外国人の方に伺えば、習得の非常に難しい外国語の常連は「日本語」のようですね。

その要因の一つとして感じの使い分けが結構大きなウエイトを占めているからでしょうね。

日本語を覚えようと思えば、嫌が応でも漢字の存在を無視するわけにはいきませんよね。

それではタイトルにもありますように「早く」と「速く」の違いを紹介しつつ、漢字についても考えていきましょう。

️漢字の変換は迷うことが多い…

近頃は小学校の時からパソコンが当たり前の時代になったからか、漢字を覚えるのが億劫になっている傾向があるような気が致します。

何せ手紙を書くのも簡単な挨拶文を書くのも全てパソコンでまかなえます。

おまけにパソコンは自動で漢字検索までやってくれます。

だからこちらが昔のように漢和辞典片手にわからない漢字をいちいち調べる必要がなくなってしまったのです。

しかし、そのせいで漢字の記憶もさることながら漢字の正しい使い分けもがさっぱりわからなくなってしまったのです。

これでは日本語を母国語にする私たち、「日本人」が世界に恥をかく、というようなものですね。

とにかく漢字の変換に迷う今の時代の趨勢は、本人の努力を促すしか方法はないかもしれませんね。

正しい漢字の使い方について学ぼう


そこで私たちは、今一度基本に立ち帰り「正しい感じの使い方」について学び直す必要があると思います。

そもそも漢字は、その一語のみで状況や季節感、心情描写を巧みに表現できる非常に素晴らしいものなのです。

そこが英語のアルファベットㇳは大きく違う日本語の難しさでもあり奥ゆかしさでもあるでしょう。

代表的なものが早くと速く

そこで変換に迷う漢字の代表として「早く」と「速く」を例に取って考えていきましょう。

今、皆さんは辞書なしでこの2つを完璧に使い分けられますか?例えパソコンを使用していても、元の漢字の意味を把握していなかったら間違った使い方になるのは火を見るよりも明らかですからね。

️早くと速くのそれぞれの意味

それでは「早く」と「速く」のそれぞれの意味についてみていきましょうね。

“早く”の意味


ではまず「早く」からです。

大きくざっくりと申しますと、ある動作、作業にかかるであろう所定の時間よりも少ない時間で達せられるような場合の事をいいます。

ちょっとざっくりし過ぎていて分かりにくいですか?それではもっと砕いていってみていく事にしましょうね。

ある基準より時間があまり過ぎていない

「早く」の意味は「ある基準より時間が余り過ぎていない」という場合に用います。

例えば、30分かかる場所に車で到着するのを25分で到着した、とします。

この場合は5分短縮していますよね。

つまり30分の予定が実際は25分しか使っていないという事になります。

30分の運行時間を25分で完了できたこの状況について、「早く終わったね」といった言い方をすることで自然な日本語の表現に感じることでしょう。

このように「早く」は基準内で終わらせる事が出来た場合に用います。

ある基準より時期が前である

「早く」のもう一つの意味は「ある基準より時期が前である」時にも用います。

例えば、男子なら気が気でないバレンタインデー。

毎年2月14日が運命の日となりますね。

通常ならこの「14日」という日に渡すのが一般的だと思います。

ところがその日、どうしても別の用事があって直接、渡す事ができないとします。

そういった時、本来の日よりも前の段階で渡すのですから「早く渡した」といった言い方になります。

この場合もその動作、行いが基準の日よりも前かどうか、が一つのポイントとなるのです。

まだその時ではないこと

「早く」の意味の3つ目は「まだその時ではない」という事を表します。

つまり「時期尚早」という事ですね。

例えばあなたが部活で何かのスポーツをやっていたとします。

あなたは腕前を試したくて はやく 試合をしたいと、うずうずしています。

ですがチームの実力がまだ試合に勝てるような状況ではりません。

まだまだ練習の時間が必要なようです。

こういった場合、「お前にはまだ早い」という言い方がピタッとはまるのですよね。

試合はいずれどこかの時期で行えるでしょうが、今日明日でやるにはまだ早い、という事です。

お分かり頂けましたでしょうか?

簡単で手っ取り早いこと

「早く」の意味の4つ目は「簡単で手っ取り早い」という意味です。

もの事を行う上で、その作業が簡単ならば所定の時間より「はやく」終わりますよね。

こういった状況の時にも「早く」という言い方をします。

つまり作業時間全体を短縮させているのです。

朝から始めた作業が本来ならお昼の12時までかかる予定だったのに30分早い11時半に終わりました。

作業内容が簡単だったおかげです。

「手っ取り早く」という言葉の語源はこういったところからきているのでしょうか?

“速く”の意味

それでは次に「速く」の方を取りあげましょう。

こちらの「はやく」はどのような意味でどのような局面で使われるのでしょうね。

物事の進む度合いが大きい

「速く」は一般的に時間の速さ、スピード感の速さなどを表現するような場合に使われます。

例えば「秒速1秒」などのように速さの比較を表す場合に用いられますね。

「Aさんの方がBさんよりも走る速度が速い」などのように記録やタイムに関わるような時の表現に用いられます。

動作・進行などがすみやかである

「速く」のもう一つの意味としては「動さ・進行などがすみやかに進んでいる」ような状態の時にも使用されます。

この場合の「すみやか」、漢字で書けば「速やか」ですよね。

進行具合が早やければ当然、それにかかる時間は短くて済むわけです。

「速く」で表現されるものは時間というものをメインにして考えていただければ分かりやすいかな、と思います。

️早くと速くの使い方の違い

それではここからは「早く」と「速く」を使った文章の例をそれぞれいくつか紹介していきますね。

先程までの説明と次から紹介していく事例とを照らし合わせていけば、おおまかでも使い方の区別がつくようになってくると思いますよ。

それぞれの使い方の違いをよく把握しておいてくださいね。

早く=時間

「早く」はその仕事や作業、あるいは季節の到来や約束の時間の順守などについて用いられるものでしたね。

まあ、あまり頭で理解しようとすると余計に頭がこんがらがってくるかも分かりませんので以下に代表的な「早く」を使用する状況をご紹介していきますので、場合に応じて使い分ける参考にしてくださいね。

早く起きる

「早く」の使い方の1つ目は「早く起きる」です。

この場合、朝、起きる時間の事を特定して言っているのではありません。

普段、起きている時間よりも早い目に起きているかどうか、そこを注意してください。

早く起きるというのは何もタイムを競っているわけではありませんよね。

あくまで自分の生活の中の一部分を切り取って表現されたものです。

つまり眠っている時間は秒を競って勝ち負けを決めるような性質のものではない、と思えばいいでしょうか?

ただ、寝すぎるとその日の生活パターンが大きく狂ってしまう可能性が出てきます。

そういった意味合いも考慮して「起きる」事に対する「はやく」は「早く」の方が相応しいという事でいいでしょうか?

早いうちに手を打つ

「早く」の使い方の2つ目は「早いうちに手を打つ」です。

これは仕事にしろ何かの作戦にしろ、機を逸することなく先手を打って自分を有利な展開にもっていくようなケースの場合に用いられます。

要は「早いか」「遅いか」の違いです。

仮に先手を打つ内容が納期の決まった仕事であるなら、納期を守るため先手を打って早めに先方に納品しておく。

こういった意味合いでの使用となると思ってください。

あんまり難しく考えないでシンプルに考えた方が使い分けでは楽になりますよ。

今年の梅雨入りは早い

「早く」の使い方の3つ目は「今年の梅雨入りは早い」というような言い方です。

梅雨、つまり気候というか自然現象ですね。

季節の移り変わりの変化を言い表す表現の一つとしても「早く」の方を用います。

自然現象は梅雨以外にもたくさんありますね。

春夏秋冬の四季もそうです。

「今年は秋が来るのが早いですね」とか「寒くなるのが例年より早いですね」なんていう言い方にも「早い」の方が使われます。

自然現象は誰かと競ってタイムを争っているわけではありません。

誰の身の上にも平等に等しくやってくるものです。

梅雨も雨も、別にタイムを競ってやってくるものではありません。

毎年、決まった時期にやってきますし、雨も1年のうちの3分の1ぐらいは降っているんじゃないでしょうか。

そういった慣習的な物事の早い、遅いに関しては「早く」が妥当となるのです。

告白にはまだ早い

「早く」の使い方の4つ目は「告白にはまだ早い」という言い方です。

告白は一種の出来事です。

告白のタイムを競って誰かと勝負を決する類のもではありません。

出来事と言ったらおかしのなら、一種の「儀式」でもあります。

とにかく、告白というもの、早く言ったからといって成功するものでもありません。

逆に機を逃し続けてしまうと、相手が諦めてしまって別の人のところへ行ってしまうかもしれません。

告白とはタイミングが全てです。

絶好のタイミングを逃さずに行う事ができたら、その時が「ベストタイミング」だったのです。

だから、そのベストタイミングの時よりも焦って早く言ってしまうと「まだ早い!」という結果が返ってきてしまうか、振られてしまうか、のどちらかになってしまいます。

いずれにせよ、告白は難しいです。

早くてもいけないですし遅くてもいけませんからね。

逆に早く言って欲しい、思っている人もいます。

本当に男女の仲は複雑ですね。

聞いた方が早い

「早く」の使い方の5つ目は「聞いた方が早い」という言い方です。

「聞いた方が早い」という事は、何か調べ物をしていたりしているのでしょう。

つまり分からない事がある、という事ですね。

この分らない事をいつまでも分からないままにしていたら、何らかの損失を招いてしまうかも分かりませんね。

その損失を防げるかどうか、というポイントに絞って考えたら自分で調べ物をして時間をかけるより知っている周囲の人に質問して聞いてしまえば、分からない事が分かるのにグッと時間短縮する事が出来ます。

こういった場合も「早く」という方を用いるのです。

仕事は正確さも必要ですが、もっと求められるのは「早さ」です。

報告や連絡は早い方がいいのは、それによって上司は早期に報告内容を分析し、安心して次の仕事への判断を行って的確な指示を出すことが出来るからです。

仕事でグズグズしている人は、どうやったら「早く」処理できるようになるのか、深く考えてみる必要があるでしょうね。

自分でやった方が早い

「早く」の使い方の6つ目は「自分でやった方が早い」という言い方です。

自分でやった方が早い。

つまり何か作業か仕事か分かりませんが、何らかの目的を遂行しようとしているのでしょう。

それを自分で行わず、自分以外の他の人に頼んでやってもらっているのでしょう。

しかし、その要件は締め切りがあります。

要する納期です。

その日までに仕上げねば痛い目に遭うのは自分です。

そこで人にやってもらうのは諦めて自分で行う事にしました。

結果、他の人にやらせるより自分がやった方が圧倒的に時間の短縮となり約束の日に十分、間に合った、という状況ですね。

自分でやった方が早かった、という事はいついつまでに出来上がったらいい仕事だったのでつい気を許して人に頼んでしまったのでしょうか?それとも部下の育成のためにあえてやらせたのでしょうか?

いずれにしても期間内で出来上がらせたらOKの仕事でした。

この期間内というのが今回のポイントです。

期間内であれば何もタイムを競って行う必要もないのです。

要は約束の日よりも1日でも早くできればいい案件だったのですね。

だからあなたは他の人に頼んだのでしょう。

まあ、自分の手が早くてヤレヤレ、というところでしょう。

気が早い人

「早く」の使い方の7つ目は「気が早い人」という言い方です。

「気が早い」、つまり「早とちり」とでも言いましょうか、「時期尚早」だとか「せっかち」で「慌て者」、といったイメージで捉えられる人全般を指して言ったりもしますね。

とにかく、気が早いという表現もタイムを競ったりスピード競争をしている訳ではありません。

あくまで「気」の問題であって、その「気」が及ぼすであろう全ての事に対しての出来事をひっくるめて言い表した表現と言えるでしょう。

まあ、今の時代、スピードを求められていることは、疑いようはないでしょう。

仕事の遅い人よりも早い人の方が重宝される風潮があるようです。

例え仕事の精密さが多少、欠けていたとしても、です。

ただ、だからと言って何でもかんでも早ければいい、という者でもありません。

中にはじっくりと精査をしてから行わなければならない仕事もあります。

なので、時にはゆっくりと時間をかけて行う時も必要になってくるわけなのです。

それと気が早い人に注意してもらいたいのは、結果を急ぐあまり、進行過程で途中経過を見過ごすことが多くなるため、かえって仕事の手間が増えてしまう事があるという事です。

そう思うと、人間、バランス感覚が本当に重要ということがいえそうですね。

彼は手が早い

「早く」の使い方の8つ目は「彼は手が早い」という言い方です。

「手が早い」。

何も手の動きが秒速で目にもとまらぬマッハのような動きをしている訳ではありません。

要するに「仕事を処理する時間をグッと短く出来る」という意味になります。

手が早い人というのは企業においては重宝されます。

特に組織において、手の早い人は同期の中でも上司から一目置かれ、重要な仕事や案件を任される可能性が高くなってきます。

手の早い人はそうでない人と比べれば、同じ1時間の間に倍以上の差をつけて仕事量をこなすことが出来るからです。

この事実は組織にとったらものすぐごく重要な事なのですよ。

組織、特に大企業と呼ばれるような大きな会社は、仕事量が半端ではありません。

毎日、朝から夜遅くまで働き、その間、膨大な数の仕事量をこなしていきます。

今朝やった事をその日の夜になったら忘れてしまうくらい仕事の量は多いのです。

だから手の早い人は貴重な戦力としてどこの部署でも重宝されるのです。

という事は、仕事の進行速度が遅い人がいかに多いか、という事の裏返しでもあるわけなのですよね。

但し、ミスや計算間違いを連発しまくっていては、折角の手の早さも魅力半減してしまいます。

少しばかりは正確さも求められる、という事になるわけです。

早い話…

「早く」の使い方の9つ目は「早い話…」という言い方です。

この「早い話…」という言い方、皆さんもいろんなところで使った経験があるのではないでしょうか?もうこの言葉は一種の慣用句のようになっていますから、理屈も何もなしで「早く」という方で覚えておくべきでしょう。

「早い話…」、要はあなたに何がしかのいい事がありますよ、という含みを持たせた言い方ですね。

いい話がある時などによく使われる言葉です。

反対に悪い話の時にはあまり使わない方がいい言葉ともいえるでしょう。

この言い方をされたなら、相手の人はいくばくかの期待感を持ってしまいます。

だから、決して悪い話や騙しの話しの時に使わないようにすることです。

でないと、あなたは詐欺師扱いされかねない状況に持っていかれるかも分かりませんからね。

勿論、この言い方は長々と説明する手間を省く意味でも使われます。

間の部分をカットする効果があるのです。

だから、相手を信用させるシーンでの使用になりますから、使う方も責任を持って使うようにしてもらいたいのです。

早い者勝ち

「早く」の使い方の10個目は「早い者勝ち」という言い方です。

早い者勝ち、つまりバーゲンや買い物、オークションなどで人より早く手を上げて欲しいものをゲットした事を表しますね。

お店の店頭や広告チラシなどでも「早い者勝ち!」とかいうキャッチフレーズをよく目にした方も多いのではないでしょうか?

ただ、この場合、「速い者勝ち」という表現を見たことはありません。

あくまで「早い」の方です。

このあたりの表現が日本語の独自性を出している感じも致しますね。

バーゲンや売り出しなどは確かに早い者勝ちの世界です。

何せ目玉となる商品が限定ですからね。

皆、目を血走らせて売り場に一目散です。

この時、目指す売り場めがけて駆け込む姿は「速い」の方が使われるでしょうが、バーゲン自体の表現ではやはり「早い」の方になってしまいます。

まあ、あまり深く考え込まずに素直にこの漢字の違いを受け容れておいた方がいいのでしょう。

速く=スピード

それでは次に「速く」の方をみていきましょう。

「速く」はスピードとか球速、タイムを競う時のその時間、といった具合の時に用いられる言葉です。

ただ、厳密にして考えてしまうと、どっちがどっちか頭がこんがらがってくるかもしれませんね。

そこで以下に5つ程紹介して参りますので、こういった局面なら「速く」の方で、そうじゃない場合は「早く」の方になるんだな、という感じで覚えていってもらったらいいでしょう。

では「速く」を使う場合のシーンを5つ、紹介して参りましょう。

川の流れが速い

「速く」を使う言い方の1つ目は「川の流れが速い」です。

川の流れは別に誰かと競争している訳ではありません。

だから別に「早く」の方を使ってもいいのでは?と思ってしまいそうですが、川の流れにはここで終わり、という終着点がありません。

私たちの仕事の場合と比較すればいいのですが、仕事にはある時点で仕上げる、という時間の終着点がありますよね。

その終着点を基準にするので「早い」「遅い」という表現の方がピタッとはまってくるのですが、川の流れはご存知のように海に向かって流れていくだけです。

Aという川とBという川が左右揃って流れの速さをタイムで競っている訳ではありません。

よって単純に川の流れの速さ事態で「速い」か「遅い」か、を区別しているのでしょう。

といいうよりも「川」の場合は「速く」が2つで1つという感じで覚えていればいいと思いますよ。

あんまり理屈通りで考えると余計に分からなくなってしまいますからね。

走るのが速い

「速く」を使う言い方の2つ目は「走るのが速い」です。

ズバリ、走る事は速度勝負です。

少しでもスピードに乗った者が勝てます。

「走る」という行為は競技性も加味されていますから尚更、「速く」の方がフィットしてくるという訳なのです。

これがその走るための競技自体の運営が早く終わったりしたら「早く」という方の意味合いになるのでしょう。

「本日の200メートル走は予定の時刻よりも早く、終了致しました」といった言い方になるでしょうね。

そうではなくて「A選手が抜群の速さで自己最高のタイムを出しました」となれば「速く」の方が使われる事になります。

「いやあ、あの人は走るのが本当に速い」という言い方の時も「早い」ではなく「速い」の方が使われます。

やはり「走る事」は「速い」とタッグになっていると解釈して、使っていくべきなのでしょう。

いやあ、日本語の漢字の使い方って本当にややこしいですよね。

とても速い球

「速く」を使う言い方の3つ目は「とても速い球」です。

この表現は主にスポーツのある種目に関して用いる場合になりますね。

速い球を投げるのが至上命令のスポーツといえば、ズバリ「野球」でしょう。

野球のピッチャーは誰よりも速いボールを投げる事によって並みいる強打者を打ち取っていきます。

今や140キロ台のスピードは珍しくも何ともない時代に入ってしまいました。

150キロ台の速さのボールを投げられるピッチャーがいるチームはその大会の優勝候補となりますね。

と同時にそのピッチャーはプロ野球の新人選択会議であるドラフトで上位で指名される栄誉を受け取ることでしょう。

さらに凄いピッチャーになると160キロ台のスピードボールを投げるピッチャーもいます。

もうここまで来たら超人の世界です。

日本で160キロ台を投げられるピッチャーはただ一人です。

世界に目を移してもアメリカのメジャーリーグですら160キロ台を投げられるピッチャーはそうそういません。

160キロという速さがいかに尋常ではないか、実際に打席に立ってみたら分かります。

一流のプロでさえ目が慣れるまではそう簡単にはバットに当たりませんし、当たっても前に飛びません。

プロのバッターですらこうなのですから一般人が打席に立ったら恐怖心しか残らないでしょう。

160キロの速さ。

ボールが風を切る音、唸るような音、浮き上がってくるような錯覚。

速さというのはこういうものなのでしょうね。

のみこみが速い

「速く」を使う言い方の4つ目は「のみこみが速い」です。

のみこみが速い。

「早い」の方ではなく「速い」の方を使います。

「のみこみ」とは物事の概要や作業の内容、手順など頭で覚える理解度の事ですが、この「のみこみ」は速さで競ってしまう部分があります。

競ってしまうと使われる漢字は必然的に「速く」の方になってしまいます。

「人よりも速くできる」、という比較の要素が入ってくるからでしょう。

余談ですが「のみこみ」が速い人というのは、万事がそのように行えるという事です。

つまり無駄な行動を起こさず最短の時間で行わなければならない作業をやり終える事ができる、という事になりますね。

のみこみの速い人は組織や企業からは歓迎される存在です。

同じ1時間の間でその人の処理できる仕事量はのみこみの早くない人のざっと2倍以上の成果を挙げる事でしょう。

これぞ現代社会で生き残っていくためのとっておきの「スキル」なのでしょうね。

早くの方が多様な使い方がある

如何だったでしょうか?「速く」の使用例を4つほど上げさせてもらいました。

が、少ないですよね。

「早く」の方は使用例が10個もあったのに較べたら圧倒的に「速く」の方は少ないですよね。

まあ、そう思えば世の中の出来事に関しては「早く」の方が応用範囲が圧倒的に多いと思っていただければそれでいいのだと思います。

その方が使い訳に際しても楽ですからね。

覚える基準としては、仕事に関する事、季節の到来、時候の挨拶、その他様々な出来事のハヤイ、オソイに関する事は「早く」の方でいいでしょう。

一方でスポーツの記録や乗り物のスピード、光の速さ、通信手段の伝達速度などに関しては「速く」の方が使われるという事です。

日本語の習得は難しいですが、生まれてからずっと使っているのも日本語です。

小学校に時から漢字の練習は嫌というほどやって来たはずですよね?だから今更漢字の使い方がややこしいと言っても、今から日本語を覚え始めようとする外国人の方たちに比べればはるかに気本の部分で有利に立っているはずです。

正しい日本語の使い方の基本として漢字の完璧な理解を行いたいところですね。

️早くと速く、適切な方を使おう

以上、「早く」と「速く」についてその意味の違いや様々な使い方の例を紹介させていただきました。

さて何度も申しあげてきましたように日本語の表現はややこしく、難しい部分も多く含まれています。

そこにはやはり「漢字」という存在が大きく働いているからでしょう。

「はやく」という表現一つとっても多くの意味の解釈の違いが出てくるのですからその他の言葉を考えたら気が遠くなるような気がいたしますね。

古い記憶になりますが私も小学校の時分、漢字の習得には泣かされました。

漢字のテストではいつもいい点数が取れず親から激しく叱責されたものです。

しかし今では漢検の2級を取得できるほど漢字に対しては苦手意識がなくなりました。

それはどうしてか?

やはり本をたくさん読んだ成果が表れたのだと思います。

本には無数の漢字が登場してきます。

作者の言いたい事や小説などの物語の心情描写を、多くの本を読み漁る事によって一つ一つ、頭に自然に入っていったような気がします。

まあ、しかし、本を読む事、つまり読書は強制されてもなかなか本に手が伸びません。

自分が何かのきっかけで本に対して興味が起こった時に初めて読み始めよう、という意欲が芽生えるものなのです。

その興味、関心は人それぞれです。

だからあまり気を重く持たないで、どんなジャンルでもいいですから辛抱して1冊、読み終える事です。

1冊読んだら自身がつきます。

そして自分の知らなかった世界観が注入されます。

漢字も自然に頭に入っていきます。

本を読む事で「早く」と「速く」の違いも自然に解消していきます。

不思議な魔力ですねえ。