人の手が加わっていない自然は、その存在が地上のバランスを保っているわけです。
それを人の手で開拓したり、手を加えたりすることは地球上のバランスを崩すことにもなり、結果的に災害となって人に降りかかって来ます。
日本の大自然で、手つかずの場所は国の指定場所になったり、世界遺産になったりもしていますが、その分観光客も増えるわけですし、残念ながらマナー違反の方も後を絶たないので、手が加わっていない、本当の自然というものは美しくもあり大変貴重な場所でもあるわけです。
11. 雨上がりの虹
虹自体、あまり頻繁にみられる光景ではありません。
さまざまな条件下のもと、虹は発生するわけですが、発生してもうっすらとだけみられる場合もあれば、くっきりとはっきり虹が確認できる場合もあります。
また、長い間虹を楽しめる時もあれば一瞬で無くなることもあります。
いずれにせよ、ずっとそこにとどまってくれないのは確かです。
人はこのように、儚いもの・消えゆくものに対して美しさを感じるようです。
もちろん虹自体も非常に美しいものではありますが、花は散るからこそ美しいとも言うように、消えて無くなってしまうからこそ美しさを感じるのだと思います。
そこに常に存在しないもの、稀なもの、偶然が重ならないとみられないものなど、貴重なタイミングと現象に対しても美しさを感じるものなのですね。
12. 着物を来た女性
日本の民族衣装である着物。
しかし、残念ながら一人でこの着物が着られる日本人は多くありません。
民族衣装であるにもかかわらず、着付けにお金を支払って着せてもらったり、着るための勉強をするために高い授業料を支払うこともあります。
また最近では日本人の着物離れが進んでおり、外国の方からは日本の着物は大変人気がありますが、国内で着る人はあまりいません。
結婚式やパーティなど特別な行事の際に着ることもありますが、それもかなり減って来てしまいました。
だからこそ、自分で着られる人や、着物を素敵に着こなしている女性に対しては美しいと思いますし、着物を着なれている女性の所作も本当に美しいものです。
着ているものだけでなく、動きも大変美しいです。
13. 大都会の夜景
デートスポットと言えば、夜景が見える場所というのが常に上位にあがっていますよね。
とりわけ大都会の夜景は、「ダイヤモンドをちりばめたようである」とか「宝石箱」というような表現のされ方もしています。
昼間の明るい下では、どれだけライトを照らしても陽の光に叶うことは無く、かすんでしまいますが夜の暗闇の中では、色とりどりと美しいライトが浮かび上がり、なんとも言えない気分にさせてくれます。
大都会の夜景は、山の頂上から見たり、飛行機の中から見たりとさまざまな観賞方法がありますが、できれば一人で観るよりは大切な方と一緒に、好きな人と一緒に夜景をみて美しさを共有したいものですよね。
14. ステンドグラス
ステンドグラスも美しいものの象徴ですが、特に海外にある教会の窓を彩るステンドグラスは非常に美しく、また歴史のあるものでもあります。
これは人が生みだした素晴らしい技術ですが、見る角度や見る日の天気によっても見え方や印象がかわってくる、いわば人と自然の共同作品とも言える芸術です。
ステンドグラスには、何かの物語を表現しているものや、宗教をモチーフにしているものなどさまざまです。
制作者や国によってももちろん違いますし、見え方も違ってきます。
特に海外では、ステンドグラスを見学する観光ツアーなども組まれていますので、ご興味ある方は是非そういったツアーを利用してみて下さいね。
15. 日本の伝統建築物
その国、その土地にはさまざまな建築物が存在します。