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承諾とはどういう意味?使い方を紹介!(続き4)

ビジネスシーンにおいて、「承知する」とは、依頼や要求などを聞き入れるという意味を持っています。

先方からの依頼などを引き受ける際に「確かに承知いたしました」と引き受ける旨をはっきり言い表せます。

申し出を受け入れる際にも「承知しました」と言いますね。

接客業などをされている方は特に、お客さんの願いや要望に対して、それを引き受けたことを「承知いたしました」と丁寧に表現することが多いでしょう。

他にも、「承知」とは、事情などを知ることや知っていることを意味して、「〇〇については承知しております」などという言い方をすることもあります。

「無理を承知でお願いするのですが・・・」とか、「キミの言っていることなど百も承知だよ」というように、わかっている、もう知っているということを伝えたい時にも使いますね。

さらに、相手の事情などを理解してそれに許可を与える、許すという時にも「承知」を使えますが、この場合にはほとんどの場合打消しの語が伴います。

「〇〇したら、お父さんは絶対に承知しないからな!」、「次は承知しないぞ」という感じです。

目下の人が目上の人に対して使う

ビジネスでは、特に願いや要求などを聞き入れることを意味する語として「承知しました」ということが多いですね。

目下の人がお客様や目上の人に対して使います。

目下の人に使ってはいけない、というわけではありませんが、不自然な感じになってしまいますので、目下の人に対しては「了解しました」ということができるでしょう。

つまり、先ほども登場した「了解」と言う言葉はその言葉自体に尊敬が足りないわけで、いくら「了解しました」とか「了解いたしました」という言い回しをしても、目上の人や先方には使わないほうがいい言葉です。

それならば、「承知しました」または「承知いたしました」という言い回しで、丁寧に尊敬の気持ちを込めて返事をすることが進められています。

ビジネス研修でもその点はよく指摘されることです。

「承知しました」は謙譲語だからです。

ちなみに、「承りました」という言い回しもありますが、これは「承知しました」のもっと丁寧な言い方です。

それで、メールなどの文面にして目上の人や顧客に対して使うことができますが、会話の中では「承知しました」のほうが言いやすいとは思いますので、「了解です」、「了解しました」と言いたくなったら「承知しました」に言い換えて話しましょう。

「かしこまりました」と同義

「承知しました」と「かしこまりました」にはどういった違いがあるのかというと・・・意味としては同じです。