雑魚という言葉を知っていますか?
雑な魚と書いて「ざこ」と呼びます。
きちんとした意味は知らないという人も、あまり良い意味の言葉でないことはわかるのではないでしょうか。
雑魚とは人に使われることもありますが、実際に存在している魚でもあるのです。
これらにはどのような関係があるのでしょうか。
今回は雑魚という言葉についてを徹底解析していきます。
気になった人はぜひ最後までチェックしてみてください。
雑魚の意味とは?
まずは雑魚という言葉の本来の意味から知りましょう。
雑魚という言葉を聞くのは、なんだかアニメの中やゲームの中の方が多い気がしますよね。
そもそも雑魚という種類の魚をスーパーで見たこともないですし、雑魚料理なんて魚料理もありません。
じゃあ雑魚って何なの?どんな魚のことを言うの?本当にそんな魚存在するの?
そんなところから雑魚を調べていきたいと思います。
色々な種類の混じった小魚
雑魚とは魚の種類ではないのです。
釣りをしたことのある人や漁師さんなら使ったことがあるでしょう。
網を引き上げた時に、色々な種類の小魚が混じっている時に「雑魚だ・・」なんて網を見てつぶやくのです。
価値の薄い魚たちが数種類網の中で泳いでいると、〇〇魚とそれぞれに言うのではなく、まとめて雑魚となるわけです。
この場合、釣り人や漁師さんは決して笑顔で言うことではないでしょう。
雑魚が釣れてしまった・・とガッカリした表情になることでしょう。
大物に比べ価値のない小物魚
「マグロが釣れたぞー!」
「タイが釣れたぞー!」
大物を釣り上げると、その価値に喜ぶ人は多いでしょう。
価値のある魚は、それぞれにマグロやタイといった名称がありますね。
しかし価値のない小さな魚が釣れても、その名称を呼ばれることは少ないでしょう。
小物魚はまとめて「雑魚」です。
「雑魚しか釣れなかった」とどんな魚であっても、小物魚たちのことを総称して雑魚と名付けているのです。
雑魚を釣っても価値がないので、そのまま海にリバースしてしまう人もいるでしょう。
雑魚の由来とは?
雑魚って不思議な言葉ですよね。
そもそも「魚」という漢字を「こ」という読み方をすることが珍しいです。
「ざつぎょ」ではなく「ざこ」という読み方をするのは、読みにくいです。
では雑魚とはどのようにしてできた言葉なのでしょうか。
そこにはどんな由来があるのでしょうか。
雑魚という言葉の由来について紐解いていきましょう。
元々は雑喉
実は雑魚という言葉は後から当てはめられてできた言葉です。
元々は雑喉と書いてざっこうと読む言葉が存在していました。
あまり聞き慣れないかもしれませんが、小魚を市場としているところを雑喉場(ざこば)というのもこのことです。
音変化した
雑喉という読み方が音変化して、雑魚となりました。
音変化をするにあたり「ざこ」の「こ」という漢字には、その意味から「魚」という文字が使われました。
つまりはこれは当て字ということですね。
魚という漢字に「こ」という読み方はありません。
しかし雑喉からの当て字であるならば納得できます。
雑=色々混じっていること
雑喉の雑という字は、色々なものが混じっていることを表しています。