仕事でも何でもどこがおかしかったのだろう、次はどうしたらいいのだろうかと試行錯誤を重ねることで前に進むことができるのですが、間違いを認めない人にはそれができません。
たとえばゴルフやテニスを始めたばかりの人のことを考えてみてください。
上達したいとがんばっているときは自分より上手い人や先生の言うことを一生懸命聞こうとしますよね。
指摘されることがむしろ嬉しかったりもするものです。
「ああそうなのか」「そういうふうにすればいいのか」などと感心してみたり、どうしたら自分も上手くなれるのか試行錯誤を繰り返したりするのではないでしょうか?
それがだんだん上手くなってきて少しばかりの自信がついてくるとまず自分と同等レベルだと思える人からの指摘を鬱陶しく感じ始めます。
それでも自分よりはるか上のレベルの人からの指摘には耳を傾けるでしょう。
結局、指摘されるということに耐えられないということは自分にへんな自信があることが多いものです。
でもそうなるとそれより先にはいけなくなります。
信頼度が減る
「ああこの人は言っても受け入れない人だな」と思われてしまうと人から信頼してもらえなくなります。
ちょっと考えればわかることですが、人の間違いを認めることは結構難しいことだとわかりますよね。
それでも人間的に成熟している人はしんどいことでもやらなければいけないと思ってするのです。
もしくはそうするのが人としてあたりまえだと認識しているからかもしれません。
だからこそ自分の間違いを素直に認める人を見るとちょっとした感動をおぼえるのです。
人はそういう人のことを信頼に値する人だと思えるのです。
人は間違いを認められる人を見ると、自分ができないことをしている人という目で見るようになり
人として尊敬できるのです。
評価が下がる
間違いを認められないと結局どんどん周囲からの評価が下がってしまいます。
評価が下がっていることに気付くとますます自分の評価を上げようとして見栄をはったり、間違いを認めず逃げようとします。
人はそういうところをちゃんと見ています。
人として嫌われる
なんか嫌な人だな、ということで人として嫌われます。
間違いを認めないということは、自分を実際より大きく見せたい、思われたいという深層心理があります、それはどういうことかというといわゆる自己中だということです。