同義語なんです。
ではどう使い分けるほうがいいのかというと、「かしこまりました」は「承知しました」よりもちょっと丁寧にした表現になります。
それで、ホテルのスタッフや飲食店の店員さんなどは「かしこまりました」と言いますね。
お客さん相手には、要望を願いを聞いて引き受けるということを「かしこまりました」というのが丁寧で、相手への敬意のこもった言い方となるんですね。
目上の人の要望や命令などを承った、というニュアンスで使います。
その点で比較すると「承知しました」は、理解して受けるというニュアンスになります。
この使い分けはちょっと難しいかもしれませんが、「かしこまりました」と「承知しました」という言い方を覚えておけば、「了解です!」などと言って、取引先の人や目上の人、さらには顧客と対話をする際に失礼にならないですみますので、よく覚えて日常から口に出るように練習しておきましょう。
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使い方を間違えると失礼にあたる
「了解しました」、「了承しました」、「承知しました」、「かしこまりました」ってどれも同じような意味を持つゆえに、その使い分けがすごく難しいですよね。
しかし、目上の人に使うべき言葉と、使うべきではない言葉というものをはっきり把握しておくのはすごく重要なことですね。
言葉は気持ちを相手に伝えるツールなので、使い方を間違えると相手に悪い印象や失礼に当たることがあります。
それで、使い方を間違えないようにしっかりと、どのシチュエーションでどの言葉を使うべきなのかということを理解しておきたいものです。
承諾の使い方
では、話は「承諾」に戻りましょう。
「承諾」は特に契約をしたり、取り引きをしたりなどのシチュエーションで使う言葉です。
申し込みをしてくれた相手方の意思表示と結合して契約を成立させる際に用いられる言葉でもあります。
そして、依頼や要求、希望などを引き受けるということを意味しています。
では、具体的にどんな風な言葉の言い回しで、「承諾」を使うのでしょうか?
ここからは、「承諾」の使い方のいろいろな例を見てみましょう。