意思疎通なくして、私たちは人間関係を築くことが出来ません。

家庭でも社会においても、生きていく上で最も大切なのが「意志疎通」だと言っても過言ではないでしょう。

他人との意思疎通が出来れば、仕事もプライベートも円滑に進めていくことができ、それは、豊かな人生の礎ともなるのではないでしょうか。

意志疎通というとちょっと難しく感じますが、要はコミュニケーション。

「互いに考えていることを伝え、理解を得ること、認識を共有すること」です。

コミュニケーションの基礎とも言えますよね。

コミュニケーション能力には、他に“察する”ことや、“相手の心を読む”こと、“思いやる”ことなどもあげられます。

これらもとても大切なコミュニケーション能力です。

が、しかし…これらはある意味、勝手な想像に過ぎませんね。

それに比べて意思疎通は、最も単純明快で正確な、コミュニケーションのあり方であると筆者は思います。

だけど私たちは、この単純明快な意志疎通よりもわかり辛い、“空気”や“感覚”に頼ろうとしますよね。

こちらの気持ちをハッキリと伝えずに読み取ってもらおうとしたり、相手の気持ちを聞くことなく察しようとしたり…。

なぜか、難易度の高いコミュニケーション方法を選択しているのです。

それが結果、コミュニケーションを複雑にしてしまっているようにも思えてなりません。

人の気持ちって、きちんと伝えたつもりでも伝わっていなかったり、言葉で聞いても分かりきれないものですよね。

それなのに、“空気”や“感覚”だけで意思疎通をはかろうとするなんて、無謀過ぎると思いませんか?誤差や勘違いが生じるのも当たり前です。

その誤差や勘違いこそが、良好な人間関係の妨げにもなっているのではないでしょうか。

これまで、人間関係が上手く築けなかった人は、実は、意思疎通を複雑化してしまっていたのかもしれません。

自分の気持ちが伝わらないと感じていた人は、実は意志疎通をしていなかったのではないでしょうか。

意思は、結局のところ言葉にしなければ伝わりません。

お互いに考えを伝えあうことで相互理解をし、人間関係は築かれていくものです。

ここで一度、自分のコミュニケーションの方法を見直してみませんか?
そして、意志疎通の重要さを改めて考えてみましょう。

️意思疎通を上手く行う15個のコミュニケーション方法

というわけで今回は、“意志疎通”を行う方法についてご紹介していきたいと思います。

最初にもお話した通り、意思疎通は「伝えあい、相互理解をすること」です。

一方的に考えを述べるのではなく、相手の考えも聞くこと。

そして、それぞれの考えを理解し合い、共有認識として持つことです。

疎通とは、“(意見などが)途中で妨げられず、よく通ずること”。

勝手な想像や空気などの不確定の根拠に妨げられることなく、クリアに通じ合うのが意志疎通だと思います。

そんな意志疎通をはかるためには、まず自分が、自分の意思をクリアに伝える姿勢を示すことが大切だと、筆者は考えます。

そうすることで、空気の読み合いではなく、明確な意志疎通が出来るようになるのではないでしょうか。

そしてそれは、人間関係をもクリアにしていくはずです。

仕事、夫婦間、親子間、友達同士…どんな関係であっても人と人との間には、意志疎通が欠かせません。

意思疎通が出来ていてこそ、良好な人間関係が作られていくものです。

ではさっそく、「意志疎通を上手く行うコミュニケーション方法」を見ていきましょう。

目的や主旨を明確にする


意思疎通を上手く行うコミュニケーション方法としてまず大切なのは、「目的や主旨を明確にする」ことです。

意志疎通を行う大きな目的は、人間関係を良好に築くことですよね。

ですが、その人間関係にはさまざまな関係性があり、それによって、必要になってくる意志疎通の目的も変わってくるのです。

たとえば夫婦間では、共に生活を支え合い、協力して幸せな家庭を築いていくことが、ひとつの目的になると思います。

さらにそれぞれの夫婦間で、思い描く家庭像もちょっとずつ違ってくるでしょう。

この夫婦間での関係を良好に築くには、まず夫婦ふたりの間での“結婚の目的”が明確になっていなければ成り立ちません。

夫婦間では特に、この目的が一致していることが重要になってくるはずです。

そもそも、結婚前に意志疎通が出来ていないと、結婚生活でも、上手くコミュニケーションがとれない状態になってしまうでしょう。

意志疎通が出来ていれば、お互いがその目的を念頭に置いて行動や言動を行うので、考えを理解しやすいですよね。

たとえ考えが違ったとしても、同じ目的に添った違う側面からのものの見方だとして、相手の考えに理解を示すことが出来ます。

その考えを一致させる必要があれば、さらに意見を出し合い、より良い考えを夫婦で見つけ出していけばいいのです。

だけどこの目的が違っていたら、いくら話合っても噛み合うことはありません。

話の着地点も見つからないし、より良い考えが生まれることもないでしょう。

一方は支えてもらうことを目的とし、一方は幸せにしてもらうことを目的としていたら…最初はお互いに「幸せになろうね」なんて同じ意見を言っていても、次第にズレが生じてしまいます。

目的が違えば、正確な意思の疎通も出来ないのです。

また仕事でも、意思疎通をはかるには、目的が明確になっていなければなりません。

この目的意識がハッキリとしていて、意思疎通が出来ていれば出来ているほど、会社は成長していくのです。

目的は、向かう方向を示すもので、行動の動機となるものです。

同じ目的に向かう人同士は、仲間となり、よき理解者となれる存在ですよね。

向かう方向が明確になっていなければ、行動にもズレが生じ、お互いを理解出来なくなってしまうのです。

つまり意思疎通を上手に行うには、目的や話の対象を明確にし、共通の目的意識を持つことが大前提なのです。

連絡や報告はすぐに行う

意思疎通をするためには、「連絡や報告をすぐに行う」ことも大切ですよね。

何かをしたとき、何かが起きた時、何かをしようと思った時も…常に状況を把握し合うことこそが、意志疎通に繋がるのです。

私たちは常に何か行動をし、何かを考えながら生きています。

時間が止まることが無いように、私たちも同じ場所に留まってはいられません。

そんな人々が意思の疎通を行うには、綿密な連絡報告を、常にし合うしかありません。

それによって人と人とが連携することができ、ひとつの目的に一緒に向かっていくことが出来るのです。

連絡や報告は、時に面倒に感じることもあるでしょう。

自分だって常に動いていますから、「ひと段落ついてから」「あとで…」と思ってしまうことも多々あると思います。

だけどそれは、独りよがりでしかありませんよね。

一緒に目的に向かうはずの仲間やパートナーの存在を、ないがしろにしてしまっているのです。

お互いの状況を常に報告し合い、連絡を密に取り合うことで、それぞれの存在を感じながら一緒に進んで行く、“人間関係”が築けるようになるのです。

意思疎通は、共に歩む仲間やパートナーへの、お互いの存在意義を認め合う行為でもあるのではないでしょうか。

相談をする


連絡や報告と同様に、「相談をする」ということも、意思疎通を行ううえでは重要な、コミュニケーション方法となります。

特に仕事では、“報連相”が大切だと言われています。

「報告・連絡・相談」ですね。

意思疎通を行うには、伝え合い、通じ合うことが大切です。

つまりそれは、一方的な結果報告、持論の展開だけでは不十分なのです。

それでは考えや結果を知ることが出来ても、相手がどうしてそこに至ったのかという“気持ち”が見えてきません。

相談がなければ、通じ合うような関係にはなりませんよね。

目的が同じであり、進む方向が同じであるなら尚更、お互いがどんな気持ちでいるかも、知りたいと思うのが当然です。

結果に行きつくまでの過程も共有できてこそ、仲間であり、パートナーであると認識出来るのではないでしょうか。

それに、相談しあってこそ、結果に行きつく前にもっと良い案が浮かんだり、自分では成し得なかったことが、協力することによって叶ったりするものですよね。

そんな経験もまた、人間関係をより深いものにしていくのだと思います。

意志疎通を行うためには、とにかく報連相を忘れないこと。

これが基本のコミュニケーション方法となるでしょう。

目を見て話す

意思疎通を上手に行うには、「目を見て話す」ことも、忘れてはいけません。

目は口ほどに物を言うと言われるほど、目は真実を語ります。

つまり目は、自分の言葉が真実であることを裏付ける証拠にもなるのです。

人は嘘をつくときや都合が悪い時、目を逸らしてしまいますよね。

目を見られることで、真実を見透かされてしまうことが怖いからです。

つまり意思疎通を行いたいと思った時…目を見ないで話していたら、いくら言葉を並べても、相手には信用してもらえないということです。

「目を合わせられないということは、何か都合が悪いんじゃないか」と思われてしまいます。

最初に、私たちはコミュニケーションのひとつとして、空気や感覚に頼りすぎるところがあるとお話しました。

“目が物語る”というのは、この空気や感覚的なものでもあります。

とはいえ、人は言葉で嘘をつくことも出来、相手を騙すことも出来る以上、言葉だけでは信用を得ることが出来ません。

目で、態度で誠実さを示してこそ、言葉にも重みがでるのです。

意志疎通を行うには、真実の気持ちを誠実に伝え合わなければなりません。

真実の気持ちを言葉にして、さらに真っ直ぐな目で、相手と通じ合うことが大切なのです。

相槌を打つ

意思疎通を行うには、相手との会話の最中に「相槌を打つ」ことも上手なコミュニケーション方法のひとつとなります。

先程、言葉と共に態度で示すことが、意思疎通には必要であるとお話しました。

相槌を打つということも、相手の話を「聞いている」ことを態度で示す行為になりますよね。

逆に、話を聞いているけど相槌をしなかったら…?相手は「聞いてくれていない」と感じ、話を辞めてしまうでしょう。

さらに、「もう話をするのも嫌」と感じてしまうかもしれません。

人と向き合う誠実な態度を示さないだけで、人とのコミュニケーションは破綻してしまうのです。

意思疎通がはかれない相手だと感じてしまえば、人は心を閉ざしてしまいます。

一度心を閉ざされてしまったら、そこから意思疎通をはかるのはとても困難になってしまうでしょう。

反応を示す

「反応を示す」ことも、上手な意思疎通を行う方法となるでしょう。

相槌を打つことも、“反応”のひとつですよね。

相手の話を聞いているなら、自分にも何か感じるものがあるはずです。

相手の話に対して、楽しいと感じたり、納得したり、怒りや反論が出てくる場合もあると思います。

コミュニケーションの最中に湧き上がってくる感情は、普通反応となって表われるはずですよね。

相手はその反応を見てさらに何かを感じ、話を展開していくかもしれません。

反応が気になれば、相手の気持ちを知りたいとも思いますよね。

意思疎通はこのように、お互いの言葉のキャッチボール、反応のキャッキボールを続けていくことによって、より深いものへとなっていくのではないでしょうか。

そもそも、話をしているのに反応が無かったら、つまらないですよね。

お笑い芸人だって、お客さんの反応がなかったら自信を無くしてしまうでしょう。

因みに筆者の父も、コミュニケーションで反応を示さない人です。

話しかけても、返事はおろか相槌もないこともよくあります。

もちろん、表情や態度の変化もありません。

つまりは、人の話を全く聞いていないんですよね。

ですので筆者は、父と意志疎通なんて行えません。

筆者も父の気持ちや考えていることが分からないし、父はもっと筆者のことが分からないと思います。

幼いころは、父に興味があって何かと話しかけていましたが、反応を示してくれないことで諦めたと同時に、父に心を開くこともなくなりました。

父との会話は面白くないし、もう意志疎通すらしたいとも思わないのです。

人と意思疎通を行おうと思ったら、何も反応を示さないのは、相手を傷つけているも同然です。

もちろん、楽しくないのに笑う必要も無いし、納得いかないことに同調する必要もありません。

だけど、何かしら反応を示さないと、相手を見ていないこと、相手の話を聞いていないことになってしまうのです。

質問をする

反応を示すひとつの方法として、「質問をする」ことも意思疎通を行うには有効になると思います。

質問は、相手に興味が無ければ出てきません。

相手の話を聞いていなければ、質問も浮かんできませんよね。

コミュニケーションの中で、沸いてくる疑問。

…意志疎通が上手く出来ない人は、その疑問をそのままにしていませんか?または、勝手な想像で理解しているのではないでしょうか。

もしくは、わざわざ質問するようなことでもないと、流してしまったり…。

でもそれは結局、相手に興味が無いということになりますよね。

相手の真実はどうでもいい。

そう思っているから、適当に理解したり、深く知ろうとしないのだと思います。

浮かんできた質問事項を、相手に質問することこそ、コミュニケーションです。

質問をせずにそのままにしてしまうのは、意思疎通を諦めているも同然です。

意思疎通をはかりたいと本当に思っているなら、自分の疑問を質問として相手に投げかけてみるべきです。

疑問を解消する

質問を投げかけるということは、自分の「疑問を解消する」ということですよね。

質問し、答えをもらい、疑問を解消する…これが、会話のキャッチボールとなるのです。

意思疎通は、お互いの疑問を解消し理解を深めていくことで、成り立っていくものだということです。

疑問があるのに解消しないままでいると、それがやがて不安や疑念となっていってしまいます。

きちんと相手と向き合わないことで、勝手に相手の考えや気持ちを想像し、勝手に不安になっていったりしてしまうのです。

質問を投げかけなければ、相手は理解してくれたものだと思ってしまうし、不安を抱いているなんて想像もしないかもしれません。

そうやって、相手との溝は生まれていくのだと思います。

疑問があれば質問する。

これって、とても単純なコミュニケーションですよね。

相手の状況を配慮する

意思疎通を上手に行うには、言葉を交わし合い、誠実な態度で示しあうこと。

そして、疑問があれば聞き、相手の本当の考えや気持ちを確かめること。

これが大切であることをお話してきました。

つまりは、相手に興味をもって、向き合うことが、意志疎通に繋がるということですよね。

ただ、意思疎通をはかるには、「相手の状況を配慮する」ことも重要になってきます。

コミュニケーションにも、タイミングがあるのです。

人と意志疎通を行うということは、そこには相手がいるということです。

一方的に考えを伝えたり、結論を述べるのが独りよがりであるように、相手の状況に配慮しないコミュニケーションも、自分勝手な行為。

それでは意思疎通は行えません。

例えば夫婦間で、相手が仕事が忙しくて疲れている時に、一方的に話を展開しても、思ったような意思疎通ははかれないでしょう。

相手がコミュニケーションをとれる状況にない時に話しかけて、向き合ってくれないことに腹を立てるのは、お門違いなのです。

もちろん、コミュニケーションにも優先順位はあります。

今話さなければならない大事なことを、変に気を使って話さずに溜め込んでしまうのは違いますし、切羽詰ったことではないことを、状況を考えずに一方的に話すのも違いますよね。

意思疎通を上手に行うには、相手の状況と、コミュニケーションの重要度を照らし合わせることも大切なのです。

SNSを活用する

そして最近では「SNSを活用する」ことも、意志疎通を上手に行うひとつの方法となりますよね。

SNSにもさまざまなものがありますが、主にLINEなど、相手とリアルタイムにコミュニケーションをとることが出来るツールが、意志疎通には役立ってくるでしょう。

FacebookやTwitterでも相手の状況や考えを知ることは出来ますが、一方的な情報発信に過ぎません。

自分ひとりでも成り立つので、そこで誰かと意思疎通を行おうと思って利用している人は少ないと思います。

意志疎通を行うには、あくまでも相手がいるコミュニケーションでなければなりません。

さらに、リアルであることも重要になりますよね。

ですので、メールよりもリアルな会話が成り立つLINEは、意志疎通を行うひとつの方法として、台頭してきたのではないでしょうか。

これまでもお話してきたように意思疎通には、言葉を交わし合い、さらに態度などで反応を示すことが必要です。

LINEでは、リアルタイムに言葉のやり取りが出来ると同時に、スタンプなどで巧みに反応を示すことが出来ますよね。

スタンプは自分の分身として、リアルに相手に態度を示すことに繋がるのです。

ただ、SNSで意思疎通をはかるには、相手が誰であるかも考慮しなければなりません。

ですが、相手が友人や恋人なら、むしろLINEの方が意志疎通がしやすいかもしれませんよね。

逆に会社の上司、また目上の方とのやりとりには、LINEだと失礼になるかもしれません。

今は、意思疎通をはかる最適な方法も選べるようになっているわけです。

相手に合わせて、また状況を考えてベストなツールを利用することは、意思疎通をはかる上手なコミュニケーション方法となるのです。

話す時間を作る

SNSは、意思疎通を行える便利なツールではありますが、もちろんLINEのみで完結してしまってはいけません。

本当に意思疎通をはかりたいのなら、やはり「話す時間を作る」ことも大切ですよね。

SNSは、ほぼリアルなコミュニケーションとも言えます。

ですがやはり、リアルではなく、非リアルの延長線上にあることは忘れてはなりません。

SNSがリアルだと思ってしまうと、人間関係も人との意思疎通も、崩壊してしまうでしょう。

直接会って、コミュニケーションをとらなくても意思疎通が完璧に成り立つのなら、対面する必要がなくなってしまいます。

そもそも、リアルに会って、話すことがない関係性に、本当に満足出来るでしょうか?いつか必ず、「会いたい」と思うはずだし、会って直接話してこそ、コミュニケーションは完結するんですよね。

ということはやっぱり、リアルなコミュニケーションは直接話すことなんです。

SNSはあくまでも、バーチャルの中のお遊び。

これがあまりにも定番化してしまったので筆者も、すっかりSNSをリアルだと勘違いしてしまっているふしがありますが、改めてリアルを大事にしたいなと…考えさせられる思いです。

SNSはコミュニケーションのキッカケにはなるけど、それのみになってしまってはダメなのです。

会って話せば、声が聞けます。

表情が見られるし、温度を感じます。

スタンプよりももっとリアルなリアクションも見ることが出来ますよね!
それにSNSの中では、いくらでも偽りの自分を演じることが出来ますが、リアルな意志疎通では偽ることが難しくなります。

本当の自分と、本当の相手。

人と人とが向き合ってこそ、意思疎通も出来るようになるのです。

話を遮らない

コミュニケーションの際には、「話を遮らない」ことも大切です。

相手の話を遮るということは、相手の話を聞いていないという態度を示すことにもなってしまいますよね。

それに話を遮ってしまったら、相手が話そうとしていることの全てを聞くことが出来ません。

そこには、相手の言いたいこと、考えていることや気持ちが詰まっているのです。

疑問が沸いてきたら質問をする。

これは大事なコミュニケーションですが、相手の話を最後まで聞いて、相手の言葉をきちんと理解した上で、疑問があるなら質問をすればいいのです。

最後まで話を聞けば、途中で浮かんだ疑問も、答えが出ているかもしれませんよね。

次々に質問や反論をしていたら、相手の話の腰を折り、いつまで経っても相手は言いたいことに行きつきません。

聞く姿勢。

これもひとつ、意思疎通を上手に行うためのコミュニケーション方法なのです。

身振りや行動も注視する

SNSのコミュニケーションで得られないリアルさは、相手の動きにもありますよね。

意思疎通を行うためのコミュニケーションには、相手の「身振りや行動も注視する」ことも必要なのです。

意思疎通をはかりたい相手と、対面して行うコミュニケーションには、さまざまな情報が詰まっています。

発せられる言葉の数々、それと共に行われる身振り手振り。

ご紹介したように、目も真実を物語るし、声に表情…と、リアルなコミュニケーションでは、相手を五感で捉えることが出来ます。

意思疎通をはかるには、その“五感で感じるもの”と“言葉”が重要なんですよね。

つまり、自分も同じように言葉と体で、相手に誠実に向き合うことが、意思疎通を行う上では大切だということです。

理解しようという姿勢を持つ

これまでにもお話してきた通り、意思疎通を行うには、誠実な姿勢で相手と向き合わなければなりません。

それは相手に興味を持つということであり、「理解しようという姿勢を持つ」ことでもあると思います。

理解しようと思えば、コミュニケーションをとりながら疑問も沸いてきます。

相手の言わんとすることを理解したいという気持ちが自然と沸いて来て、それが質問となって表われるでしょう。

理解しようという気持ちは、様々な面で相手を知りたいという欲求を生み出すことになり、相手に興味が沸いてくるのです。

その理解しようという姿勢は、言葉となり、態度となり表われてくるので、相手にも興味を持っていることが伝わるようになります。

興味を持ってくれていると分かれば、相手も自分に興味を持ってくれるようになるし、自分の事を知ってもらいたいとも思うのです。

そうやってお互いに理解し合おうと、深いコミュニケーションがとれるようになっていくのです。

意思疎通は、相互理解が必要です。

自分だけが相手を理解していても、相手にだけ自分を理解してもらっても、意思疎通にはならないのです。

理解しようという姿勢を見せることは、相手にも、同じ気持ちを引き出すことに繋がるはずです。

相手への敬意を忘れない

意志疎通を上手に行うポイントとしては「相手への敬意を忘れない」ことも大切です。

もしあなたに、相手を見下す気持ちがあるとしたら、相手はあなたと意思疎通をしたいとは思わないでしょう。

それに、もし相手を見下しているのなら、それは意思疎通をはかりたいのではなく、都合の良い考えだけを引き出したいか、自分の考えを押し付けたいだけではないでしょうか。

相手への敬意がないのなら、相互理解を深めようなんて思っていないはずなのです。

自分のモノサシで、相手を理解したふりをしたいだけなのだと思います。

人はひとりひとり、みんな違いますよね。

自分の考えや気持ちを持っています。

そんなひとりひとりが手を取り合い、協力することで世の中は成り立っています。

私たちが生活していく上では、それぞれに違う人々が、手を取り合わなければなりません。

そこで欠かせないのが、意志疎通なのです。

そんな意志疎通を成立させるためには、「相手への敬意」がとても重要なのです。

敬意は、相手を認めるということです。

お互いにお互いの存在を認め合い、考えを認め合うことで協力することができ、ひとつの目標に向かって知恵を出し合うことも出来るんですよね。

夫婦でも仕事でも、お互いへのリスペクトがあってこそ、意思疎通がはかれるののです。

特に男女間では、相手への敬意が、意思疎通を行う上で忘れてはならないポイントになると思います。

男性と女性は、見た目も機能も明らかに違うからこそ、“敬意”が忘れてしまわれがちです。

夫婦で家庭を築いていく上でも、お互いに敬意を持ち、それぞれがやるべきことをやる環境が作れなければ、家庭は成り立っていかないでしょう。

結婚し、子供を産み、家族を作っていくことが目的なら、子供を産むことが出来るのは女性だけです。

だけど、ふたりで協力して、それぞれの役目を果たさなければ、子供は生まれません。

そして子供が生まれるまで、生まれてからも、それぞれにやるべき役割がありますよね。

子供を作ったからには、ふたりで責任を持って育てていかなければならないし、その為にふたりが、それぞれにやるべきことは何か。

同じ目的に向かって歩んでいくパートナーとして、お互いに敬意を持つことは、なくてはならないことなのです。

人それぞれに、出来ることと出来ないことがあります。

出来ないことがダメなのではなく、それを埋めあうのが人間関係を築くひとつの目的です。

今、女性の社会進出が増えてきたのも、この敬意が忘れ去られてきたことが、ひとつの要因だと思います。

社会でしか認めてもらうことが出来ないのなら、社会に出て活躍したいと思うのは当然です。

家庭で子供を育て、家族を守ることにもっと敬意を示してくれたのなら、社会に出ずとも自分の役割を、自信をもって全うすることが出来たはずだと…筆者は思うのです。

もちろん、夫婦間、男女間だけではなく、人と意思疎通をはかり、良好な人間関係を気付きたいと思うのなら、相手への敬意を忘れてはなりません。

お互いに敬意を持っていてこそ、通じ合うことも出来るのです。