「素直に人の話を聞けない人」「言い訳の多い人」「ネガティブな人」という印象を与えてしまうのです。
「でも」と切り返してくる時点で印象が悪いので、その後の言い訳も反論も、相手に届くことはないでしょう。
もちろん仕事では、時に自己主張も必要です。
相手の言っていることが間違っていれば、反論もしなければなりません。
だけどそこに、相手を否定する必要はないし、過剰に自己防衛する必要もありません。
自分への自信の無さから「でも」という言葉が出てしまう場合も多いようですが、反論があるなら堂々と言うべきです。
こんなところからも、「でも」を多用する人は、“仕事ができない人”に見えてしまうのです。
誰でも、「でも」と言いたくなる時は多々ありますが、ぐっと堪えて飲み込む言葉のひとつです。
「でも」が口癖の人は、今から意識して「でも」を辞めてみませんか?
2.「だって…」
「でも」という口癖と同じく、「だって…」も言い訳の言葉は、仕事ができない人の口癖です。
「でも」という言葉が、言い訳だけではなく反論の気持ちや自信の無さの表れだとして…「だって」には言い訳の気持ちしか無いと言えます。
何でも他人のせいや、何かのせいにしてしまう。
言い訳がましい性格の持ち主の人に多い口癖と言われています。
遅刻の理由を「だって…昨日〇〇があって寝るのが遅くなっちゃったから(仕方ないんだもん)」とか、ミスした理由を「だって…〇〇さんが〇〇って言ってたから(私は悪くないもん)」と、“自分は悪くない”“自分には責任はない”ということを主張しようとする時に出てしまうのが「だって」。
「だって〇〇だもん」って、子供がよく使う言い訳や言い逃れの話し方です。
大人になっても「だって」という口癖が抜けない人は、大人になりきれなかった人とも言えるんですよね。
このように、言い訳や言い逃れをする人に、仕事を任せることが出来るでしょうか?
任せてミスをしても、「だって」と言い訳ばかりで話にならない人には、仕事を任せる方も怖いんです。
仕事を任せてもらえなければ、仕事を覚えることも出来ず、成長していくこともできませんよね。
それに、「だって」と言い訳すること自体も、そこで自分の成長を辞めてしまっているようなものです。
仕事の場で「だって…」なんて子供っぽい言い訳を始める人は、周囲からは“仕事ができない人”というレッテルを貼られている可能性が高いでしょう。
3.「めんどくさい」
仕事ができない人は、「めんどくさい」というのも口癖だったりするようです。
仕事には確かに、面倒くさいと思うような仕事もあります。
でもみんな、そういった面倒な仕事をこなした先の充実感を求めて、仕事をしているのだと思います。
面倒くさい仕事に対して努力をせずに、目標が達成できるはずもありません。
「めんどくさい」が口癖の人は、面倒な仕事を避けたがる…努力嫌いの傾向があるようです。
“努力に勝る天才なし”なんて言葉も嫌いな、冷めた人とも言えそうですね。
「汗水垂らして働くなんてバカバカしい」「無駄に体力を使いたくない」と、努力の末掴みとった成功の価値を知らない人なのでしょう。
ただ、「めんどくさい」と思ってしまうのには、単に努力嫌いなだけでなく、頭の回転が良すぎるせいでもあるようです。
目の前の仕事をやるのに、どれくらいの時間がかかるか、どれくらい大変か、この仕事をこなして得られるものは…
と、瞬時に考えられるため、面倒なことを、より「めんどくさい」と感じてしまうようです。
どれだけ面倒なことか分かっていればいるだけ、それに立ち向かうには勇気が必要です。
ですので…結局はそこで自分に負けてしまうのでしょう。
“努力嫌い”な一面が出てしまって、「めんどくさい」と言葉に発してしまうんですよね。
でも、その言葉を発することでの周囲への影響を考えて欲しいです。
「めんどくさい」というネガティブワードを連発するような人と一緒に居て、気持ちよく仕事ができると思いますか?
自分がめんどくさくてテンションが下がっていても、周囲の人のテンションまで下げる権利はありません。
「めんどくさい」が口癖の人は、周囲からは“仕事にやる気がない人=仕事ができない人”と認識されているんです。