自分の気持ちや行動を思い返しながら「誰が・何が・どうなってしまったか・その経緯の中で自分は何をしたのか」を把握しましょう。
まず現状を知ることが最優先
トラブルが起きているという現状を把握するという事は、トラブルを解決する際、最優先となります。
解決をするための行動や考えを始める前に、まずは状況を把握してください。
この状況の把握が出来ていないと、いつまでたってもトラブル解決に至りません。
そして状況を把握すると自分の気持ちに気づきます。
自分はこのトラブルに関してどう思っているのかという事ですね。
するとこのトラブルは解決すべき問題なのか、放っておいても良いか、時間を置いたほうが良いかというパターンから今後の行動を決めることができますね。
現状を把握するためには紙に書いてみると良いです。
紙に書き出すことで現状が詳しくよくわかり、理解できます。
2.トラブルの原因を探す
状況を把握したら、引き起こっているトラブルの原因を探していきましょう。
原因が特定できなければ解決することは不可能です。
この原因を探す際、自分の心の高ぶりは一度抑えてください。
トラブルを思い返し、原因を考えているうちに怒りの感情が湧き出てしまい、その怒りを放出させたまま原因を探そうと思っても、正しい判断はできません。
例えば、トラブルの原因は実は自分にあるにも関わらず、怒りの感情で正しい判断が出来ず自分は悪くない、◯◯が悪いという答えにたどり着いてしまいます。
冷静に考えれば自分が悪いと分るようなトラブルであっても、人間は怒りや悲しみで気持ちが昂ると、原因の答えを間違えてしまいます。
その結果、トラブルを解決するという方向に繋がらず、怒りが増しイライラするだけで前へ進むことはできません。
状況を把握しているので、落ち着けば何が原因なのか冷静に考えればわかるはずです。
自分の状況を見つめ直し、正しい原因を探りましょう。
何が問題なのかを考える
更に原因が特定出来たら、トラブルに至ってしまったのはなぜかまで考えると良いです。
例えば誰かがミスをしたとして、それを周囲の人がカバーすれば、トラブルには至らなかったはずですよね。
原因があり、そこからトラブルに至る問題が必ずあるのです。
原因からトラブルに至るまでの過程を思い返し、何が問題であるのかを見極めましょう。
3.「誰が」ではなく「何が」で考える
トラブルの原因や問題を考える時は、登場人物を出さずに考えましょう。
例えば、原因は誰かが作ったとして、もちろんその人が原因を作り出さなければトラブルというものは起こっていないのですが、その発端となった人の顔を思い浮かべてしまうとどうでしょう。
顔を思い浮かべた時点で、冷静さは欠けてしまいます。
また、もしトラブルの原因んが圧倒的に他の誰かにあったとしても、その人を攻めたて続けたところでトラブルの解決には至りません。
原因が特定の人である場合、相手の顔を思い浮かべないようにしても思い浮かび離れないという場合は、そのトラブルは自分に起きているのではなく、友達が抱えている悩みと置き換え、原因の人は、架空人物Aなどと仮定して考えると良いですね。
相手を作ってしまうと感情的になってしまう
どうしても解決するまでの間は、相手を作ってしまうと感情が入り乱れてしまいます。
逆に自分が抱えているトラブルと考えるのではなく、友人から相談を受け答えをだしてあげるといった気持ちで考えましょう。
4.冷静を保つ
冷静を保つということはとても大切です。
先ほども説明しましたが、感情が高ぶっているときは正しい判断が出来なくなってしまいます。
冷静を保つためには、自分の感情を分析してみてください。
トラブルを素早く解決するという事はとても大切なことですが、焦りは禁物です。
焦った心は冷静な気持ちを乱します。