相手が悲しいんだと言えば、あなたは「そうなんだ」と言って、あなたは悲しいという感情は持っていないけど、言葉だけそうなんだと言う具合のことです。
共感と同調の違いは相手と同じ感情を自分の中に持っているか持っていないかです。
同調では相手とも上辺だけの人間関係しか出来ません。
感情がこもっていない同調は相手も感じ取ることは出来るのです。
4. 大切なのは細かい観察力
コミュニケーションと共感力で大切なのは観察力です。
観察力とは、相手の状態や変化を客観的に良く見れる事です。
例えば相手の髪型が変わっていることに気づけたらそれも観察力からくるものなのです。
日ごろから相手の髪型を気にしていないと変わったことにも気づくことは出来ません。
観察力とは日頃の積み重ねからくるものです。
髪型に気づいたら、そこからも相手とのコミュニケーションを取ることが出来ます。
相手も日頃から自分のことを気にしてくれているんだと嬉しい気持ちになります。
そして、そこから信頼関係が築かれていくのです。
観察力はコミュニケーションの基本だと思ってください。
観察力が身につけば、共感力もぐんと上がるはずです。
共感する時の注意点
共感する時に注意点がいくつかあります。
初対面の人にいきなり共感しても不信感を抱かれたりしますから共感すれば良いというものではありません。
確かに共感は多くのメリットがあり、コミュニケーションを取るうえでは重要なことなのですが、まずは相手のことをある程度知る必要があります。
相手自身のことを理解しなければ共感することは出来ないのです。
共感とは相手の感情や気持ちに寄り添うことでしたよね?
感情や気持ちは人により起こるポイントが違ったりします。
ですからまずは相手のことを知らなければ共感しても的外れな共感をしてしまい、取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。
ですから、共感する時に注意することをしっかりとおさえておきましょう。
1. あまり気安く共感を表現しない
あまり気安く共感を表現してはいけません。
気安くとは、軽々しくとか遠慮せずにという意味です。
ですから、相手に考えの浅い共感を表現してはいけないということですね。
共感を表現するのは大事な時にだけ、相手が言ってほしい時だけでかまわないのです。
相手の気持ちをずっと考えながら話を聞いていると、たまに考えの浅い共感をしてしまうかもしれません。
考えの浅い共感は相手の反感を買ってしまうかもしれません。
相手に共感を表現する時はこの感情を相手も持っているはずと確信してから表現するようにしましょう。
気安く共感するのは信頼関係にも影響してくるので注意です。
2. まだ会って間もない人に共感してはいけない
特に初対面の人などにはまだ共感してはいけません。
感情を共感するのには相手自身のことをある程度理解しておく必要があります。