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飼育員になるには?飼育員に向いてい...(続き3)

動物園や水族館では、家族連れなどの多くのお客さんに楽しんでもらうために、色々なアトラクションを用意します。

アトラクションでは、ゾウなどの動物たちによる芸、イルカやペンギンのショーを多くのお客様に楽しんでもらいます。

色々なアトラクションを催すために、多くの時間を掛けて練習を繰り返し、動物たちに芸を仕込みます。

動物たちに芸を覚えてもらうためには、意思疎通が難しいこともあり、多くの月日が掛かります。

飼育員にとっては、気長に努力を続けられる根気強さが必要となります。

生き物が相手ですので、飼育員の思い通りには進まないことが沢山あります。

思い通りに進まないことがあっても、あきらめずに努力を続けられる、前向きな取り組みが求められるのです。

5.好奇心旺盛

動物園や水族館で飼育されている野生の動物やお魚の習性や生態には、書籍に書かれている理論的な知識だけでは対処できない行動を見せることがあります。

また、出産や産卵の場面に立ち会う際には、動物やお魚の体調を見守るために24時間体制で付き添うことがあります。

生き物たちの世話をしていく中で、予期しない行動や出来事に対応するために、勤務時間が不規則で長時間になることがあります。

生き物たちの飼育では、思い通りにいかないことが多々あります。

しかし、生き物好きで、好奇心が旺盛であることで乗り越えることができます。

6.計画性がある

生き物をお世話する中で、とても大切なことは日々の健康管理です。

生き物たちが、健康で元気に過ごせる環境を保つことを常に心掛けなければなりません。

エサの配合や排せつ物の清掃、水槽の水の取り換えなど、生き物たちにストレスを感じさせない生活環境を提供し、健康管理を維持していくためには、計画性のある取り組みが大切です。

また、生き物たちが繁殖し易い環境づくりのために、生き物の習性や生態に合わせて、計画性を持った取り組みを進めることで、住みやすい環境が整い、園内での繁殖や出産を増やすことができます。

7.観察力が鋭い

動物園や水族館では、野生の生き物の健康管理は重要な仕事です。

生き物たちとの意思疎通には難しい面がありますので、健康を損ねていることを見逃さないために、鋭い観察力が必要となります。

日々の健康管理のためには、生き物たちの行動やエサの食べ具合、排せつ物の状態など、きめ細かく観察しなければなりません。

また、繁殖に向けた母体の変化を見逃さずに、出産や産卵の時期を見極める観察力も必要となります。

生き物たちの些細な行動の変化を見逃さない鋭い観察力を持つことで、効果的な健康管理ができます。

健康管理の質を上げることで、繁殖の向上に繋がっていきますので、生き物を増やしていく効果が期待できます。

生き物たちのわずかな体調変化に気づく必要がある

生き物たちの健康管理のためには、些細な変化も見逃さない、きめ細かい観察力が必要となります。

エサの食べ具合や排せつ物の量、行動の変化などを見て、日常の健康状態とは異なる、わずかな体調変化にも気づくための観察力が求められます。

生き物たちが体調不良に陥っても、人間が分かるような意思表示をしてくれません。

ですから、飼育員が生き物たちの体調不良に、“気づいてあげる”ことが大切です。

日々の世話の中で、生き物たちの体調をキメ細かく観察し記録することで、わずかな体調変化にも気づくことが出来るようになります。

8.責任感が強い

動物園や水族館に飼われている生き物には、生態に応じた寿命があります。

毎日繰り返される、生き物へのエサの用意や寝床のワラの取り換え、水槽の水の取り換え作業の良し悪しによっては、生き物たちへの健康状態に大きな影響を与えることがあります。

生き物たちのお世話をする仕事には、一日でも長く健康で長生きしてもらうために取り組む真摯さが大切です。

飼育員の仕事は、生き物の命を預かっていますので、責任感の強さが必要です。

エサの用意や排せつ物の掃除は、重労働の面があると同時に、生き物の命を預かる大切な仕事なのです。

9.緊急時でも落ち着いて臨機応変に対応できる

飼育員の仕事は、生き物の命を預かるため、細やかな気遣いが必要な仕事です。

生き物たちは、気候の変動などで、予期しない体調の変化を起こすことがあります。