結婚は人生の墓場だ」と説教気味に話して聞かせるのです。
その上司の言うには、奥さんが煙草を止めろ、お酒は控えろ、早く帰って来い、子供の面倒を見ろ、などとアレコレ小言を言って自由にできないとのことです。
結局は、結婚してからの奥さんに対する愛情が足らないために起こる現象ではないでしょうか。
知人夫婦は、お互いが全く自由に過ごしていますし、文句を言い合うことなど全くないそうです。
この夫婦は、「結婚は人生の楽園」なのですね。
ご主人の生活パターンは、結婚してすぐから台所に入って食器を洗ったり部屋の掃除をしたり、休日は買い物に付き合ったり、日頃から奥さんをサポートしているのです。
二人で旅行したリ、それぞれの趣味を楽しんだりして人生を楽しんでいます。
休日に家でごろ寝して奥さんをアゴで使うようなことでは、人生の墓場になってしまうのです。
「よくお似合いですよ」
あるデパートの貴金属売り場で、売り上げがトップの店員のよく使う常套句が「よくお似合いですよ」という言葉です。
ネックレスを買うつもりで貴金属売り場を訪れた人が、ケースの上に並べられた数点のネックレスを手にして思案しています。
どのネックレスが良いか考えているようです。
実際に首に着けてみて、鏡をジッと見ています。
店員はどれが良いとも言わないのですが、頃合いを見計らって一番上等のネックレスを取り上げ、お客さんの首に着けて鏡を見せてひと言「よくお似合いですよ」というだけです。
顔が引き立つとも綺麗に見えるとも言いません。
ただお似合いですよと言うのです。
美人でもなかっても関係なく、「お似合いですよ」です。
着物でも洋服でも、お似合いで良いのです。
仲が悪そうな夫婦でも、釣り合いの悪い風でも、「お二人で並んでいると、よくお似合いですよ」という褒め言葉にもなるのです。
「今度ご飯でも行きましょう」
「今度ご飯でも行きましょう」と言う時は、とりあえず問題が解決して一安心している時に、ポロッと出る常套句ですね。
この言葉の裏には、ありがとうございましたという感謝の気持ちはあるのですが、今あなたにお礼するものを何も持ち合わせていません。
言葉だけでは失礼なので、今度時間があった時にお食事でもご馳走しますので、ここはとりあえずお礼だけです、という意味です。
この常套句の特徴は、「今度」と「でも」という言葉が入っていることです。
「今度」という言葉も、時期は明確に指定していません。
そして必ず今度声をかけるという約束もしていません。
まあ気が向いたらというぐらいの、軽い気持ちなのです。
「でも」という言葉があるので、必ずご飯に行くとも約束していないのです。
どれくらいのお礼の価値に相当するかを考えると、手ごろな食事で済ませようと考えた結果です。
ご飯の種類も、高級フランス料理から下町の食堂まで様々です。
どのレベルのご飯かも示していません。
高級料理なら、ご飯と言わずにレストランと言うでしょう。
簡単な居酒屋をイメージしていたかも知れないのです。
そしてこの結果を推測すると、結局はその時の展開の中で「ありがとうございました。
では今日のところはこれぐらいで失礼します」的な感覚で、何も行動は起こさないと思います。
「私たち親友だよね」
サークルの仲間の一人と一緒に、みんなの飲み物を買いに出かけました。
コンビニでドリンクを物色していると、1年ぶりに同級生とばったり出会ったのです。
久しぶり!という挨拶の後で、同級生が私と一緒にいた仲間を見て、同じ会社の人?と聞いてきたのだが、一緒にいた仲間の人は「私たち親友だよね」と自己紹介したのです。
久しぶりに会った同級生は、「そうか、二人は親友なのか」と納得した様子です。