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あそびごころを大人になっても持つべ...(続き3)

みんなで協力して行う仕事なら、どこかの時点でお互いのペースを合わせないといけなくなるはずです。

能力のある人の特徴として、人に何かを教えるのが苦手な人が多いのです。

それとマイペースなので、周りが見えない欠点があるのです。

気が付くと、いつの間にかチームワークが乱れて不協和音が出てきている状態になってしまいます。

こんな時には、本当に優れた人は、他人のペースを確認して協調性を持つために、わざと遊びごころを出してその場の雰囲気を和ませることもできるのです。

協力し融合するという力

能力のある人が能力のない人に合わせることは、簡単には出来ないのです。

能力の低い人もプライドを持っているからです。

上から目線で「これ出来ないのか!」と言えば、言われた方もカチンときて、虫の居所が悪い時には大喧嘩にも発展します。

かといって、揉み手をしながら「これはこういうことですよ。わかりましたか?」と低姿勢で説明しても、何だかバカにされているように感じてしまい、やはり気分は良くはありません。

様々な能力や個性を持つ人が集まっているグループでは、しっかりとリーダーシップがとれる人材がいれば良いのですが、適した人がいない時にはみんなが協力して融合することが必要です。

この融合させる力になるのが、あそびごころなのです。

休日を利用して近場でバーベキューを楽しんだり、仕事に区切りがついたところで帰りに居酒屋に集まって一杯飲んだりカラオケに出かけたり、仕事を離れたところで親睦を図るのです。

こんな場面で、遊びごころ満載のゲームをしたり、みんなで協力し融合するのです。

2.人との関わりが持てないから

最近の子どもたちは、スマホやテレビゲームに夢中です。

小学校に入るころには、たいていの子どもはスマホを親から与えられます。

このスマホには、GPSがついているので、帰宅途中の居場所も確認できるという利点もあるからです。

しかし、スマホを扱っているうちに、いろんなアプリを入れて自分の世界に入り込むときもあるのです。

成長して行っても、スマホやPCがお友達になって、友人と遊ぶ時も集まってそれぞれがスマホで遊ぶ始末です。

仲間との意見が対立した時に、話し合いして解決するよりも、コミュニケーションを中断してそれで解決せずに納得するのです。

他人と比較されたり優劣をつけられることに違和感を持っているからです。

「自分は他人とは違う。負けることもない。」と心の中で決めているからです。

自分が一歩下がることを覚えていないと、コミュニケーションは続きません。

人とのかかわりを嫌う人が増えてきているのです。

それでも充分に楽しく暮らすこともできるからです。

コミュニケーションや遊びが少ない現代社会

職場内でのコミュニケーションや他人との交流は、積極的に進めていける人が少なくなりました。

面倒で疲れることや自分の時間をゆっくりと持ちたいからです。

それだけストレスが多い社会なのです。

それもそのはずで、仕事も恋愛も効率性が重要視されているからです。

仕事の評価は、ノルマの達成状況によって決まるからです。

目標に対して、どれだけ効率よく行動するか、どれだけコストを抑えられるかという評価基準が設けられているからです。

この状況では、遊べと言われても出来ないのです。

だから、ひとり黙々と努力して一生懸命働くのです。

自分の効率が悪くなると、残業や仕事の持ち帰りで処理しようと努力するのです。

家に帰っても、ゆとりもなく遊びも封印されるのです。

仕事外でのコミュニケーションも減り、遊びも出来なくなっているのです。

こんな厳しい状況に置かれているので、心身共に疲れが溜まるのです。

だから、こんな時代だからこそ、あそびごころを持つことが大切なのです。