彼女とはもう別れたということだったので、二人で渋谷のマークシティの前で待ち合わせしました。
待ち合わせに少し遅れて来た彼が登場した瞬間、私の心の中は「イケメンの彼氏を持つのってこんなに幸せな感じなの?」という感情でいっぱいになりました。
イケメンってただ待ち合わせするだけでもテンションがめちゃくちゃ上がるものなのです。
2件目のダーツバーで急に「付き合おっか?」軽く告白されてそのままok、恋愛に不慣れだった私は誘われるままにホテルへgoしてしまいます。
それから2週間彼からの連絡はありませんでした。
その間携帯を1時間に何十回も見るは、メールセンターに何度も問い合わせてしまいます。
「もうやめよう」そう思っても、私は既に彼に夢中で気がつくとメールを検索してしまうのです。
タイミングの悪い私は数日後に携帯をなくしてしまいます。
「もし今彼が連絡して来たらどうしよう」「2週間も連絡して来なかったんだから今日こそ連絡して来るかもしれない」振り返ると本当に馬鹿みたいに焦っていました。
その後私は「どうにかしなくちゃ」と昔のアドレス帳を探し出してきては彼との共通の友人のB君(仮名)に連絡を取ることにしたのです。
そこでとんでもない事件が起きました。
B君から思わぬ言葉を掛けられてしまうのです。
「なぁあいつお前のこと「うっぜえ(笑)」っていってるよ」私は思わず絶句しました。
彼は自分から私を誘って、しかも「付き合おっか」って言ったのに、2週間経ったら「うぜえ(笑)?!」って言ってたのです。
彼に会って確かめたところ「言うわけないよ(笑)どっちを信じるの?」と否定します。
普通だったら彼に夢中なのですから彼を信じる人が多いのかもしれませんが、私は友人のB君を信じたのです。
だってA君は2週間も連絡してくれなかったのですから。
彼女と別れたタイミングだって怪しいものですよね。
私もいつかあっさり切り捨てられるのかも、そう思いました。
会ってすぐ付き合おうと言う彼、そこに安定する二人の関係なんてあるわけないのです。
それから私は彼のことを「本命の相手」と考えることを諦めました。
でも容姿や一緒にいる時の性格がドストライクなので、友人として体の関係を含めて続けることにしたのです、というか、離れることはできませんでした。
結局5年も彼との腐れ縁は続きました。
途中「別れなきゃ」「彼は本命になれないんだから」「結婚しても一生不安なだけの相手」ということはなんとか自分に言い聞かせ、1ヵ月に一度のペースで会っていたのです。
不思議なことに5年後彼からプロポーズされました。
でも断ったのです。
最終的に私は「成田凌似の彼」という腐れ縁を断ち切りました。
「どうしてそうしたのか?」彼との関係には安定もなければ、私のペースに合わせてくれることも、私の全てをさらけ出せる環境も何もなかったのです。
ただ目の前にあったのは「いつだって自由な彼」という存在でした。
プロポーズを断ってからは彼は少し焦っていました。
でも私はもう後ろを振り向かなかったのです。
2年後、31歳で自分のことだけを大切にしてくれる、容姿は中の下くらいの人と結婚しました。
経済的にも精神的にもあの頃に比べてずっと安定しています。
世の中には例えイケメンであっても断ち切って良かった腐れ縁があるのです。
3. お金の貸し借りでやむにやまれずつながっている関係性
お金の管理が苦手、もしくはお金の管理とか言う前にそもそもお金自体が入ってこない(涙)という人たちには、なぜかそういう異性が寄って来てしまうものです。
昔から良く使われている「類は友を呼ぶ」ということわざは何年経っても変わっていないのです。
もし腐れ縁の相手から一度に何十万・何百万というお金を借りてしまった場合は、毎月借りたお金を返さなくてはいけないので、やむにやまれずつながっている関係になってしまいます。
逆に男性へお金を貸している女性の場合は、男性側からすると「別れるなら全額返さないといけないから無理だし、またいつお金が必要になるか分からないからこのまま付き合っている方がメリットあるかも」なんて思っていたり。