進行具合が早やければ当然、それにかかる時間は短くて済むわけです。
「速く」で表現されるものは、時間というものをメインにして考えていただければ分かりやすいと思います。
️早くと速くの使い方の違い
それではここからは「早く」と「速く」を使った文章の例を、それぞれいくつか紹介していきますね。
先程までの説明と次から紹介していく事例とを照らし合わせていけば、おおまかでも使い方の区別がつくようになってくると思いますよ。
それぞれの使い方の違いをよく把握しておいてくださいね。
早く=時間
「早く」はその仕事や作業、あるいは季節の到来や約束の時間の順守などについて用いられるものでしたね。
あまり頭で理解しようとすると余計に頭がこんがらがってくるかもしれませんので、以下に代表的な「早く」を使用する状況をご紹介していきます。
場合に応じて使い分ける参考にしてくださいね。
早く起きる
「早く」の使い方の1つ目は「早く起きる」です。
この場合、朝、起きる時間の事を特定して言っているのではありません。
普段、起きている時間よりも早目に起きているかどうか、そこを注意してください。
早く起きるというのは何もタイムを競っているわけではありませんよね。
あくまで自分の生活の中の一部分を切り取って表現されたものです。
つまり眠っている時間は秒を競って勝ち負けを決めるような性質のものではない、と思えばいいでしょう。
早いうちに手を打つ
「早く」の使い方の2つ目は「早いうちに手を打つ」です。
これは仕事にしろ何かの作戦にしろ、機を逸することなく先手を打って自分を有利な展開にもっていくようなケースの場合に用いられます。
要は「早いか」「遅いか」の違いです。
仮に先手を打つ内容が納期の決まった仕事であるなら、納期を守るため先手を打って早めに先方に納品しておく。
こういった意味合いでの使用となると思ってください。
あまり難しく考えないでシンプルに考えた方が使い分けでは楽になります。
今年の梅雨入りは早い
「早く」の使い方の3つ目は「今年の梅雨入りは早い」というような言い方です。
梅雨、つまり気候というか自然現象ですね。
季節の移り変わりの変化を言い表す表現の一つとしても「早く」の方を用います。
自然現象は梅雨以外にもたくさんありますね。
春夏秋冬の四季もそうです。