CoCoSiA(ココシア)

飼育員になるには?飼育員に向いてい...(続き6)

飼育員の仕事には、日常のエサの用意や排せつ物の掃除だけではなく、ショーを運営する際には、大勢の人の前に立つことが苦にならない接客業の心構えも必要なのです。

19.他の人の意見を素直に聞くことができる

動物園や水族館では毎日、動物やお魚たちの健康を維持管理することが大切な仕事になります。

動物やお魚たちの健康管理の仕事は、学校で学んだ教科書どおりの状況が当てはまらない出来事が少なくありません。

ですから、上司や先輩の経験知から学ぶべきことが沢山あるのです。

生き物を世話していくためには、他の人の意見を素直に聞くことができる謙虚さが大切です。

上司や先輩の経験知から学ぶ謙虚な姿勢を心掛けることで、動物やお魚の健康管理に関わる知識が豊富になってきます。

他の人の意見を素直に聞くことができる心構えを大切にすることで、飼育員としての経験知を広げることができます。

20.常に物事を改善できないか考えている

日常の仕事に取り組む心構えが、“毎日同じことの繰り返し”という消極的な考えで取り組む限り進歩はありません。

職種を問わず、どんな仕事でも、日々工夫をする前向きな発想が自分自身に進歩をもたらします。

毎日の仕事を惰性的な心境で取り組むなら、自分自身の進歩は望めません。

日々の仕事に携わりながら、常に物事を「改善できないか」と考えることで、より優れた仕事の進め方を発見できるものです。

飼育員の仕事では毎日、生き物を相手にする健康管理が重要です。

生き物たちの健康状態は、気候などで日々変化することがあります。

また、生き物たちが体調不良の状態に陥ったとき、従来の対処方法では、体調を改善させることが出来ないこともあります。

ですから、過去の事例に固執せずに、常に物事を改善できないかを考える、前向きな発想が必要なのです。

常に前向きな考え方で取り組むことで、生き物たちが一日でも長生きできる健康管理に貢献できるようになります。

21.思いやりがある

動物園や水族館で飼われている生き物たちは、野生の生き物を捕獲して連れてくることが一般的です。

しかし近年の動物保護の考えが高まる中で、野生動物を捕獲することが難しくなっています。

このため、近年では野生動物の捕獲に頼らずに、動物園や水族館で、自ら繁殖させる方法が強く求められています。

動物園や水族館で繁殖させるためには、生き物たちにストレスを負わせずに、安心できる生活環境づくりが大切です。

生き物たちにストレスを負わせないためには、飼育員の思いやりのある接し方が重要です。

飼育員の思いやりのある姿勢で生き物たちと接することで、生き物たちを安心させて、繁殖し易い環境を整えることができます。

生き物たちがストレスを感じない安心できる環境で生活することで、多くの繁殖、出産へと結びついていきます。

飼育員の思いやりにより、生き物たちの出産や産卵を24時間体勢で見守ることで、動物保護に貢献できることになります。

22.気配り上手

動物園や水族館で飼われている生き物たちは、習性という一括りの考えは通用しません。

生き物も人間と同じように、それぞれが個性を持っています。

ですから、日々の飼育方法にも、それぞれの生き物たちの個性に合わせるため、寝床用ワラの敷き方など、少しずつ異なる部分があります。

生き物たちの個性に合わせた飼育方法が健康維持につながっていきます。

飼育員は、生き物たちの個性に寄り添う気配り上手でなければなりません。

飼育員が気配り上手になることで、生き物たちにストレスを感じさせない快適な生活環境を保つことができるのです。

23.企画やイベントなどを提案するのが得意

動物園や水族館にとっては、多くのお客様に来ていただいて楽しんでもらうために、動物たちやお魚たちの特徴を活かしたショーを催すことが大切な取り組みになります。

多くの家族連れなどのお客様に来ていただくことで、施設の運営や経営面に貢献できます。

ですから、飼育員は、動物たちやお魚たちの生態や習性に関する知識ばかりではなく、企画やイベントなどを提案・運営する発想力が大切です。

日々の飼育作業の中で、動物やお魚の生態や習性、行動を観察しながら、イベントに結びつくアイディアを考える必要があります。

飼育員には、動物特有の行動の特徴を芸として活かしていくヒントを発見する観察力と発想力が必要です。