「持て余す」とはどういう意味か分かりますか?

自分を持て余す、暇を持て余す、時間を持て余す。

漢字で書くと持つという字と余るという字が付いていることから、有り余るほど持っているというように勘違いされやすい言葉です。

今回は持て余すの意味や使い方、自分を持て余している人の特徴をまとめてみました。

持て余すってどういう状態?

持て余すというのはどういう状態のことを言うのでしょうか?

人は誰でも自分の中にいくつかの自分を持っています。

これは決して多重人格者という意味ではありません。

いえ、もしかしたら誰でもが色々な人格を少なからず自分の中に持っているという意味では、程度の差こそあれ多重人格者なのかもしれません。

まあ、そのことに関して突き詰めて考えるのは今回は少し置いておきましょう。

自分の中に二つの気持ちがある場合、例えば今これをしなければいけない、だから私はやろうと思っている。

でももう一人の自分が億劫だな、しんどいな今日はやりたくないな、本当はこういうこと好きではないんだけどな、何て言うもう一人の声が聞こえるときがありますよね?

自分がこれからやろうとしている行動を制御してくるもう一人の自分は誰の中にもあって当然です。

そのもう一つの声とどう付き合っていくのか、それがうまくいかない時、私たちは自分で自分を持て余すと言っています。

「持て余す」の意味

持て余すというのは、どうしたらいいのかわからない、処置に困っている、扱いに困るという意味があります。

自分自身のことで言えば気持ちや感情をうまくコントロールできない、何か衝動的な事を起こしそうになるのを不安に思っている、抑えているそういったイメージがあり、それはあまり喜ばしいことではないですよね。

具体的に見ていきましょう。

上手く扱いきれず処置に困る

3人兄弟のうちの真ん中の子が、上からは押さえつけられ、お父さんとお母さんが下の子ばかり可愛がるからと言って拗ねる、なんだか不安定になってうまく扱いきれずに困っている、持て余すとはうまく扱いきれずに処置に困っている状態の時に持て余すという表現をすることがあります。

このとき、真ん中の子供は自分自身も持て余している状態でもありますね。

有り余るエネルギーをどう表現していいかわからない、そのことで親や周囲の人を困らせ、扱いきれないよということになります。

手に追えず取り扱いに困る

上手く扱いきれないから手に追えない状態になります。

要するに物ではないですが、余っている状態ということですね。

大きな荷物を両手いっぱいに抱えて運ぶのが困難なとき、動くことができないそういう時の状況や感覚をイメージしてみてください。

また、自分の能力や技能ではとても扱いきれない優秀なパソコンを持っているとします。

これを使いこなそうと思ったら今の自分のパソコンに対する知識では無理だ!どうしたらいいのかわからないという時、このパソコンは優秀なんだけど「私には持て余してしまう」とういう言い方をします。

持て余すというのは余っているという字を使っている通り、その内側には手に余っているという意味が込められています。

そして、お手上げ状態なときでもあります。

人に対してお手上げ状態なときにも使われます。

自分の言うことを聞かない子ですね。

真ん中の子はやんちゃで親の私は持て余してしまう。

時間に対して持て余してしまうというのはわかりやすいかもしれません。

時間がたっぷりありすぎて持て余してしまう。

人間関係で悩みが尽きないこの状況を自分で持て余してしまう。

暇で時間を持て余している。

この場合はやることがないという意味になっていますね。

退屈状態や手持ち無沙汰も似たような意味になります。

自分を持て余している人の11個の特徴

さて、ここからは具体的に自分を持て余している人の特徴をまとめてみました。

持て余せる人は恵まれているということがわかっていただけるのではないでしょうか?

自分の良さや魅力を知らない

誰にでもその人特有の、その人しか持ち得ない個性があります。

個性の中には容姿や能力、性格など自分の気に入らない部分もあるでしょう。

他人と比べて劣っていると思い羨ましく思ったり、自信がなくなったり。

そういった自信のなさは自分の悪いところばかりにフォーカスして、魅力や良いところに気づいていないからです。

例えば女性を例にとってお話しします。

お気に入りの洋服を着てメイクをして、髪型もバッチリ決まった日は、自信を持って電車に乗れますよね。

でも、ボサボサの髪でメイクもしていない、ちょっとコンビニまで買い物というような服装でいたとしたら、道を歩いていても知っている人に会ったらどうしようなんて思って、電車に乗っても伏し目がちになるのではないでしょうか?

女性にとって美しくいるということはその日の気分を大きく左右し、そして自分に対するイメージや自信にも影響を与えます。

美容というのは女性にとって大変大きな力を持っているということは、女性なら誰しも気づいているのではないでしょうか。

それと自分を持て余すということがどう関係するのかといえば、要するに自分に自信が持てないということはどう振る舞っていいのかわからず、自分自身をどう表現してよいかもわからない。

人間関係の中の自分の立ち位置にも自信が持てません。

どうせ私なんてという気持ちが、いわゆるふてくされ状態に発展します。

自分を持て余しているということは、この場合「ふてくされ」として表現されます。

時間を無駄に使っている


自分の魅力やよいところに気づけていないので、自分が何をしたらいいのか、ということにももちろん気づいていません。

いわゆるふてくされた状態でだらだらと時間を無駄に持て余しています。

自分の良いところに気づいていようがいまいが時間は流れていってしまいます。

ただ、自分を大切にするということは今を大切にするということとイコールです。

どんなお金持ちでも時間だけはお金で買えません。

やる気や意欲だけが強い

自分を持て余している人には、逆にやる気や意欲だけが強いという人もいます。

自分の実力をよくわかっていない、自信を持てない人とは逆の意味で自分のよさや魅力に気づいていない人とも言えますね。

ある男性の例です。

彼はやる気はとてもあるのですが、緻密な計算ということをあまりできない男性です。

新しいことを始めるときの意欲はとても強いのですが、計算に疎く計画も甘く、徐々に仕事がうまくいかなくなりました。

当然の結果なのですが、上手くいかなくなればなおのこと真剣に取り組まなければいけないはずですが、最初から自分の能力をわきまえていませんでした。

選択に迷い続けている


決断を迫られたときだけでなく、人生は決断の連続だとも言えます。

常に何かを選び取りながら生きています。

あなたはすぐに決められる方ですか?それともなかなか決められなく迷う方ですか?

選択する時迷うということは、もしもAを選んだらこういうリスクがある、でもBを選んだらこういうリスクがある。

そのリスクをも選択できないのです。

あれやこれや考えるうちに決められなくなる、そういうことがあるのではないでしょうか?

よく言われるのが結局どちらを選んでも、結局後悔する人はするし、どういう結果になろうと、たとえ失敗しようと自分の選択を良しとできる人がいます。

Aを選んで、後になってあの時Bを選んでおけばこういうことはなかったと思う人は、Bを選んでいたとしても、あのときAを選んでいたほうが良かったと思うのです。

結局どちらにしても後悔することになりがちです。

これはどういうことかと言うと、選んだ結果そのものに原因があるのではなく、その人のものの考え方感じ方、性格によるものです。

優柔不断で決められない、決めた結果を自分で良しとできないのですね。

優柔不断で自分を持て余した人です。

その対策をお教えしましょう。

決めなければいけないことがあるときのために、自分に対する決まり事を作るのです。

まずは小さなことから試してみてください。

たとえば今日何を食べようかなという時、最初に頭にふっと思い浮かぶたものを食べるようにする。

そのとき「やっぱりこちらにしよう」とかはなしですよ。

最初にふっと思ったほうを食べるようにする、ということです。

自信を持って決断できない

ものを決められないというのは、自信を持って決められない、決断できないということのようです。

本当は結局なんだかんだ言いながら、選択する場面で選択や決断を繰り返しながら生活をしているのものです。

感情をコントロールできない

自分を持て余している人はどちらかと言うと理性より感情を優先するタイプです。

自分自身で感情コントロールできていないと自分を持て余してしまいます。

自分を持て余しているという状況をもしも理性的に理解していれば、自分を持て余している状況からは比較的早く脱出しているはずです。

喜怒哀楽のうち、怒りの感情が一番厄介だと思われていますが、怒りも他の感情と同じで、人間なら持って当然のものです。

怒りの感情をうまくコントロールして上手に使いこなす、怒りの感情に飲み込まれないようにすることが大切なのです。

自分を持て余してしまう人は、自分の感情に振り回されている状態を持て余していると感じることでしょう。

気持ちをうまく表現できない

怒りの感情であっても、自分の気持ちをうまく表現できれば自分を持て余したりはしないものです。

表現するということはかなりのエネルギーを使います。

持て余している暇がありませんよね。

周りの人たちを頼れない

自分を持て余してしまうという人は周りの人達を頼れない人が多いようです。

何でも自分で背負いこんでしまい、自分でやらなければ気が済まない人がいます。

そういった人は、人を当てにすることに罪悪感を持っている、もしくは負けたような気持ちになるのかもしれませんね。

職場にちょっとこれ手伝ってと言えばいいところを、何日かかってでも自分で仕上げてしまおうとする同僚はいませんか?

年を取って家族やヘルパーさんに家事をお願いすればいいところを、いつまでも全て自分でやろうとして腰や足が痛いと言っているシニアの方もいますよね。

優秀な人は人を使うのがとても上手です。

あの松下幸之助は自分がとても体が弱い、学歴もない、だから自分の代わりに知恵を出してくれ動いてくれる人を自分の周囲に集めたと言われています。

自分を持て余している人というのは、自分でなんでも背負いこんで体が動かない、抱えきれないほどの荷物を持っているイメージです。

感受性が強くあれこれ考える

感受性が強い人は、普通の人は感じないことを敏感にいろいろ感じることができるのです。

例えば夕日を見て綺麗な夕焼けだなとだけ思う人もいれば、夕日に人生の哀愁や悲しさまでを感じ取る人もいます。

人の悲しみを自分の悲しみとして感じてしまうような感受性が強い人は、その想いや感情を持て余してしまうことでしょう。

人よりも何事も強く感じるために、自分でその感情をうまくコントロールできない、そういう人もつい自分を持て余してしまうことでしょう。

生きづらさを感じている

現在生きづらさを感じますか?感じない人は幸せな人です。

人と自分の違いに悩んでしまう人がいます。

人がさして気にしないことを妙に気にしてしまう。

自分はおかしいのではないか?学校や職場などで、周囲の人が楽しそうにしているのを見て、何があんなに楽しいのだろうか、自分にとってはぜんぜんおもしろくないことなのに、他の人は笑っている、自分は人とどうしても相容れない、ここにいることに違和感を感じるという人は、その違和感を感じる自分自身を持て余してしまうことでしょう。

幸せそうな人のSNSを見て、嫉妬心を抑えることができずつらいという人もいます。

自分に対してイライラする

人と違う自分、周囲と馴染めない自分に罪悪感を感じてそんな自分にイライラしていませんか?

人嫌いの人の多くは、人を嫌っている自分が嫌いなのです。

嫌いな人がいていいんですよ!嫌いな人を上手に避ける工夫をすることは決して悪いことはありません。

他には、人ができることを自分は上手くできないということに対して、自分に腹立たしさを感じて持て余す人もいます。