本当の自分と、本当の相手。
人と人とが向き合ってこそ、意思疎通も出来るようになるのです。
話を遮らない
コミュニケーションの際には、「話を遮らない」ことも大切です。
相手の話を遮るということは、相手の話を聞いていないという態度を示すことにもなってしまいますよね。
それに話を遮ってしまったら、相手が話そうとしていることの全てを聞くことが出来ません。
そこには、相手の言いたいこと、考えていることや気持ちが詰まっているのです。
疑問が沸いてきたら質問をする。
これは大事なコミュニケーションですが、相手の話を最後まで聞いて、相手の言葉をきちんと理解した上で、疑問があるなら質問をすればいいのです。
最後まで話を聞けば、途中で浮かんだ疑問も、答えが出ているかもしれませんよね。
次々に質問や反論をしていたら、相手の話の腰を折り、いつまで経っても相手は言いたいことに行きつきません。
聞く姿勢。
これもひとつ、意思疎通を上手に行うためのコミュニケーション方法なのです。
身振りや行動も注視する
SNSのコミュニケーションで得られないリアルさは、相手の動きにもありますよね。
意思疎通を行うためのコミュニケーションには、相手の「身振りや行動も注視する」ことも必要なのです。
意思疎通をはかりたい相手と、対面して行うコミュニケーションには、さまざまな情報が詰まっています。
発せられる言葉の数々、それと共に行われる身振り手振り。
ご紹介したように、目も真実を物語るし、声に表情…と、リアルなコミュニケーションでは、相手を五感で捉えることが出来ます。
意思疎通をはかるには、その“五感で感じるもの”と“言葉”が重要なんですよね。
つまり、自分も同じように言葉と体で、相手に誠実に向き合うことが、意思疎通を行う上では大切だということです。
理解しようという姿勢を持つ
これまでにもお話してきた通り、意思疎通を行うには、誠実な姿勢で相手と向き合わなければなりません。
それは相手に興味を持つということであり、「理解しようという姿勢を持つ」ことでもあると思います。
理解しようと思えば、コミュニケーションをとりながら疑問も沸いてきます。
相手の言わんとすることを理解したいという気持ちが自然と沸いて来て、それが質問となって表われるでしょう。
理解しようという気持ちは、様々な面で相手を知りたいという欲求を生み出すことになり、相手に興味が沸いてくるのです。
その理解しようという姿勢は、言葉となり、態度となり表われてくるので、相手にも興味を持っていることが伝わるようになります。
興味を持ってくれていると分かれば、相手も自分に興味を持ってくれるようになるし、自分の事を知ってもらいたいとも思うのです。
そうやってお互いに理解し合おうと、深いコミュニケーションがとれるようになっていくのです。
意思疎通は、相互理解が必要です。
自分だけが相手を理解していても、相手にだけ自分を理解してもらっても、意思疎通にはならないのです。
理解しようという姿勢を見せることは、相手にも、同じ気持ちを引き出すことに繋がるはずです。
相手への敬意を忘れない
意志疎通を上手に行うポイントとしては「相手への敬意を忘れない」ことも大切です。
もしあなたに、相手を見下す気持ちがあるとしたら、相手はあなたと意思疎通をしたいとは思わないでしょう。
それに、もし相手を見下しているのなら、それは意思疎通をはかりたいのではなく、都合の良い考えだけを引き出したいか、自分の考えを押し付けたいだけではないでしょうか。
相手への敬意がないのなら、相互理解を深めようなんて思っていないはずなのです。
自分のモノサシで、相手を理解したふりをしたいだけなのだと思います。
人はひとりひとり、みんな違いますよね。