最近、ニュースを見ていても納得できないような事件や事故が多いですよね。
そんなのを見ると、「それって筋違いじゃない?!」とテレビに向かって言う人も多いでしょう。
テレビだけでなく、皆さん自身の人間関係でも、筋違いだと思ったことがあるのは、一度や二度ではないと思います。
人間生きていく上で、人間関係から逃げることはできません。
そして人間関係には「筋」というものを立てないと、口論になったり、挙げ句の果ては関係が断たれてしまったりもします。
今回は、世間一般でいう「筋違い」についてお伝えします。
筋とはどのような意味を持った言葉なのか、そして筋違いなことを言われたりした場合は、どのように対処するべきかを一緒に考えましょう。
そもそも「筋違い」とは?
そもそも筋違いとは、どのようなことをいうのでしょうか。
そしてどのような時に使うのでしょうか。
たまにVシネマの中で、何か失敗してしまった部下に対して、「筋を通さんかい!」などと怒鳴っているシーンを見たりしますよね。
彼らの言う筋は、彼らなりの理論で言っていて、彼らなりのルールに則って「筋」を通しているようです。
一般的に言う筋とは少し違うようです。
それでは世間一般で言う筋とは何なのか。
それにはいろんな意味があるようです。
でも大体は、物事を正しい方向に持っていくことであり、道徳心に沿って行うためのものです。
ここでは筋違いの意味や使い方をじっくりと考えていきます。
「筋違い」の読み方
読み方は「すじちがい」です。
最近の若い人は「すじちがい」という言葉を使うことはあまりないかもしれません。
若い人が別の言葉で言うならば、「わけわかんない」や「言っている意味がわからない」と表現するでしょう。
「筋違い」の意味
それではまず「筋違い」の意味を見ていきましょう。
筋違い(すじちがい)の言葉にはいろいろな意味が含まれています。
会話の中で使われる筋違い、技術的な用語で使われる筋違い、または肉体に生じた症状などにも使うこともあります。
筋違いの言葉を知れば、使うべき場所でバシっと使えることが出来ます。
ただ、使う場所を間違うと意味が通じず、相手に「??」と思われることもあるので、使い方は間違えないようにしましょう。
普通の筋から外れたこと
ここで言う筋とは、道筋、順序、論理、道徳心などをいいます。
そして「普通」とは世間一般で、みんなが考える多くの意見や考えを言います。
そして普通とは、誰もが納得できて誰も傷つかずに済む考えのことも含まれます。
この普通こそが、社会を円滑に回す潤滑油でもあるのです。
この普通から外れてしまうことを人は恐れますし、普通から外れてしまう人のことも非難しがちです。
しかし、普通を恐れるのも非難するのも、悪い行為ではありません。
何故なら筋とは人の本来持つべき道徳観や倫理観を表したものだからです。
順序や道徳観を無視した行為をすれば、「それは筋違いだ」と言ってくる人が必ずいます。
これは普通という道徳観や倫理観から、外れていることに不快感や怒りを感じる人が言います。
道理から外れた言動の様子
道理とは、人の行うべき正しい道のことを意味します。