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パーソナルスペースが大事な3個の理...(続き2)

この空間が広ければ広いほど警戒心が強い人、他人と距離を取っていたい人、ということになります。

これは実際の「距離」だけではなく、メンタルにも作用しています。

例えば、デスクに置いてあるボールペンを触られただけで、不愉快になる人もいます。

そのボールペンは自分の縄張りにあるものですから、他人に触られると「侵入された」と感じてしまうのです。

逆に狭い人もいます。

近寄られても特に何とも感じない人ですね。

例えば、悪意も嫌らしさもなく、自然にスキンシップする人などが当てはまります。

屈託がない人もそうですね。

パーソナルスペースが狭い人ほど、相手に誤解されることも多いようですね。

本人としては、何とも思ってないことが相手にとっては不愉快なのですから、ここにはコミュニケーションをとる上で、とても大きな見えない壁があります。

広い人からは無神経に見えるかもしれません。

狭い人からは神経質に見えるかもしれません。

これは相手を見ていれば必ず態度や表情に出るものですから、きちんとお互いの「パーソナルスペース」を見極めて、コミュニケーションをとるようにしましょう。

パーソナルスペースの範囲

傾向として大まかに分類はされています。

個人差はあっても、本能的な部分である程度は決まっているようですね。

男性

縄張り意識が強いのでしょう。

女性より広いとされています。

そして男性のパーソナルスペースは卵型のように前方に伸びています。

これは男性は前方一点に視点を置くからのようです。

なので男性は目の前に誰かがいると落ち着かないということになります。

女性

一方女性は男性ほど広くはありません。

形としては自分を中心にして円のようになっています。

これは女性の視野は周囲全体を見渡すようにできているからです。

概ね女性は、近くにいる人を協力的、信用できる人間と捉える傾向があるようです。

だからといって近くに寄っていいというわけではありませんよ。

パーソナルスペースの測り方

これは案外簡単ですね。

不愉快と感じたらそこが境目です。

相手の表情や仕草、体勢など、注意深く観察すればすぐ分かると思います。

例えば男性の目の前に立って少しずつ近付いていけば、その男性はどこかのポイントで、視線をそらしたり、後ろにのけぞったり、下がったりと、何らかの反応を示すでしょう。

そこがもうデッドラインということですね。

パーソナルスペースの種類

さて、このパーソナルスペースですが、とある学者さんが大きく分けて4つのゾーン、それらをさらに2つに分類したようです。

密接距離(近接相)

0~15センチまで。

抱きしめられる距離です。