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心付けの正しいやり方教えます(続き3)

3. 手伝いを頼んだ友人には必ず渡そう

もし友人に結婚式の受付などを手伝ってもらった場合には、必ず謝礼を渡すようにしましょう。

友人はあなたのために早くから式を手伝ってくれているのです。

例え友人が遠慮したとしても、「お礼の気持ちだから受け取って」と言えば、断る人はそういないでしょう。

反対に、「友人だから渡さなくてもいい」なんて考えていると、その後の友人との仲に亀裂が入ってしまいます。

どんな人でも、自分が協力したのであれば、感謝の言葉なり、それを形としてもらえれば嬉しいですが、何もなければ「協力してあげたのに」と少なからず不満を抱きます。

誰でも当たり前に抱く感情ですので、友達だからこそしっかりとそこはけじめをつけてお礼を渡しましょう。

また、友人に渡す謝礼は「お礼」であり、心付けとは言いません。

心付けとはあくまでも、第三者で自分たちの面倒をみてくれた人に対して渡すものですので、呼び方に注意しましょう。

4. 金額の目安は?

心付けやお礼を用意する際には、千円や3千円、5千円などの割り切れない奇数で用意するのが一般的です。

とはいえ、必ず奇数で渡すのは来賓側からのご祝儀の時が主ですので、主賓側から渡す際には偶数でも問題はありません。

また、金額の目安は渡す相手によって多少変わってきます。

渡す相手がプランナーやヘアメイク、キャプテン(マネージャー、バンケットディレクターとも)、司会者の場合には3千円程度が望ましく、介添えやカメラマンの場合には千円程度が相場とされています。

日本人は昔から奥ゆかしく、控えめな性格をした人が多いですが、他者に対してお礼をしたり誰かをもてなす際には、普段以上に豪華に振舞おうとするきらいがあります。

ただの見栄というよりは、相手に対する気遣いの表れでもありますが、心付けでもそれが表れてしまうと、相場以上に高額な心付けをお世話になった人に渡そうとすることが時々あります。

しかし、あまり額が大きくなると、かえって相手に気を遣わせたり、相手がさらにお礼の品を用意してしまうこともありますので、もし心付けが少ないと思っても、なるべく相場の額で渡すようにしましょう。

5. 渡すタイミング

心付けを渡すタイミングとしては、結婚式の当日に心付けを渡すスタッフに最初に会った時に手渡しするのがベストです。

式の当日は準備で何かとバタバタしますので、後になって渡そうと思ってもタイミングが合わずに、結局式が終わるまで渡せなかった、なんてこともあります。

結婚式では特に自分たちも自由に動き回ることは出来ませんので、最初に会った時に渡しておくのがベストでしょう。

渡す際には、「今日はよろしくお願いします」と一言添えてさっと渡すのがスマートです。

おどおどとしていると、余計に相手がもらいにくく感じてしまいます。

また、渡す際に断られることもありますが、何度も断られたり、「会社の方針で頂くことは出来ません」と言われた場合には、無理矢理に渡さずに感謝の気持ちだけを伝えましょう。

また、当然ながら渡す際に「お礼を渡してあげる」といった態度は取らないように注意します。

心付けを何人かに渡す際には、ヘアメイクや介添えスタッフには新婦が直接渡し、それ以外のスタッフには新郎か、親族が渡すなど、誰がどのスタッフに渡すのかの相談をあらかじめしておくと良いでしょう。

6. 何に入れて渡す?

心付けは、基本的にはぽち袋に入れて渡します。

ぽち袋の中身は千円から5千円程度までにしておきます。

もし5千円以上になる場合には、通常のご祝儀袋に入れて渡しましょう。

また、ぽち袋やご祝儀袋についている水引は、「結びきり」というタイプのものを使います。

結びきりの水引は、「一回でいいお祝い事」の時に用います。

対して「蝶結び」の水引では出産や入学祝いなど、「何度あっても良いこと」を意味しますので、結婚式でのご祝儀は必ず結びきりの水引を用いましょう。

2. 葬儀

故人の葬儀を行う際に、現代ではそのほとんどが葬儀会社に委託されています。