さらに、地域や年代によっても建築様式も違いますし、建築方法も全く違います。
我が国日本では、日本が誇る伝統建築物が多く残っています。
家屋がそのまま残っているところもあれば、神社仏閣としてその姿をとどめているものも多くあります。
日本の伝統建築物は、とても繊細で美しくかつ丈夫です。
特に、釘を全く使わずに木を組むだけで建物を建てて行く様式や、土を固めただけでできているものなど、今の技術では考えられないような特殊な方法で建っているものが多く残っています。
この技術は、現在の近代的な建築物の建て方の基礎ともなっており、昔の技術を今に活かしているたてものもたくさんあります。
16. 孔雀の羽
孔雀の羽根は、とても特徴的な模様をしています。
一般的な孔雀の種類は、インドクジャクと呼ばれるものですが、この羽には目玉のような模様がついているのが特徴です。
クジャクの目玉模様の羽根は、オスにしかなく、しかも繁殖期が終わると同時に全て抜け落ちてしまいます。
ですので、くじゃくの羽は大変貴重なものだと言えるでしょう。
この孔雀の羽根ですが、主に装飾品として使用されています。
ヘアアクセサリーや耳飾りなどが多いようです。
大変高貴なイメージがありますので、昔は位の高い方しか使用できなかったようです。
また、羽自体が利用されているのはもちろんのことですが、羽の模様が描かれた着物や衣装、バッグなど模様として利用されていることもあります。
どこかエキゾチックで民族的なものに仕上がりますので、いろいろなファッションに利用されています。
17. ヨーロッパの古城
ヨーロッパの古城めぐりを趣味としている人もいるほど、ヨーロッパの城はとても神秘的で美しい建築物です。
現在も、王族の住居として使用されている城もありますが、ほとんどは観光地になっています。
国にとっても全く形が違いますし、色もそれぞれです。
ディズニーランドのシンボルである、シンデレラ城はドイツにあるノイシュバンシュタイン城をモデルに作られたと言われていますし、いろいろな建築物のモデルとしても人気があります。
見た目の美しさだけでなく、そこに息づく歴史や思い出の数々に思いを馳せることができ、タイムスリップをも楽しむことができます。
やはり、昔からそこに君臨している建築物というものは非常に美しいものなのですね。
美しいと感じる基準は人それぞれ
最初に述べましたように、美しいと感じる基準は人それぞれで違います。
一般的な感性として、花や宝石を見て美しいと思う感覚もあれば、他人には理解しがたいものに対して美しいと思う、少し狂気じみたものまで様々です。
しかし、何を美しいと思って何を美しくないと思うのかの基準は、もちろん定められてはいません。
ご自身が美しいと思ったものが美しいのです。