因みに筆者の父も、コミュニケーションで反応を示さない人です。
話しかけても、返事はおろか相槌もないこともよくあります。
もちろん、表情や態度の変化もありません。
つまりは、人の話を全く聞いていないんですよね。
ですので筆者は、父と意志疎通なんて行えません。
筆者も父の気持ちや考えていることが分からないし、父はもっと筆者のことが分からないと思います。
幼いころは、父に興味があって何かと話しかけていましたが、反応を示してくれないことで諦めたと同時に、父に心を開くこともなくなりました。
父との会話は面白くないし、もう意志疎通すらしたいとも思わないのです。
人と意思疎通を行おうと思ったら、何も反応を示さないのは、相手を傷つけているも同然です。
もちろん、楽しくないのに笑う必要も無いし、納得いかないことに同調する必要もありません。
だけど、何かしら反応を示さないと、相手を見ていないこと、相手の話を聞いていないことになってしまうのです。
質問をする
反応を示すひとつの方法として、「質問をする」ことも意思疎通を行うには有効になると思います。
質問は、相手に興味が無ければ出てきません。
相手の話を聞いていなければ、質問も浮かんできませんよね。
コミュニケーションの中で、沸いてくる疑問。
…意志疎通が上手く出来ない人は、その疑問をそのままにしていませんか?または、勝手な想像で理解しているのではないでしょうか。
もしくは、わざわざ質問するようなことでもないと、流してしまったり…。
でもそれは結局、相手に興味が無いということになりますよね。
相手の真実はどうでもいい。
そう思っているから、適当に理解したり、深く知ろうとしないのだと思います。
浮かんできた質問事項を、相手に質問することこそ、コミュニケーションです。
質問をせずにそのままにしてしまうのは、意思疎通を諦めているも同然です。
意思疎通をはかりたいと本当に思っているなら、自分の疑問を質問として相手に投げかけてみるべきです。
疑問を解消する
質問を投げかけるということは、自分の「疑問を解消する」ということですよね。
質問し、答えをもらい、疑問を解消する…これが、会話のキャッチボールとなるのです。
意思疎通は、お互いの疑問を解消し理解を深めていくことで、成り立っていくものだということです。
疑問があるのに解消しないままでいると、それがやがて不安や疑念となっていってしまいます。
きちんと相手と向き合わないことで、勝手に相手の考えや気持ちを想像し、勝手に不安になっていったりしてしまうのです。
質問を投げかけなければ、相手は理解してくれたものだと思ってしまうし、不安を抱いているなんて想像もしないかもしれません。
そうやって、相手との溝は生まれていくのだと思います。
疑問があれば質問する。
これって、とても単純なコミュニケーションですよね。
相手の状況を配慮する
意思疎通を上手に行うには、言葉を交わし合い、誠実な態度で示しあうこと。
そして、疑問があれば聞き、相手の本当の考えや気持ちを確かめること。
これが大切であることをお話してきました。
つまりは、相手に興味をもって、向き合うことが、意志疎通に繋がるということですよね。
ただ、意思疎通をはかるには、「相手の状況を配慮する」ことも重要になってきます。