社会人になってから驚いたことのひとつは、先輩の人の挨拶の言葉遣いが同じような言い方をしていることです。

特に、得意先の人やお客様との会話では、挨拶の言葉ひとつとっても同じパターンなのです。

声の抑揚も似ているのです。

営業担当の部署では、電話をかけて相手が出た時にはまず自己紹介してから必ずと言ってよいほど、「いつもお世話になっております」という言葉が出てきます。

それを受けて、相手も電話の向こうで「こちらこそ、大変お世話になっています」と返すのです。

多少言葉が違っても、同じような内容の会話で始まるのです。

学生の時には、こんな言葉で電話の会話が始まることなどなかったからです。

「こんにちは」とか「こんばんは」などを伝えてから、すぐに本題に入るからです。

それと、結婚してから妻の親戚を訪ねた時に、持参した手土産を渡す時に、「つまらないものですが・・・」とか「お口に合うかどうか・・・」という言葉を初めて使ったことを覚えています。

手土産を渡す時よりも、このフレーズを喋る時の方が緊張した記憶があります。

こういう言葉を使うことで、夫婦として大人になった自覚を持ったものです。

こういうフレーズを常套句というそうですが、この言葉も時代によって多少変化してきているようです。

先ほどの「つまらないものですが、どうぞお納めください」という表現は、相手に対してへりくだった表現ですが、お笑い系の漫才で「つまらない物なら持ってくるな!」とツッコミがあったのですが、相手によっては「つまらない物しか持ってこないとは、失礼だな」と思う人もいるようです。

そんな難しそうな人にプレゼントを渡す時には、「心ばかりの品ですが・・・」とか「ささやかですが・・・」などに変えると良いそうです。

こんな常套句について、少し考えてみたいと思います。

️常套句ってどういう意味?

そもそも常套句(じょうとうく)とは何なのでしょう。

国語辞書を引くと、ある場合にいつもきまって使う文句、決まり文句のこと、とあります。

これは、過去の生活習慣で作り上げてきた決まり文句なのです。

最近の常套句とは何かをネットで検索すると、Mr.Chiidrenの「常套句」が出てくるのです。

YouTubeの動画もupされているのです。

古い常套句と新しい常套句のコラボですね。

ミスチルの世界では、会いたいのに会えない切ない気持ちを表す言葉が「君に会いたい」で、これが常套句になっているようですが。

この歌は横に置いておいて、本題の常套句とはどんな言葉があるのでしょうか。

決まり文句のこと


何かを尋ねられたり相談されたりした時に、真剣に考えずに答えると、相手から「決まり文句のようにいつも同じことを言っている!」と怒られることがあります。

自分では意識していないのに、自然に口に出ていることもあるようです。

決まり文句を聞く方も、最後まで真剣に耳を傾けている訳でなく、途まで聞くと頭の中にはその文章がインプットされているようです。

その時点で、もう次の話すことを考えているようです。

そんなに耳に慣れた言葉は、常套句と呼ばれる決まり文句なのです。

言葉で失敗をしないように、安全運転の答として使用されるようです。

よく使われるタイミングとしては、仕事関係の会話やご近所付き合いや目上の人との挨拶の時などに多いようです。

いつも決まって言う言葉

身近な人としかあまり会話をする機会がない人は別として、いろんな場所に出かけて多くの人と会う機会がある人は、挨拶から始まって別れの挨拶の時まで、決まり文句を活用しているのです。

特に堅苦しい雰囲気のビジネスの場合など、始まりの時の挨拶の段階から決まり文句の出番になります。

緊張している時こそ、大きく失敗しない決まり文句を使用することで、お互いの緊張もほぐれて中身の濃い会話になるものです。

そして、どのような決まり文句を言うのかによって、その人のレベルも判断できるし、上手く話を進めて行けば信頼性も上がり、好感度が高くなります。

緊張度合いが高い場面としては、プロポーズの時、結婚式のスピーチの時などいろいろありますが、出だしの言葉がスムーズに出ると、以降は意外と練習通りにうまく運ぶものです。

ポイントは、会話の最初の言葉だと思います。

時には社交辞令も必要で、得意先の社長さんや上司、先輩に対して使用する社交辞令の決まり文句も、自分なりに覚えておくことも大切です。

️常套句のよくある使い方


社会人になると、その年齢では知らず知らずのうちに常套句を聞いたり使ったりしているはずです。

簡単な挨拶の言葉で「元気?」なども常套句です。

どこかでばったりと知人に会った時など、特に大事な話しも無い時には、ほとんど常套句だけで済ましている場合があるようです。

例えば、以前近所に住んでいた人で転居して久しい人とばったり街で会った時などは、「お元気そうで」「はい、ご無沙汰しております」「こちらこそご無沙汰です」「以前はお世話になりました」「相変わらずお若いですね」「何をおっしゃいますか」「これからどちらまで?」「ちょっとそこまで」「では」などと意味のない会話も成立するのです。

目的を持った常套句の使い方もあります。

何かを依頼する時、申し出を断る時、お礼を言う時、怒りや悲しみ、喜びなど喜怒哀楽を表現する時などの常套句です。

知らず知らずの間に使ってしまっている言葉、それが常套句なのです。

️日常でもよく見る常套句

一番多いのが、日頃の挨拶です。

若い人は短めに、年長になると格好をつけて長い文章になり、社会的地位のある人は難しい常套句を駆使しているようです。

若い女子が友人と交わす挨拶の常套句では、笑顔の友達に会った時に「は~い!」と言うと、それは「あなた元気そうね?楽しそうね!いい彼氏見つけた?また教えてね!」などの意味が含まれているようです。

ちょっと暗い友達に会った時は、少し低音で「は~い!」というと、「元気なさそうね!振られたの?」などと心配する挨拶です。

どちらも簡単な常套句ですが、込められた意味が少し違っているのです。

でも、この常套句は年上の人には使う言葉ではありません。

久しく音信が無かった人によく使う常套句は「ご無沙汰しています」という表現です。

どれくらいの期間音信が無ければ使うのかと言うと、明確ではないのです。

しばらく会ってないなと感じたら、「ご無沙汰しています」と言っておけば、相手も納得する言葉なのです。

友達なら「久しぶり!」ですが、先輩やお客様にはやはり「ご無沙汰しています」が常套句なのです。

政治の世界でも、何か不祥事が起こると「真摯に取り組みます」と真摯という言葉がよく使われるようです。

真摯とは、真面目で熱心なことを意味しています。

真摯という言葉を使った常套句も多く見受けられます。

そして、強い反省の常套句には「遺憾」という言葉が多いようです。

遺憾とは、思った通りにはいかずに、残念だという気持ちを表わす言葉で、常套句では「遺憾に思う」とか「遺憾の意を表する」などと使われます。

真摯も遺憾も普段の会話では使わない難しい言葉ですが、常套句として使われると、なんとなく理解できるという不思議さがあるのです。

「恐縮ですが」

恐縮するとは、恐れ多く身がすくんでしまう状態を表現する言葉ですが、常套句ではどのように使われるか調べてみました。

そこで、恐縮を使った常套句では、若干意味合いが異なった表現があります。

それは、「恐縮ですが」と「恐縮です」の意味合いです。

「恐縮です」という時は、これまでに受けた厚意に対して感謝する時に使われるようです。

これまでに受けたこととは、相手からの援助や支援、配慮などで、それに対する感謝や謝辞の気持ちを表現する常套句なのです。

「恐縮です」の使い方の事例では、急な呼び出しをかけてみんなが集まってくれた時に、みんなに向かって「急なお願いにもかかわらず、集まって頂きたいへん恐縮です」、自分がやるべきことをみんなにやってもらった時に「ありがとうございます。

恐縮です」、自分のことを過大に褒めてもらった時に「恐縮です」などと使います。

この常套句の使い方は、厚意に対して「ありがとうございます」という感謝の気持ちを伝える時や、自分が実力以上に持ち上げられて気恥ずかしい思いの時に「恐縮です」とも言うのです。

あくまでも自分に対する行為にお礼として述べる常套句です。

「恐縮ですが」という常套句は「恐縮です」とは、少しニュアンスが異なります。

「恐縮ですが」とは、これから行うことやお願いに対して、先に恐縮することを前提に使う常套句なのです。

使い方の事例としては、「恐縮ですが、お名前を教えていただけますか?」とか、「恐縮ですが、次回の会合は欠席させていただきます」などと使います。

別の言い方をすると、「申し訳ございませんが・・・」とか「お手数ですが・・・」のような使い方なのです。

どちらもへりくだった丁寧な表現になります。

「僭越ながら」

「僭越ながら・・・」という常套句は、結婚式の披露宴で、主賓の方がお祝いの祝辞を述べる時に「僭越ながら、ご指名を頂きましたので・・・」という感じでスピーチに入るのです。

僭越ながらとは、地位や立場をわきまえずに、出過ぎた真似をするという意味です。

主賓に祝辞を一番にお願いするということは、その地位や立場上最もふさわしいと考えられるのですが、どのような先輩諸氏がおられるか分からないので、謙遜して話す常套句です。

上司や部下が混じった会議で、自分が意見を述べる前に「僭越ながら・・・」という使い方もあります。

これは、一般的には「恐縮ですが・・・」とか「恐れ入りますが・・・」という常套句が使われます。

みんなが意見や考え方を出し合っている場で、ちょっと違った観点から話を切り出す時にも「僭越ながら・・・」と言う表現をするのです。

丁寧に意見を言う時の常套句なのです。

「僭越ながら」を使った事例では、本来重要な話をする予定の上司が病気で欠席することになり、自分が代わりに話をする時に、「上司が急病のため、僭越ながら代わりにお話しをさせていただきます」などと使います。

地位の高い人が同席している時には、「恐縮ですが・・・」という言い方は軽い感じで避けるべきです。

「僭越ながら」の常套句は、恐れ入りますがとか恐縮ですがよりも、品格のある常套句と言えます。

「勘弁してください」

「簡便」という言葉は、悪いことを続けるような人に対して堪忍袋の緒が切れて「もう勘弁ならない」という使い方をします。

「勘弁」とは過ちや不都合などを許すということです。

そして、「勘弁ならない」とは許さないということなのです。

そこで、「勘弁してください」とは、許してくださいとお願いすることです。

しかし、時代の変化によって「勘弁してください」の意味合いも変化しているようです。

弱いものをイジメている時に、「勘弁してください」と言って許しを乞う時にも使います。

それでも続けてイジメられると、「もう」という言葉を付けて「もう勘弁してください」とも言います。

これは、「もうこれ以上やめてください」と限界だと伝えているのです。

この使い方は、「勘弁」とは「やめてくれ」と同じ意味に使用されるようです。

「勘弁」とはいわゆるブレーキの意味も含んでいます。

営業マンが顧客から強引な値引きを要求されたときに、もうこれ以上の値引き要求は止めて欲しいというニュアンスで、「もう勘弁してくださいよ」と冗談っぽく本音を伝える営業マンの常套句でもあるのです。

「これ以上の値引き要求は絶対受け付けません!」と角を立てて宣言するよりも、「もう勘弁してください」と憐れみを見せながら告げると、人間関係も壊れずにすむのです。

「人それぞれだよ」

同じ絵画を鑑賞しても、人によって感動の仕方が違うものです。

芸術や音楽などは、人それぞれに評価が違うものです。

このように、人間は個人によって考え方や感じ方、信条や価値観は異なっているのです。

このことは、誰もが異論を唱えない筈です。

このように、それぞれの人間の個性を尊重する表現の常套句として「人それぞれだよ」という言い方があります。

ある出来事に関して、ある人がSNSで自分の意見として発信した時に、それを見た仲間からその書き込みに対する反論や賛成の意見がツイートされました。

このことから、みんなの意見が盛んに発信されて収拾がつかなくなりました。

それを聞いた年長者が、みんなが集まった時に「いろんな考え方があるようだが、人それぞれだよ」と話しました。

それを聞いたみんなは、それはそうだけどとまだ言い足りないようですが、「人それぞれだよ」という常套句が出ると、とりあえず納得するのです。

「人それぞれだよ」と発言すると、意見をひとまず収めようという合図みたいな感じでまとまるのです。

「さすがですね」

「さすがですね」という時は、その人の能力や実力を高く評価して感動した時に言う言葉です。

誰もが難しくてできない時に、それをきっちりとやり遂げてしまった時などに、相手を持ち上げて言う常套句なのです。

そのことは、周りのみんなが認めるところです。

しかし、こんな使い方をする時があるのです。

能力に劣る人が不可能と思われることをやってしまった時などに使います。

声のトーンも少し下げて、あいつがまさかと思っていたのにできてしまった嫉妬の気持ちを込めて「さすがですね」と言うのです。

その人の実力というよりも、運が良かったかタイミングが良かったことで起こってしまったことです。

女性に人気のない先輩が、会社でも評判の美人とデートの約束を取り付けたことを聞いて、「先輩、さすがですね」などとやっかみを込めて言うのです。

これを受けて先輩が、「彼女の目は正直だよ!」と自慢するのです。

その人の実力を心から褒めて認める時の「さすがですね」と言う場合と、実力も無いのにまぐれで上手く行ったのは「さすがですね」と上から目線で言う場合があるようです。

「良いニュースと悪いニュースがある、どっちから聞きたい?」

アメリカの映画やドラマでときどき使われる常套句ですね。

「I have good news and bad news 」と言うようです。

良いニュースと悪いニュースがあるよ、と伝えて、それでどちらのニュースから聞きたい?と相手に催促しているシーンです。

この場合は、悪いことが起こったが、それをストレートに伝えると相手がショックを受けてしまいそうと感じた時に使う常套句です。

日本の漫才でも使われるパターンで、先に良いことを言って相手を喜ばせておいて、その後で悪いことを伝えて「なんだよ、それは・・・」と落ちを作るのです。

例えば、「今度のハイキングの日は雨は降らないらしいよ」というと、相方が「それは良かった、雨は嫌だからなあ」というと、「でも、ヒョウが降るらしいよ」というと「なんだよ!」と落ちで終わるのです。

アメリカの場合も日本で使う場合も、先に良いニュースを言う場合が多いようです。

それで多少安心させておいて、次に悪いニュースを伝える方がショックが少ないからのようです。

「本日はお日柄も良く…」

「お日柄」を説明する前に知っておくことがあります。

それは、古代中国から伝わったとされる占いの「陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)」から派生した日本固有の呪術・学問である「陰陽道(おんみょうどう)」という占いです。

陰陽道の占い師である陰陽師として有名なのが「安倍晴明(あべのせいめい)」です。

この陰陽道の中に出てくる吉凶判断の元となる6つの日、すなわち「大安」「友引」「仏滅」「先勝」「先負」「赤口」のことをお日柄と呼ぶのです。

その中でも、何ごとにも終日「吉」とされ大変おめでたい日が「大安」なのです。

この「大安」と「友引」(午後は凶)、「先勝」(午前が吉)、「先負」(午後が吉)などが「結婚式にふさわしいお日柄」と言われているのです。

結婚式はこのようなふさわしい日を選びますので、披露宴の挨拶で「本日はお日柄も良く・・・」となるのです。

最近の若い人たちは、昔ながらのお日柄を考えずに、二人の誕生日などの記念日や参加者の都合などで決める場合も多いようです。

この常套句は、披露宴のスピーチには不可欠の言葉となっています。

「結婚は人生の墓場」

「結婚は人生の墓場」という言葉は、ひどい結婚生活を送っている人から見るとその通りだと思われます。

しかし、これとは逆に「結婚は人生の楽園」と言う人もいるのです。

すなわち、誰もが「結婚は人生の墓場」となることはないと言えます。

では、地獄と楽園の違いは何でしょうか?
酒の席で40代の上司が独身の部下に向かって、「結婚すると大変だ。

結婚は人生の墓場だ」と説教気味に話して聞かせるのです。

その上司の言うには、奥さんが煙草を止めろ、お酒は控えろ、早く帰って来い、子供の面倒を見ろ、などとアレコレ小言を言って自由にできないとのことです。

結局は、結婚してからの奥さんに対する愛情が足らないために起こる現象ではないでしょうか。

知人夫婦は、お互いが全く自由に過ごしていますし、文句を言い合うことなど全くないそうです。

この夫婦は、「結婚は人生の楽園」なのですね。

ご主人の生活パターンは、結婚してすぐから台所に入って食器を洗ったり部屋の掃除をしたり、休日は買い物に付き合ったり、日頃から奥さんをサポートしているのです。

二人で旅行したリ、それぞれの趣味を楽しんだりして人生を楽しんでいます。

休日に家でごろ寝して奥さんをアゴで使うようなことでは、人生の墓場になってしまうのです。

「よくお似合いですよ」

あるデパートの貴金属売り場で、売り上げがトップの店員のよく使う常套句が「よくお似合いですよ」という言葉です。

ネックレスを買うつもりで貴金属売り場を訪れた人が、ケースの上に並べられた数点のネックレスを手にして思案しています。

どのネックレスが良いか考えているようです。

実際に首に着けてみて、鏡をジッと見ています。

店員はどれが良いとも言わないのですが、頃合いを見計らって一番上等のネックレスを取り上げ、お客さんの首に着けて鏡を見せてひと言「よくお似合いですよ」というだけです。

顔が引き立つとも綺麗に見えるとも言いません。

ただお似合いですよと言うのです。

美人でもなかっても関係なく、「お似合いですよ」です。

着物でも洋服でも、お似合いで良いのです。

仲が悪そうな夫婦でも、釣り合いの悪い風でも、「お二人で並んでいると、よくお似合いですよ」という褒め言葉にもなるのです。

「今度ご飯でも行きましょう」

「今度ご飯でも行きましょう」と言う時は、とりあえず問題が解決して一安心している時に、ポロッと出る常套句ですね。

この言葉の裏には、ありがとうございましたという感謝の気持ちはあるのですが、今あなたにお礼するものを何も持ち合わせていません。

言葉だけでは失礼なので、今度時間があった時にお食事でもご馳走しますので、ここはとりあえずお礼だけです、という意味です。

この常套句の特徴は、「今度」と「でも」という言葉が入っていることです。

「今度」という言葉も、時期は明確に指定していません。

そして必ず今度声をかけるという約束もしていません。

まあ気が向いたらというぐらいの、軽い気持ちなのです。

「でも」という言葉があるので、必ずご飯に行くとも約束していないのです。

どれくらいのお礼の価値に相当するかを考えると、手ごろな食事で済ませようと考えた結果です。

ご飯の種類も、高級フランス料理から下町の食堂まで様々です。

どのレベルのご飯かも示していません。

高級料理なら、ご飯と言わずにレストランと言うでしょう。

簡単な居酒屋をイメージしていたかも知れないのです。

そしてこの結果を推測すると、結局はその時の展開の中で「ありがとうございました。

では今日のところはこれぐらいで失礼します」的な感覚で、何も行動は起こさないと思います。

「私たち親友だよね」

サークルの仲間の一人と一緒に、みんなの飲み物を買いに出かけました。

コンビニでドリンクを物色していると、1年ぶりに同級生とばったり出会ったのです。

久しぶり!という挨拶の後で、同級生が私と一緒にいた仲間を見て、同じ会社の人?と聞いてきたのだが、一緒にいた仲間の人は「私たち親友だよね」と自己紹介したのです。

久しぶりに会った同級生は、「そうか、二人は親友なのか」と納得した様子です。

しかし、納得しなかったのは実は私の方で、「いつから親友になったのかな?」と考えたのです。

そして、違うともそうだとも言えずに笑って「じゃあまた!」と返事するだけでした。

私たちは単なるサークルの仲間で、たまたま一緒に買い出しにきただけです。

仲が良い友達でもないし、まして親友では無いのです。

そのサークルの仲間が「私たち親友だよね」と言った背景は、いちいち二人の関係を説明することが面倒に思って、親友だと言ったのではないでしょうか?ただ、そう言われたときに、疑念が残るので自分に正直な私としては、つい何も答えなかったのです。

しかし、このように言われたときには黙っているよりは、せめて「そうだね」ぐらいの言葉を投げ返しておくべきです。

誰も困ることはありませんから。

【親友については、こちらの記事もチェック!】

️恋愛でよく見る常套句

さあ、恋愛のシーンで常套句と言われる言葉は、どのように使われているのでしょうか?ちょっと気になるので、調べてみました。

「かわいいね」

テレビで動物を紹介する番組では、犬でも猫でも、爬虫類でも、レポーターの女性も発する言葉は、決まって「かわいい~」を連発します。

さすがに毒蜘蛛や毒蛇などには「かわいい」とは言いませんでしたが、いわゆるペットには、「かわいい」とか「かわいいね~」を繰り返すのです。

しかし、女性と二人で歩いている時には、掛けられる言葉は若干異なります。

誰もが認める美人と歩いていると、「彼女、美人だね」と言われますが、美人では無い女性と歩いている時には、「かわいいね」と言われるのです。

かわいいとは、その人の主観が入っているので、標準はありません。

美人とは、みんなが納得するような基準があるようです。

だから、「かわいいね」と言っておけば、双方が満足するような、曖昧な常套句なのです。

女性からすれば、「君、かわいいね」と言われると、素直に喜んでいいのか悪いのか複雑な心境になるのですが、ここは素直に「ありがとう」で笑顔で答えるべきです。

その笑顔と純粋な感情とで、美人以上の好意を持ってくれるかも知れません。

「もしかしてモデル?」

「もしかしてモデル?」と男性が言うときは、完全にモノにする時に言う常套句です。

女性にしてみれば、これ以上の褒め方は無いのですから。

「モデル?」という表現の裏には、「スタイルが良くて魅力的ですね!あなたを見た人は、誰もがモデルさんだと気が付きますよ」と遠回しに褒めているのです。

「好きになった人がタイプ」

この言葉は、強引に彼女にしようとアプローチする時の常套句ですね。

相手がやんわりと断りを入れたのに対して、それを強引に拒否して突き進むという一本気な性格の人です。

周りの人が何と言おうと、私は好きになった人がタイプなのです!と積極的なのです。

これでは、上手く断ることができないかも知れません。

「私と仕事、どっちが大事なの?」

「仕事をしている暇があったら、もっと大事なことがあるでしょう!」と彼女と喧嘩の時に言われたことがある人は、この常套句は良く分かるはずです。

「何があっても、一番大事なことは私の言うことを聞くことでしょ!」ということです。

本当に大事なことならまだしも、つまらない事でも気に入らないことをすると、「私と仕事、どっちが大事なの?」と上から目線で話すのです。

自分に対する時間をもっと作りなさい、あるいは私の言った通りにしてよ!と言うことらしいです。

本当に惚れているなら、折れるしかないでしょうか?

「彼氏は一応いる」

仲の良い友達同士で会話をしていると、たまたまある彼女の彼氏の話題になりました。

今度は山登りに彼と出かける約束で、どんな格好で出かけたらいいのか相談しているようでした。

そうしているうちに、それぞれの彼氏の話題に広がったのですが、自分は現段階では彼氏はいなかったのです。

しかし、自分に対してみんなから聞かれても、答えようがありません。

すると、誰かが「まだ彼氏はいないのか」と言うので、いちいち話すのが面倒に感じた時には、「彼氏は一応いるよ」と答えて逃げるのです。

「一応」の意味は、言い換えると「とりあえず、ひとまず、ともかく」などと同じです。

他にも「一応」という言葉を使用すると、「浴衣は一応持っている」、「免許証は一応持っている」、「大学は一応卒業した」などと使われますが、とりあえず持ってはいるが・・・、とりあえずは卒業はしたが・・・、などまだまだ不安定な状況であるようなのです。

「先っちょだけだから!」

先っちょだけという表現は、「本気ではだ無いので安心して気軽に試してみて」という催促なのです。

先っちょとは、全体のごく一部なのです。

しかし、具体的に先っちょとはどのあたりまでを意味するのかは不明な時が多いようです。

例えば、きゅうりの先っちょは切って捨てます、などと料理教室で実演してくれると感覚は分かるのですが、フランスパンの先っちょとは、先端から何センチぐらいの部分でしょうか?また、大きさが決まっているものなら目安もつけやすいのですが、大きさが変わってくるものなら、本当に感覚でしか測れません。

少し大人の世界の事例ですが、遊び人の男性が気に入ったホステスさんをホテルに誘って断られた時に言うセリフが、決まって「先っちょだけだから!」と口説くそうです。

考えてみると、二人が燃え上ってその時になってから、先っちょだけで終わるはずがないことは誰でも分かることです。

あまりにもバカすぎて笑ってしまうのですが、口説く当の男性にとっては、何とか安心させようと必死なのでしょう。

「何もしないよ」

この常套句もそうですが、「何もしないよ」という言葉の裏には、「スキがあったら何かするよ!」ということです。

何かの下心がある時につい出る言葉ですが、対等な相手なら「バカ言うんじゃないよ!」と一喝されますが、立場の弱い人、例えば後輩や新人などは逆らえないので、渋々言われるままに従ってしまうのです。

そんな時には「そうだよ!いう通りにすればいいんだよ!」と命令的な意味の言葉になってしまうのです。

「うまくいってないんだよね」

自分の味方に引きずり込む時の常套句です。

「このままでは、あなたはダメになってしまう。

これから先の人生は真っ暗だ」と脅しながらこちらに引き込む話術みたいなものです。

「うまくいってないんだよね」と言われると、この人は上手くいく方法を知っていると感じてしまうのです。

すると、心も身体も一度あずけてみようかな、と思ってしまう常套句なのです。

「少し待ってくれ」

少しというあいまいな時間を呈示して、その場を取り繕うための常套句です。

本当に解決策を持っていて実行できるなら、「あと2時間待ってくれ」とか「あと1日待ってくれ」などと時間を区切るものです。

しかし、実行する気も無い時には、曖昧に「少し待ってくれ」なのです。

借金の催促をされたときや結婚の催促をされたときには、今は実行できない時にこの常套句を使うのです。

気が乗らないという表現なのです。

「会いたい」

ずっと一緒にいたいという気持ちを端的に表現した言葉です。

いろんな事情も感じられます。

周りの反対に合い、なかなか会わせてもらえない状況の時に、相手に送るメールなどに使われます。

不倫などでおおっぴらにデートもできない時にも「会いたい」というひと言はお互いをさらに燃え上らせるのです。

遠距離恋愛でも、毎日会えないので何かの度に「会いたい」と言うメッセージは心に沁みとおるものです。

いつも一緒にいたいという切実な気持ちなのです。

「生まれ変わっても一緒になろう」

この常套句は、本当はつらい状況の時にお互いの愛情を確認するためのものです。

交際が始まった新鮮な気持ちの二人には、似合わない言葉です。

病気や何かの事情で離れ離れになってしまうことが分かった時に、相手に伝える言葉なのです。

「生まれ変わっても」という言葉は、「あの世でも」とか「別の世界に行っても」などと置き換えると分かりやすいです。

切羽詰まった状態で、愛を確認する時なのです。

二人が熱愛の状態で楽しんでいる時に、こんな言葉を伝えることはないでしょう。

「幸せにするよ」

この言葉は、男性にとっても自信が無いと言えない言葉です。

将来にかけて、ひとりの女性を幸せにすることは、並大抵のことでは無いからです。

衣食住と健康と愛情を注ぐことは、本当に大変なのです。

好きな人からプロポーズの時に、この言葉を言ってくれると最高です。

それを知ってか知らずか、簡単に口説き文句で「幸せにするよ」と言う人もいるのです。

このように言われるとうれしいものですが、単に「ちょっとだけ楽しもうよ」ぐらいの感覚で言っているなら、幸せどころか不幸せになるかも知れません。

️常套句使いの人はちょっと注意!

常套句をよく使う人は、言葉はよく知っているのですが、自分の気持ちを自分の言葉で話す事には慣れていないようです。

簡単な言葉でも、自分の気持ちをストレートに伝えてくれると嬉しいものです。

ビジネスマンなどは、得意先の人と面談する機会が多いのですから、ビジネスで付き合う人への挨拶の常套句は必需品です。

その常套句を年下の人にプライベートで使用する人は、お世辞が得意な人です。

お世辞をよく使う人は、プライドが高くて自分を認めてほしい、褒めて欲しいと強く願っている人です。

年下や知人にヨイショしてほしくて仕方がない人なのです。

このような性格の人は、自分の思い通りにならないと、すぐにキレることがあるので、ちょっと注意です。