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承諾とはどういう意味?使い方を紹介!(続き2)

さらに、他人からの依頼や要求を受け入れる、という意味でもあります。

それで、ある依頼主から何かお願いを受けるときに、その内容を理解したうえでそれを引き受けることを決めた時には「依頼を承諾しました」というように答えることがあります。

要求に関しては、その要求事項がもっともと思える時にその要求を呑む、要求を引き受けるわけですが、そのことを「承諾する」という言い方をします。

先ほどのように、希望や意見に対して肯定的なOKを出す、ということ以上に、こちらの場合では引き受けるわけですので、依頼や要求に対して行動をとることが関係していますね。

契約を成立させる意思表示

この「承諾」というフレーズですが、仕事上の取引などでもよくつかわれる言葉です。

もし特定の内容を含む契約書を交わすとき、契約を成立させますよ!ということの事ら柄の意思表示として「承諾する」と言います。

それで、契約を成立させる意思表示としての意味もあるのです。

「承諾する」場合には、契約内容に沿って物事が進められていくことに同意していることになりますね。

何か申し込みをするときにも「承諾します」という所にチェックをすることがありますけど、それは申し込みをするという意思表示とともに、契約が成立することへの意思表示をしていることになります。

つまり、他者と当社の間、つまり社外での契約を交わすとき、取引をするときに使う言葉なんですね。

元々は「じょうだく」だった

昔は、「じょうだく」と言っていたそうです。

「じょうだく」・・・。

ちょっと言いにくいかもしれませんね。

「しょうだく」のほうがすんなり発音できます。

「じょうだく」と言っていたのがいつ頃から「しょうだく」と言うようになったのかはわかりませんでしたが、現代では「じょうだく」という人はほとんどいませんね。

「しょうだく」が正解です。

仕事などでよく使われる言葉

ということで、「承諾」には意見や希望などを受け入れるという意味や、依頼や要求などを引き受けるという意味があることがわかりました。

そして、ビジネスシーンで他者との取引や契約などを交わすときに、その契約を成立することへの意思表示として「承諾する」というフレーズが使われる、ということもありました。

なので、やっぱり仕事場ではけっこう欠かせないワードということになりますね。

特に、先方の承諾を得るとか、上司の承諾を得なくては勝手に物事を進められない、ということも多いでしょう。

申し込みをするときにも、申し込みを引き受けるという意味で「承諾する」というように取り引きが成立していることを表したりします。

また、先ほどもちょっと触れていますが、仕事場ではなくても親に結婚を許してもらうとか、何かを購入することの許可をもらうとか、何か誰かのOKを取り付けたい時にも「承諾を得る」というように使えます。

承諾と間違えやすい言葉

承諾と同じような意味を持つ言葉もあります。

例えば、意見や希望を受け入れるというときに「了解しました」ということもあるでしょう。

さらに、「了承しました」とか「承知いたしました」というように、要望を受け入れたということを伝えることもありますよね。

では、このまぎわらしい「承諾」、「了解」「承知」「了承」ってどのような違いがあるのでしょうか?

ビジネスシーンでの使い分けに注意

普通のときには、同じような意味を持つ言葉は自由に使える事が多いですが、ビジネスシーンになると、目上の人に使うと失礼になったり、逆に部下などに使うべき言葉というものもあります。

そのような言葉の選択というのは、間違ってしまうと先方に失礼があったり、相手に嫌な印象を与えたり、マナーがなっていない人という印象を与えてしまうことがあります。

逆にちゃんと使い分ける事ができている人は、デキル人とみられることでしょう。

それで、特にビジネスシーンではどのように使い分ける必要があるのか見てみましょう!

了解

まず、「了解」という言葉から確認してみましょう。

「〇〇をお願いします」「はい、了解。」とか、「すみません、10分ほど遅れます。」という報告に対しても「了解」というように使うことが多いですよね。

では、「承諾」とはどう違うのでしょうか?