問題は家族がいる場合です。
今後どうなるか分からない、そんな状況に家族ともども陥るわけにはいきません。
ましてや子供がいるならなおさらです。
そこはやはり「安定さ」が必要ですから、決断は困難極まりないでしょう。
学費も食費もかかる状況で、自分の「分裂した意識」をどうするか…。
これは30代ならではの悩みナンバーワンでしょうね。
2.このままハードな仕事を続けていける自信がない
仕事といっても職種は無数にあります。
当然力仕事もあるわけで、力は年齢とともに低下していきます。
若い頃はよくても、体は徐々に悲鳴を上げ始めます。
そしてパフォーマンスが落ちます。
もうシンプルに「仕事がきつい!!」という結論ですね。
プロのアスリートでもどんなに輝かしい20代を過ごしても、30代では引退がよぎります。
アスリートならば、引退後にどうするかは、事前に考えているはずですが(一財産もあるでしょうから)、一般人が体がきついからといってすぐ転職するわけにもいきません。
さっき述べたような状況もあることですし…。
それでも残酷なまでに体は消耗していきます。
寝ても回復しない時もあるでしょう。
30代はよくても、40代50代とこれを続けていくのか?と自問すると…「自分には無理だ」と、思う人もたくさんいるでしょう。
今はよくても先のことをつい考えてしまうのもまた30代の特徴ですね。
体力と精神的にこの先も続けていけるか不安
体力に対する不安はそのまま精神面に直結します。
体力的に無理となると、気持ち的にも無理となってしまう人は多いでしょう。
そして一度こう思い始めると、モチベーションは回復しません。
辞めること前提で、仕事を継続してしまいます。
ここもまた難しいのですが、辞めること前提でも、いつ辞めるか分からないという曖昧さは残念ながら時間の浪費を意味しています。
いつか辞めると決めているのであれば、転職は早い方がいいに決まってます。
会社的にもいつか辞める人より、フレッシュにモチベーションを持っている人の方が良いはずです。
女性のダイエットあるあるですが、「あなたの明日はいつですか?」というあれですね。
いつか辞めると決断しているのであれば、「いつか」ではなく現実的に「この日」に辞めると具体的プランを練りましょう。
本当に体も心も無理、ならば、ですが…。
3.後輩を指導できない
人の上にたって指導するというのは、けっこう向き不向きがあります。
30代にもなって…と思われる人もいるかもしれませんが、これは性格ですから、あまり年齢はあてになりません。
30代でも人付き合いが苦手な人、口下手な人はたくさんいます。
もちろんそういった経験をあまりしてきてないから、ということもあるでしょうが、根本的には性格の問題だと思われます。
後輩指導は先輩の重要な仕事の一つです。
後輩が育ってくれれば会社にも自分にもメリットがあります。
本来なら会社としてそこに尽力するべきなのですが、後輩指導に関しては不思議と個人の感覚任せということが多いです。
上に立つ経験が少なく部下の指導がうまくいかない
性格とはいえ、やはり経験がものを言う部分も大きいでしょう。