手順を飛ばしたために大きな間違いを起こすことがあるのですが、その間違いをなかなか認めることができないという典型的なタイプです。
低すぎる場合もある
自己評価が低い人はいつも劣等感を持ち、自分のダメさ加減に嫌気がさしているかのようです。
自己評価が低い人はたとえそれが失敗ではなくても失敗だと思いこみます。
誰のせいでもないことを自分のせいだと思ったり、どうでもいいことを重大な過ちで取り返しがつかないことになったと悩んだりもします。
挙句の果てには自分の運命そのものが上手くいくはずがないものだとでも言いたいようです。
ある自己評価のとても低いBさんは、休みの日に友人と一緒に食事がしたいと誘いました。
その日はたまたまその友人の都合が悪くて断られてしまったそうです。
Bさんはそんなときいつも自分といると人は楽しくないのではないかと考えてしまうというのです。
誰でも都合が悪いときがありますがBさんはいつも原因は自分にあると考えてしまうそうです。
先に被害妄想のことをお話ししましたが、自分の劣等感のせいで被害妄想へと陥ってしまうのですね。
自分が好き
自分のことが好きという人も嫌いという人も結局のところ、自分のことを好きになりたいという気持ちは同じだと思います。
自分のことが嫌いということと自分のことが好きということには大きな差があるようである意味表裏一体です。
いい意味で自分のことが好きだというのはいいのですが、悪い意味で自分が好きというのはちょっと困りものですね。
いい意味で自分のことが好きな人は本当の自尊心があるのだと思います。
天上天下唯我独尊とお釈迦さまも言いましたが、これは自分という存在は他に代わることができない命であり、この命のまま尊いものなのだ、という意味です。
誰と比べるものではなく、自分の命がこれほど尊いのであれば、自分と同じように人の命も他に代わることができない尊いものになります。
本当の自尊心のある人はそのことがわかっている人、悪い意味で自分のことが好きな人は、人を蹴落してでも自分が優位に立ちたい、優位に立てる自分が好きな人といえます。
責任感がない
自分の考えや行動が間違っていた場合、それを認めるということは最後まで責任をもつということにつながります。
行動を起こして、それが正しいのみ認めて間違いなら認めないというのはおかしいと思いませんか?
どんなことでも結果まで引き受けてこそ責任があるといえます。