知らなかったことを知ったかぶりするのはよくありませんし、「知らなかった」と言えることは大切なことではあります。
でも仕事ができる人は、「知らない」という言葉を言い訳には使いません。
知らないことを見つけたら、すぐにそれをクリアにしようと行動します。
新たなことを知れるチャンスとして、自ら知らないことを聞くのです。
一方仕事ができない人は、指摘されたことに対しての言い訳として「知りませんでした」といい、それで済ませてしまいます。
そこから学ぶことをしません。
そうやって、仕事ができない人は自らの成長を止めてしまうのです。
「知りませんでした」は、言い訳の言葉として使う言葉ではありません。
知らないことを学ぶために使う言葉です。
12.「言われてません」
「知りませんでした」と同じく、「言われてません」というのも、仕事ができない人の口癖となっています。
これも確かに…言われていないことはできないかもしれませんね。
でも、仕事ができる人はどうしているかというと、言われる前に自分で考えて行動しているんです。
自分で判断出来ないことは、自分から指示を受けに行くでしょう。
やらなかったことに対し「言われてません」と返すのは、自分の能力の無さをさらしているようなもの。
恥ずかしげもなく、堂々と言えてしまう人に、相手はあっけにとられているかもしれませんね。
“言われないとできない人”とレッテルを貼られ、誰にでもできる仕事しかさせてもらえないでしょう。
そうやって、仕事ができない人は新人にもどんどん追い抜かれてしまうのです。
「言われてません」なんて言葉は、口癖として当たり前のように使う言葉ではありません。
仕事ができるようになりたいのなら、言われなくてもできる人になりましょう。
そうすれば、「言われてません」という口癖もなくなるはずです。
13.「無理です」
仕事ができない人の「無理です」という口癖。
頼まれたことや、上司からの指示に対して「無理です」と言ってしまうのも、自分の成長の機会を自ら放棄したも同然。
「私は何もできない人間です」と言っているも同然です。
もちろん、自分ができること以上の仕事を無理に引き受けるのは、また別の意味で仕事ができない人になってしまいます。
でも、「無理です」が口癖ということは、無理かどうかも考えないで返事をしている可能性が高いです。
それに、口癖のように「無理です」が出てくるということは、常に仕事にゆとりがない、キャパの狭い人でもあると思います。
人に仕事を頼む場合、ほとんどの人はその人が出来そうだから頼むのです。
特に上司であれば、部下たちの仕事量や、それぞれのバランスが見えています。
出来そうな人や、それが向いている人、成長させたい人に頼むのです。
それを「無理です」と断ってしまうのは、上司なら「そっか。じゃあいいや」と思いますね。
そしてできる人に頼み、もうその人には頼みません。
二度と成長のチャンスを与えてあげることはしません。
これは上司としては極端かもしれませんが、それくらいの気持ちにさせるということです。
仕事ができる人なら、もし無理な状況でも「無理です」と、一言で済ませてしまうことはしないでしょう。
スケジュールの調整ができないかと、引き受ける方法を考えます。
それで引き受けられなかったら、余裕をもった仕事管理ができなかった自分を悔やむはず。
仕事ができる人は「無理です」というのが悔しいんです。
それをさくっと言えてしまうのが、仕事ができない人なのです。