まずに、他の職員にも知らせて情報を共有することが大切です。

情報共有することが大切

動物園や水族館での毎日の飼育作業の中では、動物たちのエサの食べ具合や排せつ物の変化などを記録しながら動物たちの健康状態をチェックしています。

記録している中で、日頃と違った変化が観られた場合は、動物たちの健康状態を注視します。

もし、健康状態に異常などの変化が見られた場合は、他の職員や獣医と情報共有することで、適切な対応が出来るようになります。

また、動物やお魚の出産や産卵のタイミングが予定通りに起きないこともあります。

予想の時期とは異なり、急に生じた場合などには、獣医や職員同士が情報共有することで、タイミングを逸しない適切な対応ができます。

生き物の健康管理を適切に進めていくためには、関係者が日頃から情報共有することが大切です。

25.自分の体調管理がしっかりできている

生き物の飼育は、1年365日、1日も休むことが許されない仕事です。

勿論、職員同士が交替で休日をとる勤務形態になっています。

日常のエサの用意や排せつ物の掃除にあたり、大型の動物の場合は、体力が必要になります。

大量で重いエサ運びが必要です。

また、大量の排せつ物の掃除が必要です。

生き物たちの習性に合わせて、早朝からの勤務や夜行性の動物の世話のため、深夜の作業が起きることもあります。

時には、飼育している生き物たちの健康状態が急変した時や、出産や産卵を迎える際には、24時間体制で対応することもあります。

このように、飼育員の仕事では体力を使う場面が多くて重労働になります。

ですから、飼育員の仕事に就くためには、自分の体調管理がシッカリ出来ていることが必須条件となります。

飼育員になるために行動を見直してみよう

飼育員の仕事に就くためには、第一に動物やお魚などの生き物が大好きでなければなりません。

飼育仕事の内容は体力を要する作業が中心になりますので、「生き物が大好き」という考えだけでは、仕事を続けていくことは難しいです。

また、生き物たちの行動には、生態や習性で一括りにはできない多様な面を持っています。

季節の変わり目や発情期などに起きる、予期しない行動の変化や野生の本能をむき出しにして、危険を感じることがあります。

一方、沢山のお客様に楽しんでもらうためのショーやアトラクションを催します。

ゾウの芸やイルカのショー、ペンギンのアトラクションを催すためには、ショーの企画、運営力が求められます。

多くのお客様に楽しんでもらうためには、お客様と快いコミュニケーションを交わせる能力が必要となります。

このように、飼育員の仕事は、「動物が大好き」だけでは、乗り越えることが難しい仕事が沢山あります。