CoCoSiA(ココシア)

ショックなことがあったときの5個の...(続き4)

癌などの病気になった時、一番怖いのは精神的ダメージであることも…。

父のショックは大きかったですし、もちろん家族にとってもそれは同じ。

でも何より、父がダメージを強く感じていることで、どんどん病気に侵されていくような気がして、それが何よりも怖いことだと感じていました。

癌とは言っても、その段階や何の癌なのかによって、治療も全く違ってくるんですよね。

病状によっては、治療によって寛解に持ち込むことが出来る場合もあるんです。

医療は日々進歩しているのですから。

昔は希望の持てなかった病気でも、今は違うってことも多いんですよね。

だけど、“癌”と聞いてしまうと途端に不安が襲うものです。

その不安が、心をも侵食してしまうんですよね。

それが、病気に立ち向かう力をも奪ってしまうことがあり、生きる力を弱らせてしまったりもするのだと思います。

筆者の父の場合は、幸いにも寛解に持ち込めたのですが、その間の治療によって髪が抜けること、点滴するたびに腕がアザだらけになっていくこと、免疫力が低下して帯状疱疹になったり、肺炎にかかったり…最初は頑張ろうって思っても、そういった数々の出来事が、どんどん精神的ダメージを強くしていくんですよね。

病気って、立ち向かおうとしては心を挫かれる…。

とても辛すぎる試練ではありますが、やっぱり負けたら終わりなんだろうなと思います。

それが治らない病気だとしても、その事実をどう受け止めるかで、病気を抱えながらどう生きるかという選択肢が生まれてくるはずです。

2. 大切な人を亡くしたショック

大切な人を亡くしたショックというのも、精神的ダメージを受ける原因のひとつになりますよね。

家族や友人、恋人など…自分にとってかけがえのない存在の人を亡くしてしまったら、そのショックは計り知れないものだと思います。

そして、大切な人が自分にとってどれだけ大きな存在だったのかっていうのも、亡くして初めて実感するものだったりしますよね。

まして、不慮の事故などによって突然に大切な人を亡くしてしまったりしたら…筆者にも受けとめられるかどうかは分かりません。

筆者がアラフォーにして独身を貫いている理由の一つに実は、大切な人を亡くすことの怖さがあるんです。

たぶんですけど筆者の場合、自分の病気や死は、受け止められる気がしているんですよね。

人はいつか死ぬんだってことを常に感じているし、与えられた命を全うすることが勤めだと思っているからです。

それによって今、自分がやりたいことをやることや、後悔しない毎日を送ることが出来ているわけです。

ただ、大切な誰かの死については、受け止める自信が全くありません。

これはきっと、誰だってそうですよね。

時間が経てば少しずつ受けとめられていくものではあっても、ダメージから立ち直るのには一番時間がかかることなのではないでしょうか。