よって、これ以外にもえんがちょの呼び方がありそうですね。
大阪
大阪のえんがちょの飛び方は「でん ぎっちょ!」「べべんじょ、かんじょ、カギ閉めた」「ぎっちょ べべんじょ鍵かった」です。
私の現住所である大阪。
子供の頃から大阪育ちですが、さてこのように言っていたか、定かではありません。
今回、ここだ出てきた「べべんじょ」は「便所」つまり「トイレ」という意味合いだと思われます。
便器に触れた汚い手を俺に移さないでくれ!という意味にとれば、わりかしすんなり納得できそうです。
ただ、大阪にも上品なエリアもあればそうでないエリアもあります。
もっと言葉の使い方の荒っぽい河内方面だったとしたら、このように言っていたかどうか。
私的には「バリア」と言っていたような気がしますが…。
いずれにしても子供の頃の話し。
今となっては探り出す手がかりもありません。
青森
青森のえんがちょの呼び方は「ピースバリア」です。
これはまた何とも西洋的な言い方ですね。
バリアの前にピース(平和)を持ってくるとは…。
なかなか青森県の子供たちは平和主義者が多いのでしょうか?
それにしても「ピースバリア」。
ワンピースの技の一部のような呼び方。
青森は本州最北端の場所。
寒さが尋常ではエリアのはず。
その地域において「ピース」なのですから、お国柄がしのばれますね。
北海道
北海道のえんがちょの呼び方は「びっき」です。
「びっき」?さてどういう意味なのでしょう?本当に由来が分かりません。
あと、北海道は広いエリアです。
北部と南部。
東部や西部では呼び方は大きく違うかも分かりませんね。
東西に広い日本においても北海道の広大さは群を抜いています。
えんがちょもそれぞれの地域で様々な呼び方があって当然そうですね。
札幌では「びっき」と呼ばれているかも分かりませんが旭川や根室などに行けば呼び方はまた全く違ってきているかも分かりませんね。
海外でのえんがちょの意味
それではここで海外でのえんがちょ事情を見ていきましょう。
まさか海外においても、「えんがちょ」という呼び方があるとは思いませんが、不浄なものや汚いもの又は穢れを近づけたくないという発想は洋の東西を問わずあるようです。
ただ、海外においては相手の事を忌み嫌うような風潮はなく、相手の事を心配する、という発想から行われている向きが多いようですね。
幸運
親指と人差し指を絡めるポーズ(クロスド・フィンガーズ)や親指の先を握り拳の人差し指と中指の間から見せるポーズ(フィグ・サイン)などは広く欧米などの英語圏において知れ渡ってきているもののようですね。
ただ、これらのサインが日本と決定的に違うのは、海外の人たちは相手に対して「グッドラック」、つまり幸運を祈る、と前向きに考えているところです。
このあたりの思想の違いは仏教とキリスト教文化の違いによるところが大きいかもわかりませんね。
汝の隣人を愛せよ、という教えのキリスト教に対して無心に般若心経を唱えれば自らは極楽浄土に旅立てるという発想の仏教とでは、確かに国民性の違いが大きく出てきそうです。