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早くと速くはどう違うの?意味や使い...(続き5)

報告や連絡は早い方がいいのは、それによって上司は早期に報告内容を分析し、安心して次の仕事への判断を行って的確な指示を出すことが出来るからです。

仕事でグズグズしている人は、どうやったら「早く」処理できるようになるのか、深く考えてみる必要があるでしょうね。

自分でやった方が早い

「早く」の使い方の6つ目は「自分でやった方が早い」という言い方です。

自分でやった方が早い。

つまり何か作業か仕事か分かりませんが、何らかの目的を遂行しようとしているのでしょう。

それを自分で行わず、自分以外の他の人に頼んでやってもらっているのでしょう。

しかし、その要件は締め切りがあります。

要する納期です。

その日までに仕上げねば痛い目に遭うのは自分です。

そこで人にやってもらうのは諦めて自分で行う事にしました。

結果、他の人にやらせるより自分がやった方が圧倒的に時間の短縮となり約束の日に十分、間に合った、という状況ですね。

自分でやった方が早かった、という事はいついつまでに出来上がったらいい仕事だったのでつい気を許して人に頼んでしまったのでしょうか?それとも部下の育成のためにあえてやらせたのでしょうか?

いずれにしても期間内で出来上がらせたらOKの仕事でした。

この期間内というのが今回のポイントです。

期間内であれば何もタイムを競って行う必要もないのです。

要は約束の日よりも1日でも早くできればいい案件だったのですね。

だからあなたは他の人に頼んだのでしょう。

気が早い人

「早く」の使い方の7つ目は「気が早い人」という言い方です。

「気が早い」、つまり「早とちり」とでも言いましょうか。

「時期尚早」だとか「せっかち」で「慌て者」、といったイメージで捉えられる人全般を指して言ったりもしますね。

とにかく、気が早いという表現もタイムを競ったりスピード競争をしている訳ではありません。

あくまで「気」の問題であって、その「気」が及ぼすであろう全ての事に対しての出来事をひっくるめて言い表した表現と言えるでしょう。

今の時代、スピードを求められていることは、疑いようはないでしょう。

仕事の遅い人よりも早い人の方が重宝される風潮があるようです。

例え仕事の精密さが多少、欠けていたとしてもです。

ただ、だからと言って何でもかんでも早ければいい、というものでもありません。

中にはじっくりと精査をしてから行わなければならない仕事もあります。

なので、時にはゆっくりと時間をかけて行う時も必要になってくるわけなのです。

それと気が早い人に注意してもらいたいのは、結果を急ぐあまり、進行過程で途中経過を見過ごすことが多くなるため、かえって仕事の手間が増えてしまう事があるという事です。

そう思うと、人間、バランス感覚が本当に重要ということがいえそうですね。