あんな怒り方しなくてもいいのに!と、そんな気持ちもあるかもしれません。
そのときはまず、自分の感情を受け止めてあげてください。
その気持ちを無視してポジティブ変換しても、意味はないのです。
短所を長所に言い換えるような感覚で
それでも、考え方の変換の練習をすることは、いずれメンタル強化に繋がっていきます。
短所を長所に言い換えるような感覚で、少しずつ慣らしていってみてください。
そうすると、自分の心のケアだけではなく、周りの人の見え方も違ってきたりします。
厳しい先輩の、厳しいだけじゃない一面が見えてきたりもするものですよ!
2.自分の失敗を受け入れる
メンタルを強くするメニューとして次にご紹介するのが“自分の失敗を受け入れる”ということです。
ポジティブ変換の際にも例として挙げましたが、“失敗”の経験をどう受け入れるか。
これが、メンタルの強い人と弱い人では大きく違っています。
“失敗”すると、恥ずかしさや悔しさがあったり、自分の出来なさを実感させられたりして、落ち込みますよね。
この感情は、メンタルの強い人にも同じようにあるもので、当たり前に感じる感情です。
メンタルが強くなれば、「マイナスな感情を感じなくなれる」と思う人もいるかもしれませんが、それは違います。
恥ずかしさや悔しさを一切感じないのは、単に逃げているだけで、メンタルが強いわけではありません。
メンタルが強いのではなく、図太いだけです。
私にももちろん、失敗した経験は何度もあります。
そんな時は落ち込むし、「穴があったら入りたい」とすら思います。
メンタルが強くなるということは、失敗も、それによる感情も、自分で受け入れることが出来るようになるということなのです。
失敗は成功のもと!その失敗には意味がある
失敗は成功の元!とは良く言いますよね。
出来れば失敗なんてしたくはないけれど、人生において何の失敗もなく過ごせる人なんていません。
誰でも、失敗はするものです。
失敗から学べることは沢山あって、その後の自分にどう生かしていくかが大切です。
失敗の意味を見いだせるか、失敗しただけで終わってしまうのかで、自分の成長度合いは大きく変わります。
失敗した時は落ち込んでも、その失敗を無駄にしないこと。
それを心掛けることが大切です。
その経験があったから今の自分がいる
昔の失敗を思い出して見てください。
「その経験があったから、今は同じ失敗をしないようになった」ことが、ひとつは必ずあるはずです。
私の昔の小さな失敗をひとつ、お話しましょう。
小さいころ、母親の洗い物の手伝いをしていたとき、包丁でざっくり指を切ってしまったことがありました。
包丁の刃側をスポンジで挟み込んで、ゴシゴシ洗っちゃったんですよね。
今考えれば、あり得ない洗い方で、ほんとバカだなぁなんて思いますが、その時はスポンジが切れちゃうことまで考えていなかったんですよね。
こういった怪我も、幼いころに経験するからこそ、気を付けなきゃいけないんだってことに気付くものですよね。
怪我の場合は、心を痛めるというより痛い思いをするだけの経験ですが、たとえ心を痛める失敗だったとしても同じです。
人は失敗から学び、失敗があったからこそ今の自分がいるんです!
今、メンタルが弱いと思っているあなたも、本当は失敗を活かした経験があるはずですよ。