慢性化しているというほどでもない睡眠不足と、やはり慢性化しているというほどでもない疲労というのを同時に味わうとハイ状態になることがあります。
このことは経験している方もいるのではないでしょうか?仕事が忙しく家に帰るのが午前様という日々が続いたとき、本来なら睡眠不足でグッタリ、お肌の状態も良くないはずなのに、なぜかそうではないのです。
肌の色つやは良く妙にテンションも高かったことを覚えています。
でもこれは1日~3日くらいの間だけでした。
医学的なことはよくわかりませんが、アドレナリンやそれに似た物質が脳から出ていたのではないでしょうか?緊急のときにバカちからが出るようなものだと思います。
その反動なのかその後はぐったりしてしまいました。
人によっては、疲れが極限状態になるような生活を好んでしているような人がいますね。
私には考えられないことです。
私たちの健康の基本は食べることと寝ることです。
いつの時代もこのことに変わりはないと思っています。
どんなに疲れていても、激務でも眠れさえすれば少々のことは大丈夫、持ちこたえられると思うのですが睡眠と食のどちがらが崩れると体力的にきつくなります。
ましてや両方が破たんすると体力に限界がきてしまいます。
私は、寝つきがかなりよいほうです。
まさにバタンキューです。
あるときテレビの健康番組で、どこかのお医者さんが人間はおふとんに入ってから5分くらいかけて眠りに入っていくもので、バタンキューという人は、寝つきがよいというより、普段から睡眠が足りていないだけだという説明をしていました。
それを聞いてドキッとしました。
確かに睡眠時間が足りていなかったのを、自分は寝つきがいいと思い込んでいたのかもしれないと反省をして、それまでよりほんの少し、20分くらいでしょうか、早めに寝ることにしました。
0時に寝ていたのを23時40分にはベッドに入ります。
すると確かに寝つきがそれまでより悪いのです。
バタンキューではなくなるのが少しさみしいのですが。
なんでも改善というと、うんと大きな変化を望みがちですが、たった20分の改善で良かったと思います。
直すこと、改善することもキャパオーバーにならないように注意が必要ですね。
勉強が追いつかない
勉強が追いつかないというキャパオーバーもあります。
就職してから宅建の資格をとらなければいけなかったB子は仕事をおぼえることだけでも大変なところに資格試験勉強もかかえてしまいました。
仕事に必要な資格なのでどうしても受からなくてはというプレッシャーもあったそうです。
職場の中のエレベーターの中では立っていられずしゃがみこんでしまったといっていました。
数学が苦手な私は高校生のとき、あまりの難しさにキャパオーバーというものを生まれて初めて実感しました。
頭に入りきらないということを感覚として自覚できました。
努力の足りなさを責められるかもしれませんが、悲しいかな「無理!」という言葉がはっきり自分の中から聴こえて来たのをおぼえています。
大人になってから英会話の勉強を始めました。
仕事をしながらの勉強なので時間とお金の余裕がありません。
スクールに通ったこともありますが今は自宅で独学しようと決めました。
でも何をどう独学していいのか見当もつかず、ひとまずNHKのテレビ番組やラジオ講座での勉強を選択したのですが、どの講座がいいのかわからず、3講座を同時進行させてしまったのです。
あれは失敗でしたね。
まさにキャパオーバーです。
どれも本腰を入れて聴けないのです。
ぎゅうぎゅう詰めの電車
キャパシティーというのは受け入れを意味するので、、ぎゅうぎゅう詰めの電車というのはキャパオーバーという言葉に一番近い内容かもしれませんね。
私のように地方出身者には信じられないような話ですが、首都圏では通勤時間に2時間というのも珍しくないそうですね。