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早くと速くはどう違うの?意味や使い...(続き6)

彼は手が早い

「早く」の使い方の8つ目は「彼は手が早い」という言い方です。

「手が早い」。

何も手の動きが秒速で目にもとまらぬマッハのような動きをしている訳ではありません。

要するに「仕事を処理する時間をグッと短く出来る」という意味になります。

手が早い人というのは企業においては重宝されます。

特に組織において、手の早い人は同期の中でも上司から一目置かれ、重要な仕事や案件を任される可能性が高くなってきます。

手の早い人はそうでない人と比べれば、同じ1時間の間に倍以上の差をつけて仕事量をこなすことが出来るからです。

この事実は組織にとったらものすぐごく重要な事なのですよ。

組織、特に大企業と呼ばれるような大きな会社は、仕事量が半端ではありません。

毎日、朝から夜遅くまで働き、その間、膨大な数の仕事量をこなしていきます。

今朝やった事をその日の夜になったら忘れてしまうくらい仕事の量は多いのです。

だから手の早い人は貴重な戦力としてどこの部署でも重宝されるのです。

という事は、仕事の進行速度が遅い人がいかに多いか、という事の裏返しでもあるわけなのですよね。

但し、ミスや計算間違いを連発しまくっていては、折角の手の早さも魅力半減してしまいます。

少しばかりは正確さも求められる、という事になるわけです。

早い話…

「早く」の使い方の9つ目は「早い話…」という言い方です。

この「早い話…」という言い方、皆さんもいろんなところで使った経験があるのではないでしょうか?

もうこの言葉は一種の慣用句のようになっていますから、理屈も何もなしで「早く」という方で覚えておくべきでしょう。

「早い話…」、要はあなたに何がしかのいい事がありますよ、という含みを持たせた言い方ですね。

いい話がある時などによく使われる言葉です。

反対に悪い話の時にはあまり使わない方がいい言葉ともいえるでしょう。

この言い方をされたなら、相手の人はいくばくかの期待感を持ってしまいます。

だから、決して悪い話や騙しの話しの時に使わないようにすることです。

でないと、あなたは詐欺師扱いされかねない状況に持っていかれるかもしれませんからね。

勿論、この言い方は長々と説明する手間を省く意味でも使われます。

間の部分をカットする効果があるのです。