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心付けの正しいやり方教えます(続き2)

すでにサービス料金を払っている上でさらに渡そうとする人は、大抵は見栄の気持ちが強いです。

とはいえ、お年寄りでは昔から心付けを渡すのが当たり前という考えの人も珍しくありませんので、サービス料金とは関係なしに心付けを渡さなければ気が済まないという人も中にはいます。

また、通常のサービス以上に何か特別なもてなしをしてもらった場合には、進んで心付けを渡しても良いかもしれませんね。

一方で、海外ではチップがなければ良いサービスをせず、部屋のクリーニングも適当になることも少なくありませんので、海外ではむしろ「チップは必ず渡すもの」と認識しておきましょう。

日本の場合は、例え心付けがなくてもどこもしっかりとサービスをしてくれるでしょう。

シチュエーション別心付けの正しい方法

心付けを渡すシチュエーションはさまざまですが、多くが冠婚葬祭や旅行で旅館に泊まった際に渡します。

しかし、同じ心付けでもその場面によって、渡すタイミングや金額などが違ってきます。

どんな場面ではどのような心付けをどんなふうに渡せば良いのかを、シチュエーション別にご紹介していきます。

場面ごとで正しい心付けの方法を知っておかなければ恥ずかしい思いをしてしまいますので、しっかりと頭に入れておき、実践出来るようになりましょう。

1. 結婚式の場合

結婚式は夫婦の新たな門出を祝うための大切な儀式です。

主役はもちろん新郎新婦ですが、その新郎新婦が感動的で快い結婚式が出来るように、式の当日には式場のスタッフが忙しく駆け回りさまざまな仕事をしています。

受付や案内、式の出席者の確認や誘導、式の進行や食事の準備など、担当ごとにさまざまな仕事があり、裏で結婚式を大いに盛り立ててくれています。

スタッフの働きがあるからこそ、結婚式は上手くいくというものです。

そう思えば、新郎新婦にとって式場スタッフは自分たちの結婚式には決して欠かすことの出来ない重要な存在です。

スタッフの働きがあるからこそ、自分たちは今日という門出を迎えることが出来ると思ったら、自然とスタッフへの感謝の気持ちがわいてくると思います。

そして感謝の気持ちとして、心付けを渡すことが多いのですが、では実際に渡そうと思ったら、どのようなタイミングで誰にいくらぐらい渡せば良いのでしょうか?何も知らないまま当日を迎えてしまうと、バタバタとしてろくにお礼が出来なくなってしまいます。

当日スムーズに心付けが渡せるように、あらかじめ金額を決めて用意をしておきましょう。

1. 近年は必須ではない

結婚式で心付けを渡すことは珍しいことではありませんが、近年ではそれが必須というわけではなくなっています。

日本人特有の謙虚な心からか、それとも渡す相手や金額などでいちいちトラブルになるのを避けるためかはハッキリとはしませんが、結婚式場のスタッフが心付けを断るケースが増えてきています。

新郎新婦側がどうしても渡したいと思っても、「会社の方針ですので受け取れません」と言われることも多いようです。

その場合は、個別に受け取らない代わりに結婚式の費用の中にすでにサービス料金が含まれていることが多いです。

スタッフとしては「すでにサービス料金は受け取っているのだからそれ以上はもらえない」という考え方になるのです。

新郎新婦側も、料金の相談をする際に、そこにサービス料金が含まれていないかチェックをし、もし含まれていれば渡す必要はないと判断しても良いでしょう。

とはいえ、やはり昔からの風習がありますので、何も渡さないのは心苦しくなる人もいるでしょう。

その場合は、結婚式の後日にお礼の手紙やちょっとしたお菓子などの品物を渡せば、スタッフもきっと喜んでくれることでしょう。

2. 誰に対して渡すの?

心付けを渡す相手は、ウェディングプランナーや介添人、ヘアメイクや司会者など、新郎新婦と直接関わりがあり、結婚式に携わったスタッフが良いでしょう。

直接顔を合わせて話をして、面倒をみてくれた人であれば、心付けも渡しやすいですし、同時に感謝の気持ちも伝えられます。

また、忘れられがちですがキャプテン(マネージャー、バンケットディレクターともいう)も結婚式では現場責任者として裏で活躍していますので、直接顔を合わせる機会は少なくともキャプテンに渡す必要もあるかもしれませんね。

心付けを渡す主なスタッフな以上ですが、必ずしもこの全員に渡す必要はありません。

自分が特にお世話になったと思うスタッフのみに、感謝の言葉とともに心付けを渡しても良いでしょう。

スタッフは皆プロですので、誰がもらって誰がもらっていないでいちいち揉めることはあり得ません。

自分がお世話になったと思った人に渡しましょう。

また、心付けを渡す際には出来れば新郎新婦そろって渡すのが理想です。