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好奇心を失わないための10個の方法(続き2)

この好奇心ですが、実は3種類のタイプにわけられることができます。

イアン・レズリーという方が書かれた本、「子供は四〇〇〇〇回質問する」という著書によりますと、「拡散的好奇心」「知的好奇心」「共感的好奇心」という3つの好奇心に分けられることができるというのです。

この3種類の好奇心、一体どんな違いがあるのか、どういうタイプなのか詳しくみていきましょう。

拡散的好奇心

いろいろな方面で発生する事柄に対して「知りたい!」という気持ちです。

一般的な「好奇心」とも言えるでしょう。

分野に関係なくとにかく「知りたい!」「やってみたい!」という欲求です。

ある新しい出来事にたいして、その内容を特に知らなくてもなんとなく知りたい、やってみたいということですね。

子供が生まれて初めて抱く好奇心もこのタイプです。

初めてのものに対して、興味を抱く・好奇心を抱く感覚ですので、途中で気持ちが萎えることもあります。

思っていたより面白くなかった、自分には合わなかったと判断した時点で好奇心にもストップがかかります。

拡散的好奇心は、子供のころの方が活発に抱く感情であり、大人になればなるほど無くなっていくタイプの好奇心と言えるでしょう。

知的好奇心

知的好奇心は、知識や理解を深めたいと言う欲求です。

興味のあることに関しての好奇心には変わりありませんが、ある程度そのことについて知っている、やり始めたばかりであるという場合が多いです。

真新しいことについての欲求とは少し違います。

例えば資格取得や、免許取得に関する欲求がこれに当たります。

既にどういうものなのかはわかっていて、それについて極めたい、人に教えるために自分も知識を蓄えたいというような際に発生する好奇心です。

これについては、比較的大人になってから、やりたいことが見つかった。

この年齢からだけど始めてみようと思ったなどの気持ちである場合が多く、大人になってから抱く好奇心とも言えますね。

共感的好奇心

この好奇心は、他人の考えや感情を知りたいと言う欲求です。

お友達になった方や、好きになった人をもっと知りたい、その人の考え方を知ってみたいという、人が人に抱く好奇心です。

他人の考えや感情を知ることで、もっと深くその人を知ることができますし、自分に共通するところがあればもっともっと仲良くなりたいと思えるでしょう。

もしくは、その逆も考えられます。

相手に対して苦手意識がある時や、相手に対して共感できないときに、「この人の思考回路は一体どうなっているんだろう?」というように、怖いもの見たさ感覚で知りたいと言う好奇心です。

相手のことを知り、その人の言動の原因を知ることで、もしかしたら今まで理解できなかったことが、なんとなくわかってみる目が変わるかもしれませんし、ますます理解に苦しむ、近づかないでおこうと防御したりすることができます。

好奇心格差

好奇心落差という言葉も、上記でご紹介した書籍の中で出てくる言葉です。

ようするに、好奇心の落差は、幼少期の環境に由来するという見解です。

幼少期に好奇心あふれた生活をしており、探究心おおせいな子供として育った場合と、「なぜなぜ期」を適当にあしらってしまう、子供が納得する答えを言わないなど、子供に好奇心があっても大人がそれを抑え込んでしまうような環境で子育てをした場合では、大人になってから仕事で収入を得るようになった際に、かなりの経済的落差を生む懸念があるという論理です。

「好奇心格差」は、深刻な経済格差に発展するという、著者イアン・レズリー氏の持論です。

高学歴と低学歴を分けるのは好奇心の有無⁉

子供の疑問に対して大人が真摯に答えると、子供は他のいろいろなことにもどんどん興味を示し、自分の知識にしようと吸収して行きます。

しかし、大人があいまいな回答、例えば「おおきくなればわかる」とか「忙しいからあとで」など、子供の質問に対して適切な回答を行わない場合は、子供もそのうち聞くことを諦めます。

結果、好奇心を早くに失ってしまうのです。

最初に少しお話しましたが、一番好奇心旺盛な時期に、大人がどのように子供に接するかによって、成長した際に自主的に学ぶ子になるのか、どれだけ勉強しろと言われてもやらない勉強嫌いの子供に成長するかが分かれます。

その結果、高学歴の人生を歩むのか、低学歴の人生を歩むのかが決まるというレズリー氏の見解です。

幼い子の好奇心はその後の人生を左右するターニングポイントでもあるようです。

子供の好奇心を是非伸ばしてやりましょう。

好奇心=文化資本

好奇心は、文化資本であるとも言えます。

文化資本とは、金銭によるもの以外の、学歴や文化的素養といった個人的資産を指す言葉です。

好奇心旺盛な幼少期を過ごすことで、高学歴の人生を歩むことができたり、さまざまな知識を学んでいくということは、お金で買うことができない個人の財産です。

知識を得るためにお金は必要ですが、その知識を買い取ることは不可能です。

学問に王道なしという言葉があるように、どんな人でも賢くなろうと思ったら地道な努力が必要なのです。

また、好奇心が無い人が、好奇心のある人からお金で好奇心を買うこともできませんよね。

文化資本は、お金よりも大切で貴重な目に見えない個人の財産であると言えるでしょう。

好奇心を失わないための10個の方法