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飼育員になるには?飼育員に向いてい...(続き5)

飼育員は、色々な習性を持つ動物たちと毎日接する仕事です。

動物たちの中には習性により、一日中激しい行動を繰り返す種類や、一日中殆んど行動しない動物など様々です。

いずれも、動物たちとは言葉が通じませんので、コミュニケーションをとることが難しい場面があります。

このため、飼育の作業に取り組んでいる中で思い通りに進まないことが多々あります。

エサを与えるときに飛びついてきたり、排せつ物の掃除の際に騒ぎ出したりすることがあり、作業が思い通りに進まないことが日常茶飯事です。

ですから、動物たちとの信頼関係を損なわないためには、安易に腹を立てない忍耐力が必要になります。

動物たちの健康管理をスムーズに進めていくためには、動物たちとの信頼関係が築かれていることが大切です。

動物たちとの信頼関係を築くためには、それぞれの動物の持つ習性に合わせたコミュニケーションのとり方が必要です。

このためには、動物たちの習性を細目に観察して、毎日の生態記録、行動記録を録ることが欠かせません。

毎日の生態記録や行動記録を続けていくためには、地道な忍耐力が必要です。

15.新しいことにどんどんチャレンジできる

動物園や水族館には数多くの種類の動物やお魚が居ます。

それぞれの動物やお魚の生態には解明されていない面が沢山あります。

動物園や水族館の飼育の仕事には、動物やお魚の生態に適した生活環境を整えるために、日々の行動や習性の記録が欠かせません。

毎日の餌の食べ具合や排せつ物の様子などを観察して、行動記録をとります。

行動記録をとっていることで、今までにない行動の新発見に直面することもあります。

毎日、動物やお魚の様子を観察している中で、書籍には書かれていない珍しい場面を目の当たりにすることがあります。

動物たちは、その日の健康状態や感情、発情の状況により、予期しない行動を見せることが少なくありません。

日々、生き物を世話する中で、新たな発見に驚くことが少なくありません。

ですから、飼育員にとっては、新しい事にどんどんチャレンジできる可能性を多く持つ仕事と言えます。

16.固定概念に縛られない

飼育員は毎日、様々な動物やお魚の世話をしている際に、予期しない健康不良や出産に直面することがあります。

動物たちの健康不良が過去の事例に無い未経験のケースもあります。

また、出産に立ち会う際にも、今までに経験したことのない母体の状態の変化に直面することもあります。

このように初めて直面する状況の中で適切に対処していくためには、今までの固定概念に拘らない新たな発想力が求められます。

動物たちの予期しない健康状態の変化や出産など想定外の状況に直面した際に、適切に対応していくためには、過去の固定観念に縛られない新たな考えや発想が役立つのです。

17.広い視野を持っている

動物たちの飼育方法は、学校で学んできた通りには当てはまらないことが多々あります。

動物たちの持つ習性は一括りにはできない面があります。

それぞれの動物の持つ個性により違いがあります。

このため、教科書通りの飼育方法を当てはめても通用せず、思い通りにはいかない事があります。

動物の生態に固執した飼育方法に拘ることで、動物に大きなストレスを負わせることもあります。

ですから、職場の先輩の経験知に学ぶなどして、広い視野を持っていることが求められます。

固定観念に囚われない広い視野を持って動物たちと接することで、それぞれの動物が持つ個性に合わせた柔軟な健康管理が出来るようになります。

動物の持つ個性に合わせた飼育ができることで、日常接している動物との間に信頼関係が築かれていきます。

18.大勢の人の前に立つことが苦ではない

動物園や水族館の飼育員の仕事には、家族連れなど沢山のお客様に向けた様々なアトラクションを催すことも大切です。

ゾウさんの芸やペンギン、イルカのショーなどのイベントを開催することで、リピーターなどの多くの来客を迎えることが出来ます。

動物たちのショーを担当する飼育員は、大勢の人の前に立つことに慣れていなければなりません。

大勢のお客様の前で動物たちのショーを楽しんでもらうためには、接客業と同じ心構えで芸を披露しなければなりません。