「腐れ縁」という言葉を何気なく、そして悪気なく使っている人も多いかもしれません。
しかし、「腐れ縁」という言葉は、実は将来自分が幸せになれるかどうかの大切な鍵を握っているのかもしれないのです。
腐れ縁とは本来どんな意味が含まれているのか?なぜ将来の幸せ度と関係があるのか、腐れ縁と呼べる人の10個の関係性の特徴についてご紹介します。
腐れ縁の人がいますか?
皆さんには腐れ縁と呼ぶパートナーや友人がいますか?
「いたらいいなと思う時があるけれどいない」とか「幼なじみと呼ぶ人はいます」なんて答えが多いかと思います。
普段何気なく耳にする「腐れ縁」という言葉は、そもそもどんな意味なのでしょうか?
1. 腐れ縁の定義
腐れ縁とは「離れよう、縁を切ろうとしても断ち切れない、好ましくない関係」のことをいいます。
え?良い関係ではなくて悪い関係なの?
そうなんです。
腐れ縁とはその名の通り腐った縁=好ましくない関係のことだったのです。
これまで腐れ縁とは、離れようとしても離れられないくらい結びつきの強い良い関係だと勘違いしていた方が多かったのではないでしょうか。
しかし腐れ縁の意味には、その関係を自嘲する=自らが自らを軽蔑するような意味合いを含んでいたのです。
この言葉は決して褒め言葉ではありません。
2. 昔は「鎖縁」とも書いた
一説によると昔は腐れ縁を「鎖縁」と書いていたことがあるのだそう。
その頃の鎖縁の意味はというと、どんなに遠くに離れていても、どんなに忙しく行動していても、まるでチェーンで繋がれた二人のように離れられない運命の相手がいるというものでした。
え?今と違って良い意味じゃないの!
そうなんです。
昔の鎖縁には今と違って良い意味が使われていたのです。
なぜ昔は良い意味で使われていた「腐れ縁」の意味が、今では悪い意味に変わってしまったのか・・・。
その答えは現代の男女関係・不安定な経済状況・格差社会などと大きく関係していました。
3. どうして離れられないの?
くっついたり離れたり、またくっついたり離れたり・・・。
周囲からすれば「いい加減にしたら?」と言いたくなるような関係を続けるカップルっていますよね。
本人たちも「今回は本当に別れようと思ったんだけど・・・」「どうしてかまた元に戻ってしまって」なんて言い訳を並べるありさまです。
こんな人達がまさに「腐れ縁」と呼ぶ人たちです。
彼らは彼ら自身が「よし!今回は本気で別れよう」と思ったのになぜ何度も元に戻ってしまったり、離れられなくなってしまうのでしょうか?
ここで一つクイズです。
あなたの友人にテンションが低いカップルがいたとします。
彼らはいつもラブラブな雰囲気でなければ滅多に感情を表に出したりしません。
誕生日もクリスマスもバレンタインもほとんどイベントごとについては何も行動を起こしません。
そんな二人についてあなたはつい「二人とも本当に好きな人同士なのかな?」そんなことを思ってしまうことがあります。
好き同士ならもっと感情を表に出して時に喧嘩することだってあるはずです。
【クイズ】こんな二人の関係は「腐れ縁」に含まれるのでしょうか?
答えは「NO」です。
例え常にテンションの低い恋愛だとしても、このような関係が運命の恋でないとは限りません。
将来は結婚に繋がる恋・いつも何かにドキドキしているジェットコースターのような恋だけがドラマチックではないのです。
ただ淡々としていて静かな二人であっても、腐れ縁とは違う「運命の恋」があるということを覚えておいて下さい。
自分たちが腐れ縁なのか、それとも運命の恋なのか?運命の恋を見極めるコツは、以下の3点です。
①離れてもなぜか会うチャンスが偶然にやって来る
②本人たちの意思に関係なく深い関わりを持つ必然がやって来る
③喧嘩がより二人の仲を深める良いきっかけに変わってしまう
ポイントは「本人たちの意思に関係なく」という点です。
会いたいと思ってなくても会ってしまう、何となくどこかに一緒に行ってしまう、とくに特別なことはないのにただ何となく楽しくて幸せな気分になってしまう。