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キャパオーバーとはどういう意味?よ...(続き6)

「嫌われる勇気」という本が人気です。

仕事でキャパオーバーになる原因のひとつが嫌われたくなくて断れないということにあるようです。

イヤなことはイヤとはっきりいえる人もいますが、どうしてもいえない人もいます。

私はいえません。

でも人間ですからイヤなことを我慢しているとあるとき飽和点に達して顔や態度に出てしまいます。

それなら最初から「できない」「イヤです」といっていたほうがよかったなと反省することが多いです。

私の場合断ることが苦手なので、断り方がわからなかったようです。

断るときは自分の限界一歩手前の状態なので、柔らかく断れないのです。

切羽詰まって断ると顔つきも言葉もきつくなります。

周りの人にとっては「イヤなら最初からそう言ってよ!」 「引き受けるから頼んでるんじゃないの」、くらいの感じかもしれなかったですね。

誰かに頼る

誰かに頼ってしまうという手があります。

上手くはっきり断ることができたならそれにこしたことはないですが、もしどうしても断れなかったとしても、自分が誰かに頼ることができたなら苦しみは半減します。

オフィスの仕事なら、頼まれたら友人に「こんなこと頼まれた、お願い手伝って」という勇気は、断る勇気よりは少ない勇気で済みそうです。

フリーランスで仕事をしている人や家事などなら、「頼る」をシステム化してしまうのです。

家事に仕事に追われていたとき、こんなことをしていたのでは毎日が楽しくないと思い、お弁当づくりを週5日から3日に減らしました。

なんだそんなこと!?と笑われそうですが、そんなことでも最初は抵抗があったのです。

なんでも完璧にしたいという思いと、節約をしなければいけないという強迫観念からでした。

週2日は職場に出入りしているお弁当屋さんに注文することにしました。

休息をとる

キャパオーバーになりそうだと感じたら休息をとることが必要ですね。

私はすぐさまトイレにこもります。

トイレの中だけは誰も入ってくることがない安全地帯です。

何も10分も20分もこもっているわけではありません。

長くてもせいぜい5分くらいですね。

肩甲骨を回したり深呼吸をしたり、心身をリラックスさせます。

これはあくまで応急処置です。

食べ過ぎでお腹がいたくなったときに胃腸の薬を飲むようなもので、根本は食べ過ぎないことと、もし食べ過ぎたなら胃腸を休めさせるということをしなければいけないように、大切なのは睡眠時間の確保と身体をあまりに酷使しないということではないでしょうか。

家に仕事を持ち帰っていた頃、最初はめいっぱいがんばっていましたが、
ここでもルール作りが役にたちました。

どんなに余力があろうともある状態になった時点でそれ以上は頑張らないと決めました。

はっきりした目印があるほうがよいのですが、休息に関してのルールは、もうちょっと出来る、あと少しはできるという状態のときに止めるというものです。

いつも満腹になるまで食べている人が腹八分目でお箸を置くというのはとても難しいものだというのと同じで、もうちょっとやりたい、やれるというときに仕事を止めるということは辛くはないにしても、難しいものでした。

キャパオーバー状態を自分に受け入れるということが癖のようなものなら逆の癖づけをやってやろうと思ったのです。

休息をとると信じられないくらいにリフレッシュして、自分のキャパが広がったように感じます。

一旦問題から離れる

つぎからつぎへと問題が押し寄せて来て自分では解決できない量になった場合でも、仕事にゆきづまりどう処理して良いのか、何から手をつけたらいいのかわからないときは、一旦問題から離れるということをしてみます。

どんなに気になっても、とにかく離れます。

食べたいものを食べたり、ビデをを観たり、そしてなんといっても睡眠ですね。

職場にいるときであれば、お茶を飲んだり、頭の片隅にも問題の居場所をつくらない気持ちになってみるとよいようです。