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エールを贈るために伝えたい25個のこと(続き4)

これなくして応援する側と応援される側の意志が疎通することはないでしょう。

「あなたを信じてる」結局はこのたった一言に全てが集約されているといっても過言ではありません。

「この人はほんとに自分のことを信じてくれてるんだ」という実感ほど、努力を後押ししてくれるものはないかもしれません。

ただし乱用すると、その信頼も浅いものに感じられてしまうので、この言葉もここぞという時に使うようにしましょう。

名言エール

たった一言でも充分に気持ちを伝えることができる「エール」ですが、エールをくれる相手は身近な相手だけではありません。

本や映画、音楽など、作品を通じてエールをもらうということも非常に多いですよね。

アーティストが言った名言、歌詞、物語そのもの。

努力を裏打ちしてくれるものは、日常生活の中で至る所に潜んでいます。

そこから、プラスの作用になるものを吸収して、どんどんポジティブになりましょう。

「人を信じよ、しかし、その百倍も自らを信じよ。」手塚治虫

有名な漫画家ですね。

手塚先生の漫画に対する思いとその行動力は、まさに尋常ではありません。

現在のプロの漫画家でも、週刊連載を一本維持することは、とてつもない労力が必要と言われています。

さらに作品の人気を継続させるとなると、一本の連載ですら、並大抵の努力ではできません。

手塚先生はそれを何本も同時に抱え、大ヒット作品を連発して世に出しました。

毎日昼夜問わず、編集者と締め切りに追われ、よく逃げ出していたようです。

そんな偉人の言葉です。

いかに漫画の神様でも、やはりスランプに陥った時期があります。

何を書いても、ヒットはそこそこで、若い新人も成長し、自分を脅かすなど、苦しい時期があったようです。

そんな時期ですら手塚先生は自分を信じ切ってひたすらに漫画を描き続けました。

しかもそのジャンルが幅広く、少年向け、青年向け、成人向けなど、時期によって同じ人が描いたとは思えないほど、様々なジャンルに挑戦しています。

それができたのは、まさに「自らを信じていたから」でしょう。

大事なのはその前置きだと思います。

「人を信じよ」

自分だけではなくきちんと他人も信じていますよね。

手塚先生は、ものすごく穏やかで物腰柔らい人だったようですが、同時に非常に負けず嫌いで、プライドも相当高かったようです。

人を信じて人には優しく、それと同時に自分をその百倍信じて、自分のエゴとプライドを作品に投影する。

この言葉をまさに実践した人です。

自分を肯定するために陥りやすいのですが、「他人を否定して自分を肯定する」方法論は、楽なだけで、価値があるものではありません。

自分と他人を比較しても、あまり意味はありません。

自分を肯定するために必要なものは、まさに自分だけが知っている日々の努力です。

手塚先生の努力は一般人ができる次元を越えてるものですが、それを日々実践していたからこそ、先生は自分を百倍信じることができたのでしょうね。

現在の自分の努力に疑問を感じている人がいるなら、手塚先生の自伝を読んでみるといいかもしれません。

「100回叩くと壊れる壁があったとする。でもみんな何回叩けば壊れるかわからないから、90回まで来ていても途中であきらめてしまう」松岡修造

きっとこれは自分がプロのアスリート、しかもテニスという個人競技で、ストイックにやり続けてきた人だからこそ、体感してたどり着いた名言なのでしょう。

今90回であと10回叩けば壁は壊れると分かっているなら、全員迷うことなく残りの10回を叩くでしょうね。

もちろん未来のことは誰にも分かりませんから、それを知ることは誰にもできません。

自分が今何回叩いているのか、それを実感することも不可能です。

叩いてるつもりでも1回目かもしれませんし、99回目かもしれません。