「今年は秋が来るのが早いですね」とか、「寒くなるのが例年より早いですね」なんていう言い方にも「早い」の方が使われます。
自然現象は誰かと競ってタイムを争っているわけではありません。
誰の身の上にも平等に等しくやってくるものです。
梅雨も雨も、別にタイムを競ってやってくるものではありません。
毎年、決まった時期にやってきますし、雨も1年のうちの3分の1ぐらいは降っているんじゃないでしょうか。
そういった慣習的な物事の早い、遅いに関しては「早く」が妥当となるのです。
告白にはまだ早い
「早く」の使い方の4つ目は「告白にはまだ早い」という言い方です。
告白は一種の出来事です。
告白のタイムを競って誰かと勝負を決する類のもではありません。
出来事と言ったらおかしいのなら、一種の「儀式」でもあります。
とにかく、告白というもの、早く言ったからといって成功するものでもありません。
逆に機を逃し続けてしまうと、相手が諦めてしまって別の人のところへ行ってしまうかもしれません。
告白とはタイミングが全てです。
絶好のタイミングを逃さずに行う事ができたら、その時が「ベストタイミング」だったのです。
だから、そのベストタイミングの時よりも焦って早く言ってしまうと「まだ早い!」という結果が返ってきてしまうか、振られてしまうか、のどちらかになってしまいます。
いずれにせよ、告白は難しいです。
早くてもいけないですし遅くてもいけませんからね。
逆に早く言って欲しい、思っている人もいます。
本当に男女の仲は複雑ですね。
聞いた方が早い
「早く」の使い方の5つ目は「聞いた方が早い」という言い方です。
「聞いた方が早い」という事は、何か調べ物をしていたりしているのでしょう。
つまり分からない事がある、という事ですね。
この分らない事をいつまでも分からないままにしていたら、何らかの損失を招いてしまうかもしれませんね。
その損失を防げるかどうか、というポイントに絞って考えたら自分で調べ物をして時間をかけるより知っている周囲の人に質問して聞いてしまえば、分からない事が分かるのにグッと時間短縮する事が出来ます。
こういった場合も「早く」という方を用いるのです。
仕事は正確さも必要ですが、もっと求められるのは「早さ」です。