皆さんは、今両親と一緒に生活していますか?

それとも、一人暮らしやルームシェア、さらには恋人と同棲していますか?

家族を持っている人たちは、自分の家庭を家族の一人一人と強力しながら守っているとおもいますが、独身者にとって、誰とどのように暮らしていくかということはけっこう自由な選択ですね。

しかし、自分の将来を考えて、両親と離れて一人暮らしをするほうが良いと考える人がいる一方で、最近ではパラサイト族と言われる人たちも増えてきました。

では、パラサイト族ってどんな人たちを言っているのでしょうか?

そして、パラサイトする人たちの特徴とは!?

パラサイトすることのメリット、そしてデメリットについて情報を集めてみました!

パラサイトって知ってますか?

皆さんは、学校を卒業して社会人になったらどんな生活をしようと考えていますか?

今社会人の皆さんは、どんな生活をしていますか?

もしかしたら、学生の時からもう親元を離れて一人暮らしを始め、社会人なっても一人で生活している人もいるでしょう。

さらに、もう結婚して子供を持ち自分の家庭を持っている人もいるでしょう。

しかし、最近の日本の結婚率はどんどんと低下しています。

結婚という考え方も昔と変わってきたといわれていますね。

結婚したくてもできない人もいるし、結婚することのメリットがわからないということで、生涯独身でもいいと思っている人も多くなりました。

それで、最近の日本では50歳まで一度も結婚をしたことのない人の割合を示す、生涯未婚率が男性で23%、女性では14%となっていて、その割合は急上昇しているそうです。

つまり、男性では4人に1人、女性では7人に1人の割合で生涯未婚なのです。

多くの人の中に結婚という意識が薄れていて、結婚離れが見られることは事実なんですね。

独身でいるのか、結婚するのか、それは人ぞれぞれの考え方、そして境遇によって各自が決定できる分野ですが、独身でいる人の中に最近は「パラサイト族」と呼ばれる人たちも増えているそうです。

皆さんも「パラサイト」って言葉、最近よく聞くようになったと思いませんか?

「パラサイトする」なんて言い方もよくしますけど、パラサイトっていったいどうゆう意味なんでしょうか?

パラサイトする生き方は、現代人にとってどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか??

そもそもパラサイトってどういう意味?

「パラサイト」。

きっと、一度は耳にしたことのある言葉だと思います。

でも、その意味を知っていますか?

「パラサイト?あのアメリカのホラー映画??」って思った方もいるかもしれませんが、違います。

映画ではありません。

独身者の生き方について示唆している言葉です。

では、その意味をまずはチェックしてみましょう。

意味

「パラサイト」とは、「パラサイト・シングル(Parasite single)」という言葉のことです。

これは定義すると、「学校を卒業してからも、なお親と同居し、基礎的な生活条件を親に依存している未婚者のこと」です。

もともと、この言葉は、当時の東京学芸大学助教授であった、山田氏によって提唱された造語です。

この「パラサイト」というのは、「寄生」を意味していて、さらに「シングル」は「独身者」を意味しています。

つまり、学業を終えた後も、結婚せずに誰かに寄生する形で生活する人たちのことを指しているわけです。

昔は、女性で仕事をせずに独身のまま両親と一緒に住んでいる女性は”家事手伝い”と呼ばれていて、特に問題視されていたわけではなかったようです。

しかし、仕事をしていないので納税をしていなかったり、さらに少子化が進んでしまうなどの面からこのような人たちは政治的にも経済的にも問題視されるようになりました。

そのような社会的な背景のもと「パラサイト・シングル」という言葉は生まれたようです。

高度経済成長期には農村部から都市部へと人口は移動していたので、親から離れて都市での仕事をするために生活する人は多かったものの、最近ではそのようなことが必要なくなったり、マイホームブームで親子の同居が十分可能な持ち家を所有している家族が多くなったため、子供たちが一人暮らしをする必要がなくなったことなどが関係して、パラサイト・シングルが多くなったともいわれているようです。

山田氏によると、パラサイト・シングルはサラリーマン社会特有の現象で、日本と同じようなことが韓国やスペイン、イタリアなどで多くみられるそうです。

さらに、サラリーマン家庭でなくとも農村部でも親と同居している独身者が増えているそうです。

収入に対して生活費が高いという社会の中では多くこのパラサイト・シングルの傾向が強くなると言われています。

親と離れて暮らす必要性がないとか、生活費が高くて一人暮らしができないという人は多いですよね。

なのでこれは、今の現代社会特有の現象ということになりますね。

使い方

「パラサイト・シングル」ですが、単に「パラサイト」とも言われています。

そして、動詞として「パラサイトする」なんて使われることもあります。

「パラサイト」が「寄生」ということで、そのような人をかなり軽蔑的に呼んでいるように聞こえますけど、ただ「寄生」とはいっても、寄生虫のように宿主を害するようなものからの由来ではないようです。

コケが木に寄生しているように、お互いに共生しているということです。

しかしながら、多くの場合「親のすねかじり」とか、独立せずに誰かに依存して生きているといった、親の年金をあてにして生活しているような人を軽蔑的に呼ぶ言葉として使っている人も多いようです。

それで、居候している人とか、厄介者という意味で使われることも多く、「パラサイトしている」という言葉は、経済的に余裕のある親と同居している未婚の子どものことを指して使われています。

類義語

「パラサイト」と同じようなことを指す言葉として「ニート」とか「親かがり」とか「被扶養者」といった言葉があります。

「引きこもり」もその中の一人となっているようです。

自立できずに親に養ってもらっている人のことを指しているので、そのような類義語が出てきます。

しかし、パラサイトのすべてが仕事をしてないということでは決してありません。

多くの場合、仕事をしていますが親と同居しています。

さらに、他の人の家(それが親であろうと知り合いであろうと)に同居して、食事を食べさせてもらったり生活の世話をしてもらっている人のことを「居候」とか「食客」ということもありますね。

つまりただ飯をもらっている人と、パラサイトが同類と思われていることがあります。

だれかに依存して栄養をもらって生きる、生き方としての同類語として挙げられているわけですね。

パラサイトのメリット

最近、多くなっているパラサイト。

独身者の中にはこのパラサイトすることを選んでいる人も多いのですが、パラサイトにはどんなメリットがあるのでしょうか??

親とずっと一緒にいられる

パラサイトはつまり、親から独立して生活していません。

それで、ずっと親と一緒にいられるんです。

親子関係に変化が出てきた現代では、親も子も、お互いにずっと一緒にいられることを望みます。

家から出て親から離れることを怖がったり、さみしいので、それをしたくないと思っている若者が多くなりました。

昔は、さみしいとは言っても最低でも学業が終わったら家を出て自分の生活をする、とか遠い地に仕事に行くということは普通でしたが、今では実家にいながら仕事をすることもできるし、もし親から遠く離れてしまうのなら就職せずに、地元で非正規雇用として働けばいいや、と考える人も増えています。

愛する親、世話してくれる親と一緒にいられるのは、確かに楽ですよね。

一番めんどくさくないし、都合がいいかもしれません。

もちろん、親とずっと一緒にいることを選んだ人の中には、自分の都合ではなく、親の必要のためにそうしている人もたくさんいます。

どちらにせよ、パラサイトには親と遠く離れずに、一緒に暮らせるというメリットがあります。

家賃・光熱費は親と割り勘

パラサイトすれば、家賃もいりませんよね。

家賃がいらないってかなり大きいと思いませんか!?

パラサイトしていても、家賃を払っている人たちもいますけど、一人暮らしをするよりはとても安くすむことでしょう。

一人暮らしをスタートすると、毎月の家賃がどれだけ大きな出費になることか・・・。

そして、さらに光熱費だって親と割り勘にすれば、かなり生活費が浮きます。

それで、生活費が浮くというメリットがとても大きいと思います。

その浮いたお金は自分の好きなように使えるわけです。

もちろん、好きなように使えるお金なんて多くないという現状の人もいると思います。

さらに、親の借金とか親のローンの支払いのために親と同居して、自分の収入のほとんどをそのために親に渡している、という人たちはパラサイトとは言いません。

そのような人たちは、別に親に寄生しているわけではなく、むしろ親をサポートして支援している立場です。

しかし、一人暮らしができる状態でも親と同居することによって、経済的な負担を軽くしている人たちも多いです。

それには、若年層の低賃金化という社会問題も関係しているでしょう。

そして、こどもが一人暮らしをしてギリギリの生活をするよりは、経済的にも余裕のある親元にいて、家賃だって光熱費だって安くすむほうが効率的だと考える、親も多いようです。

食事も親が用意する

パラサイトのいいところは、食事も親が出してくれるところです。

仕事から帰ってきて、自分で料理をしたり、何もないなら外に行って何か食べるということをしなくてもいいのです!

帰れば親が作ってくれた食べなれたおいしい料理が出てくる・・・最高ですよね!
多くの場合、お母さんがいれば食事の準備、家の中の管理だって、全部やってくれるでしょう。

それに、めんどくさい近所づきあいとか、家の管理などもずっと今まで親がやってきたのがそのままなので、自分でする必要もないでしょう。

なので、自分は仕事をして、帰ってきてご飯があって、お風呂がわいていて、あとは好きに自由な時間を楽しめる、というかなり楽ちんな生活ができます。

やっぱり、親が食事の準備をしてくれて待っていてくれているってかなり大きいメリットですよね~。

自由に使えるお金が多い

生活費が浮くので、自分のために使えるお金が多くなります。

それに家の管理だって、自分ひとりでする必要もないし、ほとんどは親が今まで通りそのままやってくれるので、時間だってたくさんあります。

それで、独身だし親元で親の世話になりながら生活している人たちは、自分の好きなことに時間とお金を使える自由度が高いのです。

給料のほとんどが家賃や生活費に消えてしまって、毎月自分のお小遣いが限られている、自立している人に比べて、給料のほとんどを自分のために使えるなんて、かなり優雅ですよね!

しかし、そんな優雅な生活が普通になると、結婚するとか家を出るということがさらにめんどくさかったり、メリットがないと考えてしまうことに繋がるようです。

生活環境は安定

パラサイトの人の場合、もし自分が職を失ったとしても、結局家はあるし、親のお金があるからある程度生活ができちゃう、なんてことがあります。

一人暮らしをしていて、家賃や光熱費が払えず家を追い出されそうになる、ということはないでしょう。

別に、数か月給料がなくたって親がいれば生活できるから、焦りだってありません。

ということで、生活環境がかなり安定しています。

自分にかかっているわけではないからです。

そうすると、気持ちの面ではいい意味で余裕があります。

悪い意味では責任感がない、となってしまいますけど、今不安定な職についているという人にとってはかなり助かる環境と言えるでしょう。

パラサイトのデメリット

パラサイトのメリットについて見てきましたが、パラサイトするのは一見かなり効率がいいし、魅力的で、生活にストレスを抱えることが少なくなりそうですよね!
しかし、これにはデメリットもあるんです。

では、どんなデメリットがあるのか見てみましょう。

自分で生活ができない

親に依存している生活をしていると、いざ一人で生活することになった時に、何もできないということが起こります。

経済的にも別に負担を感じることなく、親の安定している収入に頼って生活してきたのであれば、いざ自分ひとりになった時に、家賃や光熱費などの基本的な生きるために必要なお金が思っていたよりも大きくてびっくりすることもあるでしょう。

そして、自活するということに伴う、様々な法的な手続きやご近所さんとの付き合い、そして生活を管理するということを学ぶ機会がなかったので、どうしたらいいのかわからず、結局だれか他人に頼って、寄生して生きることしかできなくなってしまうこともあります。

それで、実家にいるということは親と一緒にいられるし、生活費もかからずに自分の好きなように使えるお金が多いし、その時は優雅な生活が送れているかもしれませんが、気づいたらもういい年なのに一人で生活もできない、自立もできない社会的にみて、厄介な人となってしまう危険もあるのです。

家事の経験が少ない

実家にいて、親がいると家事をする必要がほとんどありませんよね。

家事をしているとはいっても、自分の好きな時に好きなものだけ料理しているとか、できるときだけ掃除をしていて、あとは全部親がやってくれている、ということもあります。

パラサイトしている人たちの多くは、全く家事なんてやったこともない、という人も少なくありません。

そうなると、いざ結婚して家庭を持った時に、どうするのでしょうか?
家事の経験が少ないと、結婚相手に迷惑をかけたり、実際に何もできない嫁になってしまったりもします。

それで、食事もまともに作ったことのない人が、最初は頑張るけどどんどんとめんどくさくなって、毎日スーパーやコンビニで買ってきたものを食卓に出したり、掃除もまともにできなくて、いつも掃除屋さんに頼まないと家の中の管理ができない、といったことにもなりかねません。

今まで全然やったことのないことって、すぐに上手にできたり、効率よくできることはありませんから、苦労するのは本人なんですよね。

パラサイトは、その時はすごく楽なんだけど、いざ自立することを求められたときや、家庭を持ちたちと思ったときに、苦労することが多いかもしれませんね。

あと、家事の大変さを知らないので、やってくれる人への感謝の気持ちもない場合も多いです。

異性からのウケはよくない

ずっと親元で暮らし、いい年になっても親に生活を頼っている人は、やっぱり異性からあまり好まれません。

自立できていない人は、それだけで魅力が半減してしまうのです。

だって、自立していないでずっと親に頼って生活している人は、本当に大人になり切れていないという印象を持たれてしまいます。

社会を知らないというか、世間知らずになっていることが多いです。

親の手を借りずに、自分の力でやってみて初めてその苦労や、生きることの大変さや責任感などを持つことができるのではないでしょうか?

それで、いくら見た目が可愛かったり、素敵でも、親としか生活したことのない人で、いつまでも親に甘えて頼って生活している人は、頼りないし、結婚対象から外されることが多くなってしまいます。

あと、両親と仲が良すぎるということで、付き合っても自分よりも家族を優先しそうというイメージもあるようです。

そして、親からもすごく口を出されそうで、めんどくさいというイメージもあります。

男性から見たパラサイトの女性って、甘やかされているなと思ったり、きっとわがままなんだろうなと感じると、いっきにその子が恋愛対象から外れてしまうことも多いようです。

結婚の意識が薄れる

自分の給料とか時間を好きなように使って、あとは親任せにできるパラサイト。

そのような生活をしていると、その優雅な毎日に慣れてしまって、結婚したいという気持ちを無くしてしまうことも多いようです。

結婚しなくてもある程度安定した生活はできるし、むしろ結婚すると自分の自由に使えるお金も時間も少なくなってしまいます。

自由に自分の好きなようにしていいよ、って言ってくれるくらいの人となら結婚してもいいけど、そうじゃない今より苦労するような結婚に気が進まなくなるのです。

でも実際問題、親のように安定した収入があって、自分の親のように自分を甘やかしてくれるような相手なんていませんよね!?

となると、結婚することができなくなってしまう、ということで少子化がもっと進んでしまいそうです。

一人で暮らしていて自分には生きるパートナーが必要だ!と感じている人のほうが、結婚の苦労とかデメリットがあっても、結婚することによるメリットを大切にすることができるし、相手がしてくれる何かに対しても感謝の気持ちを持てるので、結婚しやすいといえるでしょう。

ケチ・せこいと思われる

一人暮らしもできそうなのに、ずっと親元にいて親に頼って生活していると、ケチでせこい人と思われることもあります。

そして、付き合ったら今度は自分が金銭的にも依存されそうというイメージを持たれます。

実家暮らしと聞いた瞬間に、「人に頼って生活するのが当たり前だと思っているかも!?」という不安が頭をよぎり、お金に対しても自分の好きなことにしか使わず、お金は出してもらうのが当たり前、という考えを持っているのではないか?と思われてしまいます。

それで、お金にシビアで、ケチでめんどくさそうと思われると、友達としても、恋人としてもあまり付き合いたくない人と思われてしまうこともあるようです。

だから、実家暮らしだけどお金の管理とかお金の使い方にはしっかりとした考え方を持っているということをアピールしないと、誤解されやすくなります。

老後の生活環境に耐えられない

今まで親が生きているときは、親と一緒に生活できて心も満足していたかもしれませんが、自分が年を取るよりも先に、必ず親が年を取ります。

そうなると、今まで自分を支えてくれていて親を、今度は自分が支えなくてはいけません。

しかし、パラサイトしていて自分が誰かに依存することは知っていても、自分が誰かをサポートすることをしてこなかった人は、老後にどうしたらいいかわからなくなったり、親の世話を背負うことができなくなったりすることもあるかもしれません。

そして、老後は今まで依存していた親もいないし、自分で家庭を作ることをしなかったので、結局周りには自分をサポートしてくれる人がいなくなってしまって、さみしく孤独に老後を過ごすことにもなりかねません。

孤独死も考えられる

老後のことを考えると、パラサイトすることにはとても不安が残ります。

自分ではいくら望んでいなくても、人はみんな年を取ります。

その時、結婚していて子供がいる人は普通、自分の面倒を見てくれる人がいるし、自分をサポートしてくれる人がいることになります。

しかし、パラサイト・シングルだった人は結局親が死んだら、自分ひとりが残されてしまいます。

もしかしたら、自分の兄弟が自分の面倒を見てくれるかもしれませんが、そんなにうまくいくとは限りません。

老後になって頼れるのは子供だけという場合も少なくないのですが、その子供がいないしのなら最後は一人ですべて片付けなくてはいけないのです。

それで、孤独死も考えられます。

今はよくても、将来的に自分が年を取った時にどうするか、ということも考えて今の生き方を決めるのは大事なのことなのかもしれませんね。

パラサイトが増える理由

パラサイトには、メリットもデメリットもあります。

親と一緒に暮らせることは、その時にしかできない幸せなことでもありますが、自分にとってデメリットもあることを覚えておきたいものです。

日本では1980年代後半からパラサイトが急増しているといわれています。

1980年では20~34歳で親と同居している未婚の人は817万人だったそうですが、その30年後には約200万人も増加しました。

そして25歳から34歳までの若者のなんと5人に2人はパラサイト・シングルである、という統計も出ています。

しかし、どうして最近このパラサイトという人たちが急激に増えているのでしょうか?
それは、今の世界のそして日本の社会に原因があるようです。

非正規雇用者が増えている

確かに、結婚すると自分の経済的な負担も増えるし、たくさんの苦労が付きまとうからそれならば親と一緒に暮らしているほうが気楽だということで、パラサイトを選ぶ人たちもいますけど、自分の現状ゆえにパラサイト・シングルを選ばざるを得なかったという人たちもいます。

その一つの理由に、非正規雇用者が増えている日本の現状があります。

非正規雇用者の場合、賃金は少なく、そして生活が安定していません。

それで、一人で自立することができずに、親と一緒に住むことによってなんとか生活している人たちもいるのです。

そのような人の中には、本当は結婚したいという願いを持っているにも関わらず、非正規雇用のために結婚することをあきらめている人も多いそうです。

そして、そのような人たちは親が年を取った時に、自分一人で親の老後の面倒を見なくてはいけないのですが、それができずに問題を抱えたり、介護離職をしなくてはいけなくなって実際の生活の支えは親の年金だけという苦しい状況に置かれることもあるそうです。

もちろん、親の年金だけで大人二人分の生活、それも要介護の親を抱えた状況を支えることはできず、借金をすることになる場合もあるそうで、これは大きな社会問題となっています。

少子化

そして、少子化の問題もパラサイト・シングルに関係していると考えられます。

昔は1家族に何人もの子供たちがいました。

それで、みんな学業が終われば家を出たり、家庭に入ったりして、それぞれ独立するのが当たり前でしたし、そうしなければいけない状況でした。

しかし、最近では子供たちの数は減少し、1家庭の中での子供の人数も減りました。

それで、無理に子どもたちは実家を出る必要もなく、親も1人や2人の子どもをずっと自分の家に住まわせて世話するくらいの余裕を持っていることも多いのです。

それで、家計の負担がそこまで大きくないので、子どもたちも親たちも”独立する”という意識が薄れているのかもしれません。

若年層の貧困化

非正規雇用者の増加にも伴い、最近では若年層の貧困化も問題になっています。

それで、働いても自分の生活を自分で維持できるだけの収入がなく、それで親元にいてパラサイトの生き方を選んでいる人もいます。

自立するためには、それなりの収入が必要です。

実際問題、総務省が2012年に行った調査では、25歳から34歳の男性就業者のうち、約7人に1人は年収が200万円未満だそうです。

その人たちは「ワーキング・プア」と呼ばれます。

このように働いてはいても、独立するほどの金銭的な余裕を持てない人たちが増えているということです。

親子関係の変化

昔と比べて、親子関係も変わってきたことも理由の一つとして挙げられます。

昔は、親は厳しくて、社会人になっても親元にダラダラと居候していることを許す親は少なかったかもしれません。

しかし、今では親も自分の友達のような感覚で接している家族は多いです。

親子が仲がいいというのは素晴らしいことですが、そのためにお互いの依存性が強くなってしまう、という問題も起きています。

普通、大人になったら親から独立するのが普通でしたが、先ほどもパラサイトのメリットに一つとして挙げられていたように「親とずっと一緒にいたい」という、親に過度に依存する意識があると、特別の理由がない限り、家を出て独立したいとは思わなくなるでしょう。

親が自立させてくれない

親子関係がよりフラットで、より緊密になったということで、親の側も子供に家にずっと残ってほしいと思うことも多いようです。

どこか自分の知らないところで何をしているのかを見れないくらいなら、親元にいてくれるほうがいいと考えて、大人になった子供のためにでも何でもしてあげる親も少なくありません。

つまり、親自身が子離れできていないということです。

子どもは大人になったら親を離れるものだ、という昔の人の意識が少し薄れてきているのかもしれませんね。

親が子どもの自立に関して、過度に心配したり不安に思って、過保護になるほど子どもを守ろうとしたり、手放したくないと思うと、子供は自立するチャンスを失います。

親離れができない

親が自立させてくれない、ということに加えて、子供も親から離れたくないと思っている人が多くなっています。

親から離れることをさみしく思うのは当然ですが、昔はそんなことは居候する理由にはならなかったはずです。

しかし、親も別に得に理由がなければずっと実家で暮らせばいいと思っていたり、子供が自立することを嫌がってそばに置いておこうとすることによって、子供もそのほうが楽だと判断して、結局いくつになっても、親に頼って甘えて過ごすことをやめられなくなるかもしれません。

パラサイトになる人は危険!?親から離れて自立しよう(まとめ)

パラサイト・シングルとなる理由は人それぞれです。

そうせざるを得なかった人もいますし、楽だからそのような生活を選んできた人もいるでしょう。

しかし、親に依存し続けることには、その時はよくても後々のデメリットや苦労というものが出てくるようです。

それで、実際に実家に暮らすという決定をするにしてもしないにしても、ぜひ一人ひとりが自立した生活を送れるようになりたいですね!