お金の大切さに気付くことで、手持ちのお金を別のことに使う考えが甦ります。
射幸心を捨てることで価値観が変わり、“生きたお金”の使い方が出来るようになります。
本当に必要か自問自答する
射幸心を一度でも抱く癖が付くと、振り払うことが難しくなります。
安易な考えを象徴する心理状態が射幸心です。
人は一度でも安易な考えの“うま味”を味わうと忘れることが出来ません。
苦労をせずに、運任せのギャンブルで一度でも大金を手に入れると、“うま味”を忘れることが出来ずに賭け事を繰り返すようになります。
ギャンブルで手に入れたお金を“あぶく銭”と言い、瞬く間に無くなる有り様を指します。
楽して儲けたお金は、泡のように消え去るのです。
射幸心は、水面を漂う“浮草”のように不安定な生き方を表したコトバです。
一方、地道な努力をして得たお金は、仕事の賜物として大切に扱われて残っていくのです。
地道な努力の積み重ねは、しっかりした“土台”を築きます。
しっかりした土台の上に築かれた人生は、将来に向けて安定した道筋を歩むことができます。
ですから、射幸心をあおられたときは、本当に必要か自問自答することで、その後の人生が大きく変わっていくのです。
時間を決めておこなう
ギャンブルに心を奪われると、射幸心を振り払うことが難しくなります。
ギャンブル的な運任せの考えは、一瞬の期待感を与えてくれます。
運が良ければ、賭け事で一瞬の歓喜を味わうことができます。
射幸心を忘れることが出来ない人は、賭け事の時間を決めておき、長々と浸らないように心掛けましょう。
ギャンブルという“泥沼”に足を取られないように気を付けましょう。
金額の限度を設定する
ギャンブルは一度でも“うま味”を体験すると、なかなか忘れることが出来ません。
このため、賭け事の“泥沼”に足を取られて、抜け出すことが難しくなります。
ですから、賭け事に溺れないようにするためには、金額の限度を設定することが大切です。
金額の限度を設定して、有り金を使い果たすことをしないような自制心を持つことで、射幸心に溺れずに済みます。
違うことに集中する
射幸心を抱いていると、安易な賭け事に夢中になります。
賭け事に没頭して、経済的な厳しさに陥るケースは少なくありません。
一獲千金を夢見るギャンブルに心を奪われると、人生が破綻することもあります。
ですから、射幸心が湧いてきたら、それを食い止める自制心が必要になります。
射幸心に溺れないようにするためには、自分自身の関心を賭け事以外の違うことに集中するように切り替えることが大切です。
射幸心を払拭するためには、趣味を持つなど違うことに集中するための心の“訓練”が必要です。
自分の人生を無味乾燥な姿にしないためにも、賭け事とは違うことに集中する生き方を探しましょう。
射幸心に耐えられる習慣づくりをする
ギャンブルに夢中になると、“一か八か”の賭けに全神経を集中するため、スリルがあります。
射幸性に心を奪われて賭け事にハマっていく人の多くは、“運を天に任せる”スリル感を期待しています。
このスリル感は、賭け事に留まらず、自分の人生も運任せにする安易さへと陥っていくケースがあります。
射幸心に包まれた状況から抜け出すためには、今までの生活習慣から脱皮して、人生を大切にする価値観に変えることが必要です。
大切な家族や身近な人のためにも、自分の人生を変える決心をしなければなりません。
あなたが射幸性に心を奪われていることで、身近な人に大きな迷惑を掛けていることに気付かなければなりません。