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自己愛が強すぎる人の4個の特徴と注意点(続き4)

ただ単純に「あの人は自己愛が強いナルシストだよね」と言われる程度の自己愛が強い人であるなら少し面倒なタイプで済まされるかもしれません。

ですが、同じように自己愛が強い人でも、「自己愛性パーソナリティ障害」の病気として判断される人もいるのです。

自己愛性パーソナリティ障害は病的な状態をいいます。

この自己愛性パーソナリティ障害と言われる人達は、著名人に特に多く、自分の世界を持ち自分の世界で生き抜いている人が多いようです。

病的な自己愛になると周囲の人も単純なナルシストと言ってはいられません、周囲の人を巻き込み自分の世界へ連れ込んでしまいます。

自己愛性パーソナリティ障害

自己愛性パーソナリティ障害と言えば芸術家や指揮者や文学者に多い。

たとえばヘルベルト・フォン・カラヤンや三島由紀夫に太宰治あたりは有名です。

とても感受性が高く繊細な人間といえるでしょう。

だからこそ歴史に名を残すような人物になれるのかもしれません。

周囲から見たら普段は単純なナルシストな部分が目立ちますが、ナルシストな部分も時として狂気的に変わることがあります。

感受性が高い自己愛性パーソナリティ障害は自分自身をもっともっとレベルアップする難題を自分自身に問います。

そのレベルに引き上げるために他人を犠牲にしても良いと思っている、異常と周囲が感じていても自分自身が満足するれば良いのです。

この3人に対して言えるイメージは度を越したナルシストかも知れませんね。

自分の世界を持つことで自分自身は生きていられる。

ですが自分の世界が壊れたときに自分自身がダメになることが、自己愛性パーソナリティ障害の怖いところかもしれません。

自己愛性パーソナリティ障害の特徴

自己愛性パーソナリティ障害の特徴としては、実は女性よりも男性の方が多いと言われています。

男性は女性よりも社会にでて大黒柱となる傾向から自然とプライドも高くなって行くのかもしれませんね?

今でこそ男女平等が当たり前になりつつある時代ですが、それでも仕事によっては男性社会と言えるような場所も多数存在します。

自己愛性パーソナリティ障害の人の特徴とは、どんなタイプを言うのでしょうか?

自己愛性パーソナリティ障害になる原因

自己愛性パーソナリティ障害になる原因は、基本的には幼少期に親から受けた歪んだ愛情と言われます。

例えば、過剰に可愛がられて1度も怒られたことがないワガママ放題の人生、欲しいものは何でも買ってもらえた特別な子供時代。

芸能人のお子さんに多いですが、幼少期からブランド物を買い与えたり、高級料理やお菓子を口にして生きているとそれらの世界が当たり前になる。

その一方で逆パターンも考えられるのが自己愛性パーソナリティ障害です。

幼少期に親からの愛情を感じることなく虐待をされて育ったり、子供1人で孤独に食事をしていた幼少期。

これらも幼少期に親から受けた偏った養育環境といえるでしょう。

正直、自己愛性パーソナリティ障害の原因はハッキリとは言えません。

普通に愛情深く育てられてきたけれど小中時代に感じたイジメや衝撃が、トラウマとなり自己愛性パーソナリティ障害になることがあるのです。

障害の治療法、対処方法とは

自己愛性パーソナリティ障害の治療法や対処方法は非常に難しいです。

外傷的な病気とは異なり治療薬を塗って1週間で確実に治るわけではない、心の病です。

自己愛性パーソナリティ障害の治療法は幼いときに治すことが大事です。

愛情不足であれば思いっきり抱きしめて愛していると伝えてあげること、とにかく歪んだ愛情を正すことが大切なのです。

大人になってから自己愛性パーソナリティ障害の治療するとなると、「精神療法」「“薬物療法」の2種類があります。

治療をすることにより他者へ共感する気持ちや協調性を育て、等身大の自分を受け入れることを教えます。

もちろん、この治療は専門医の診断により決まります。

治療途中でも一時的な落ち込みや不安を感じることもあり、安定剤や抗うつ薬などの薬物療法が必要となるときもあります。

いずれにしても自己愛性パーソナリティ障害だとすれば早いうちに対処しておくことが大事になりますね。