わたしの母親は、TVを見るのが好きで、家にいる時は朝から晩まで好きな番組を見ています。

何曜日の何時からはどの番組を見るかは、ちゃんと頭の中にインプットされているようです。

まあ痴呆症予防にも役立っていると思いますので、静観しています。

そこで、どんな番組が好きなのかを聞いてみると、一番好きなのは水谷豊さん主演の「相棒」でした。

相棒シリーズは、ほとんど見ているそうです。

では、相棒のどこがいいのか尋ねてみると、もちろん主演の水谷豊さんが好きなのは当然として、水谷の相棒役の俳優が個性があって面白いのだそうです。

反町さん、及川さん、成宮さんなどいろんな俳優が演じています。

もちろん、それ以外のキャストも個性があってストーリーも面白いのですが、やはり主演の相棒の二人の行動に引き込まれているようです。

この二人の関係こそが、このドラマの人気を高めていると言えます。

つまり、水谷さんだけでは単なる刑事ドラマなのです。

相棒の二人が活躍するからワクワクするのです。

この二人の関係こそ、ドラマを盛り上げる相乗効果といえるのです。

この二人が1+1=2以上の効果を出しているからです。

海外の人気映画を思い起こしても、ジェームズボンドには絶世の美女のボンドガールが、ダイハードのブルースウイリスには黒人の相棒が登場して相乗効果を上げているのです。

例を上げていくときりがないので、この辺で止めますが、相乗効果というのは映画やドラマを引き立てるのです。

相乗効果とは?

相乗効果とは、ある人やあるものが組み合わさることによって、それぞれ個々の力以上の効果を発揮することです。

相乗効果って?

ひとりでパーティーの飾りつけをしていても、気持ちが沈んでしまって退屈なものです。

みんなが集まってパーティーが始まると、ものすごく盛り上がることは分かっていても、今はひとりでいると寂しいものです。

準備もはかどりません。

こんな時に、友人が駆けつけてきて「ごめん、遅くなったわ」と言葉を交わすと、がぜん元気になってきます。

二人でやると効率も良くなり、準備も手際よく進んで行きます。

作業の途中でも、これはこうしたら華やかになるとか、これを追加したら面白いとか、どんどん新しいアイデアも生まれます。

そこに、さらに仲間が集まると、益々準備も盛り上がるのです。

こんな経験をしたことがあるはずです。

ひとりでなくて何人かが集まると、相乗効果でより速く進み、より効果的なアイデアが生まれるのです。

これは相乗効果と呼ばれるものです。

相乗効果の意味

チームが一丸となって目的に向かうと、より高い目標を達成することがあります。

一つ以上のものや人が、一丸となることが必要です。

一丸となっていなければ集まっただけで、逆に効果は下がってしまうこともあるのです。

これを「烏合の衆(うごうのしゅう)」と呼びます。

単なるカラス(烏)の群れのように、規律も統制も目指す目的も無い、ただ集まっただけの群衆に過ぎないのです。

このように、それぞれがある目的に向かって一丸となって行動するときに、相乗効果が発揮されるのです。

相乗効果はいいこと?悪いこと?

相乗効果は良い方向に向かう時には有効ですが、意見や主義主張が異なる人が集まると、一丸とならずにバラバラになって空中分解する時もあります。

相乗効果はマイナスに働くこともあるのです。

従って、何かの目標を達成するためにチームを結成する時には、お互いが信頼できて相性が良い仲間を集めることも大事なことです。

相乗効果はプラスにならなければ意味がないので、マイナスの効果しか出なければ組み合わせを再考する必要があるようです。

相乗効果の類義語

ビジネスの世界では、異業種の企業がM&Aなどによって多角化経営を行って、相乗効果で売上が増えるような現象をシナジー効果と呼んでいます。

いわゆる相乗効果の類義語なのです。

スーパーの店舗の中に銀行やATMを設置したり、通販専門会社が工場を買収して原価を下げて利益を増やしたりすることもシナジー効果です。

相加効果

相加効果とは、それぞれの効果が足し算で得られるものです。

治療のために何種類かの薬を同時に飲んでも、それぞれの作用しか期待できない効果なのです。

飲み合わせることによって、劇的な作用は起こらないのです。

相乗効果との違いは?

相乗効果の「乗」という漢字は、算数では「×(掛ける)」という意味なのです。

乗数というのは、掛け算でいうと掛ける方の数です。

つまり、a×bという掛け算ではbのことを乗数と呼びます。

従って、相乗効果とは、算数の世界ではお互いに掛け算をして増える効果のことなのです。

では、掛け算ではなく足し算の効果というのはないのでしょうか?実は、あるのです。

これは「相加効果(そうかこうか)」と呼ばれています。

相乗効果と相加効果の違いを算数で表現するとよく分かります。

半人前の人が二人います。

半人前を算数で0.5と表しますと、相乗効果では、0.5×0.5=0.25ですが、相加効果では、0.5+0.5=1.0になります。

この場合では、相乗効果よりも相加効果の方がうまく行くのです。

薬の世界では、ある薬理効果のある2種類の薬を同時に飲むと、相乗作用で劇的に効く場合と、それぞれの効果しか現れない相加作用しか現れない場合があるのです。

相乗効果の対義語

相乗効果の対義語は何でしょうか?二つ以上のものが集まって、効果を抑えるとか効果を下げるという意味なのでしょう。

対義語は相殺?

料理の世界では、出汁をとる時に相乗効果を考えます。

例えば、昆布と椎茸のうまみ成分を掛け合わせると、相乗効果でコクのあるうまみの出汁ができます。

科学的には、主としてグルタミン酸とイノシン酸の相乗効果なのです。

これに対して、相乗効果が出ない場合があります。

苦いコーヒーに砂糖やミルクを加えて苦みを抑えるとか、塩焼きの魚にレモンやカボスの果汁を垂らして塩味を抑える効果は、抑制効果といいます。

料理の世界での対義語は抑制効果です。

では、料理以外では、効果を抑えるか消すことを意味する相殺(そうさい)または中和です。

相殺(そうさい)とは、お互いが相反するものを持っていて、合わせるとその効果が差引されて消えてしまうことです。

経理の世界では、二人が同種の債権を持っている時に、相互の債権を対当額だけ消滅させる手法です。

相殺(そうさつ)と読むと、お互いを殺し合う意味ですから、間違わないようにお願いします。

相乗効果の使い方とは?

相乗効果という言葉は、どちらかというと良い効果が得られる時に使われるようです。

ポジティブな使い方が一般的です。

複数の要因により良くなったときに使う

単独ではうまくいかなかったことが、複数の要因が重なると、見違えるような効果が得られたときに相乗効果が出たと言うのです。

具体的にどんなことが相乗効果なのか

では、相乗効果の具体例をまとめました。

動物園の中に売店を置くことで売り上げが上がる

動物園に来る子供達や親は、かわいい動物を見に来るのです。

大人気なのは言うまでもなくパンダですが、それ以外にもラッコやコアラ、ゾウやキリンなどたくさんいます。

人気の動物の子供が生まれるとたちまち人気者になって、ヨチヨチ歩く姿を早くみたいと首を長くして待っているのです。

そこで、こんな人気がある動物のキャラクターをかたどったクッキーなどのお菓子類、動物の可愛らしい子供の写真やハンカチ、iPhoneのケースなど、関連商品を売店で販売すると、売り上げが大幅に増加したのです。

入場者と物品の売上が、相乗効果で伸びたのです。

マラソンで隣の走者と競うことでタイムが上がる


スポーツの世界でも、ライバルが登場すると負けないように頑張るので、相乗効果でどちらも良い成績を残すようです。

特に、マラソンでは途中まで並行して走っていると、ゴール寸前まで競い合い、ゴールのタイムが1秒以内というデッドヒートも繰りひろげることがあるのです。

これは、お互いを意識して走る相乗効果と言えます。

健康維持で運動をしていたら体の調子が良くなった

運動不足は健康に悪いというので、適度な運動を継続していたら、筋肉がついて余計な脂肪が減り、スリムになってダイエットができました。

さらに、新陳代謝も活発になったようで、肌のツヤも良くなり化粧のノリも良くなりました。

健康維持の目的で運動を継続していたら、体の調子も良くなりダイエットもできたのは、相乗効果によるものと思われます。

相乗効果の例文

相乗効果の例文を書いてみました。

相乗効果をもたらす

現状のあるものに、別のものを加えることで、当初の効果よりも大きな効果が得られる場合です。

加えたものによって、明確な効果が確認されたのです。

商品の場合は、今の商品に新しいことや機能を追加することで、売上が伸びた時に相乗効果をもたらしたと表現するのです。

発売した商品に新デザインを追加することで相乗効果をもたらした

以前に発売を始めた商品は、発売当時は売上も好調であったが、次第に売上が低迷していた。

そこで、再びその商品の売上を伸ばすには、リニューアルという方法があります。

新しい機能を追加するかデザインを一新して、顧客に新鮮さや機能アップをアピールするのです。

新デザインを採用してリニューアルし、売り上げが伸びた時には、新デザインを追加して相乗効果をもたらしたのです。

相乗効果が生まれる


現状のものに何かをプラスして、良い作用が生まれるかを試すことがあります。

みんなが一致団結することで思わぬ相乗効果が生まれる

この高校のサッカーチームは、結成してもう10年にもなるのですが、地方大会に出てもいつも初戦で敗退するのです。

負けても悔しさが感じられないのです。

練習する時間は多いので、みんな真面目にサッカーに取り組んではいるのです。

しかし、ある時に監督が病気で指導できなくなり、驚いたことに替わりにバスケット部のコーチが指導することになったのです。

初めてサッカー練習の指導にきた時に、この先生の巧みなドリブルとシュートを目の当たりにして驚きを隠せませんでした。

何と、ある実業団のサッカーチームの名ストライカーだったのです。

それを知ると、部員全員はこのコーチにぜひ指導してほしいと願い、中身の濃い指導を受けることになりました。

もちろん、大会で勝つことを目標に一丸となって頑張ったのです。

このコーチの加入によって、相乗効果が生まれたのでした。

シナジー効果

企業が成長していくには、新しい商品の開発や新規の事業を起こしていくことが必要です。

しかし、そう簡単にはいかないのです。

商品開発には時間とお金が掛かるのです。

し烈な競争をしている業界では、時間との勝負なのです。

こんな時には、M&Aによるエナジー効果を期待する時があります。

新しい事業によってシナジー効果が生まれた

ある企業は、鉱物を特殊な機械で微粉末、それも超微粒子であるナノ粉末にする技術を持っていました。

この技術に目を付けたのが大手の化粧品会社でした。

より透明な化粧水や化粧品を製造するには、このナノ粉末が最適なのです。

そこで、M&Aでこの粉砕会社を買収し、化粧品の製造にナノ粉末を使用し、どこも真似ができない商品を開発して売上を大きく伸ばしたのでした。

これがエナジー効果なのです。

相乗効果を高める

相乗効果は、初期に明確に現れますが、時間が経つとその効果も薄れてきます。

効果は長く持続できないものなのです。

そこで、さらに相乗効果を高める必要があります。

より効果的になるように相乗効果を高めたい

新しいデザインに変更して相乗効果で売上が増えましたが、消費者の興味がなくなったり、ライバル社が新しい商品を販売したりして売り上げが下がってきます。

相乗効果がなくなってきたのです。

そんな時には、より効果的になるように、商品にべつのものを追加してみます。

例えば、思い切って有名タレントを宣伝に使って、TVでコマーシャルを流すなどしてより効果的になるように相乗効果を高めるのです。

相乗効果を図る

計画的に相乗効果を図る時もあります。

いくつかを同時に行うことで相乗効果を図る

地方の観光地は、なかなか集客が難しく苦労しています。

手軽に多くの人を集めて、地域を活性化することができれば、これほど嬉しいものはありません。

人が集まるとその地域の商店や観光地が潤います。

観光地は入場収入が増え、土産物店や食堂もしっかりと稼ぐことができるからです。

すると、若い人も増えて雇用も生まれ、流通も盛んになって行きます。

そこで、手軽にできるイベントとしては、各地のゆるキャラを一堂に集めて、さらにご当地グルメも開催するなどで、いくつかを同時に行うことで相乗効果を図るのです。

相乗効果を発揮させる手段9選

最初のうちはよく分からなかったのですが、あの二人が組んで仕事をすると、ミスが少なくなって効率が上がっていることに気がついたのです。

思いがけなく相乗効果を発揮することもあれば、あの二人が揃うと大変な力になると期待されたけれども、結局は鳴かず飛ばずの状態で終わり、期待を裏切られたと落胆することもあります。

相乗効果とは、期待通りには発揮できないようですが、それでもある程度の効果を得るためにはどのようにすればよいのでしょうか。

多様性を尊重する

まずは、人間とは様々な性格を持つ生き物なのです。

繊細な感覚の持ち主であったり、感性が強く個性的な人もいます。

ある一面だけを見て、あの人はこんな性格だと判断するのは間違いのもとなのです。

最近は、多重人格の人も多いようで、犯罪を犯した人の性格判断も難しくなってきました。

芸術家や音楽家が覚せい剤に手を染めるのも、一つは自分の潜在的な能力を引き出したいという思いからもあるのです。

このように、新しいことにチャレンジする時や創作を行う時には、これまでの殻を破って物事の多様性を受け入れることが必要になるのです。

考え方が固定化してしまった時には、いろいろと変化に富んだ多様性を尊重して活用することが重要です。

こんな単純な条件の時にはあの人を、問題が複雑に絡まった時にはあの人をと固定化してしまっては、良い結果が得られなくなったのです。

多様性を尊重して、思い切った起用方法にチャレンジすることで、相乗効果が見られることもあるのです。

近年の企業のマネジメントにおいては、多様性の尊重も重要なテーマになって、人材の採用時にも影響しているようです。

将来の企業の発展と業績にも大きく影響を及ぼすことも分かってきました。

相乗効果は、多様性とも密接に関連しているのです。

独自の意見から学び、繋げる

同じ現象を観察しても、物理学者や化学者、数学者に人類学者などのそれぞれの専門的な人の興味や関心を持つところは異なるものです。

そして、それらの人からは多様な意見が出てくるはずなのです。

もしも、難しいテーマであれば解決に結び付ける方法やアイデアが異なるはずです。

相乗効果とは、このように様々な観点から物事を認識して、独自の意見から学び、繋げることによって発揮されるものなのです。

多様性を活用することが大事なのです。

リラックスして他の人と接する

自分にはない考えやアイデアを生み出すためには、リラックスして他の人と接することも重要です。

なぜかと言うと、他の人が持っている多様な考え方に接することで、自分の考え方が相乗効果によって変化することがあるからです。

音楽や芸術、食べ物も国によって違っており、その国によって独特の文化を持っているのです。

そんな異文化の人々と接することでも、新しいものを容易に創作することができる可能性もあるのです。

新しい何かを創作するために、異国にしかも発展途上の国にあえて出かける人もいるほどです。

リラックスして(自分の固定概念や殻を打ち破って)他の人(異文化の人)と接することで、相乗効果を期待するのです。

日本古来の絞りの着物の生地で最先端のドレスを作って脚光を浴びたり、日本の冷酒が欧米でシャンパンの代わりに人気になったりとするのも、異文化が組み合わさった相乗効果と言えるのです。

いろんな多様性に富んだ文化が混ざり合うと、とんでもない相乗効果が見られるかも知れません。

相手とのバランスをとる

相乗効果を得るためには、まずはそれぞれが特徴を持っていて(あるいは主体性を持っていて)お互いが自分の能力を発揮できる状況にあることです。

そして、同じ目的に向かって新しい価値を生み出そうとする意識を持っていることが重要です。

この二つの条件が認識されながら、どちらも最大限の能力を同じようなレベルで発揮できることも重要です。

もう少し簡単に言うと、どちらか一方だけが出しゃばってしまっても、どちらかが萎縮してしまっても相乗効果は生まれないのです。

相手とのバランスも大事なのです。

バランスを取りながら相手のよいところを吸収して行くと、思わぬ効果が生まれてくるのです。

誰も想像できなかった新しい現象(効果)なのです。

ギブアンドテイク

自分が得意なところを惜しげもなく開示して、そして相手の得意な分野に飛び込んで新しい効果(相乗効果)を作り出すのです。

この関係から考えると、得意なところをお互いがギブアンドテイクの関係になることです。

常に心のドアをオープンにしましょう

チームであれ個人レベルであれ、まずお互いの情報を共有することが必要です。

チームで相乗効果を期待するには、チームリーダーがメンバーの能力を理解しておくことと、チームの目標もしっかりと共有させておくことがポイントです。

そして、情報を共有する時には、多様な情報を受け入れるために常に心のドアをオープンにしておくことも重要です。

この手の情報や知識は苦手だと、最初からドアを閉ざしてしまっては情報の共有なんてできる訳はありません。

こんな中にも、相乗効果を引き出すためには切っても切れない重要な要素を含んだ情報もあるかもわからないからです。

受け入れることが大事

まずは、多様な情報や知識をドンドン受け入れることから始めます。

もちろん、都合の悪い情報や理解に苦しむ情報もあると思いますが、それらをチームとして検討してみるのです。

全くの場違いの情報は除外しておいて、それ以外のものについては相乗効果に影響を及ぼしそうかを考えてみるのです。

考えただけでは分からないと思うと、一度やってみれば良いのです。

そういうチャレンジ精神も必要と思います。

相手との信頼関係を築こう

多様な情報に基づいて、いろいろとチャレンジすることが必要と書きましたが、そのためにはお互いの信頼関係も必要です。

「わざわざ、無理と思えることをするなんて、時間の無駄だ!などと言い争っていては、相乗効果を求めることはできません。

気が付かなかった簡単なことで、相乗効果を得ることもできるのです。

無駄だと思われていた方法が、継続していくと実際には新たな効果を生み出すこともあります。

わたしたちが気付かなかっただけかもしれません。

それを見逃さないためにも、いろいろとチャレンジが必要です。

ただし、無鉄砲にチャレンジするのではなく、期待する効果が得られないと判断するまでの範囲、どの範囲までトライするかという限界は決めておく必要があります。

そして、相乗効果を引き出すには、相手との信頼関係が築かれていることも大事なことです。

共通の目的を見つけよう

相乗効果を引き出すためには、チームであっても個人レベルであっても、お互いの信頼関係が構築されていることと、情報が共有されていることが前提条件です。

そして、ここの能力や特徴を把握した上で、共通の目的や目標を明確にすることです。

今回、新しいことに様々な方法でチャレンジしてみるのも、何のために何の目的でやるのかということをみんなが認識していることがポイントです。

リーダーだけが、先頭の人だけが知っていても、相乗効果が引き出せない時もあるのです。

共通の目的を明らかにして共有しておくことが相乗効果を引き出す近道なのです。

共有していくのも大事

食品会社で、食卓に並ぶような新商品を開発する部署があります。

5~6人のスタッフで毎日研究を繰り返しています。

ともかく、どこの会社でも見られるように、売上と利益にに寄与する新商品の開発が急務になっているのです。

あるスタッフは、新規で安全な食材をグローバルな視点から取り寄せて、加工の仕方や安全性、そして食感や味について検討します。

別のスタッフはどんな容器に入れると品質が維持されるかを検討します。

残りのスタッフは、そのような店舗でいつ頃販売するか、また広告宣伝をどのようにするかも検討します。

これらを同時に進めていきながら、新商品を検討しているのですが、それでもなかなかヒット商品は生まれません。

同業他社も同じような研究をしており、競争が激化しているからです。

こんな時に、別の新規チームでは、長寿社会に向けた健康的な食品を開発しており、健康や老化に効果がある素材を持っているのです。

たまたま、リーダー同士が仲が良かったのでそんな情報が共有できたのです。

すると、老化に効果がある食材は美容にも効果があるので、それを加えた食品を試作販売したところヒットしたのです。

お肌が若返る食品ということで、中年の女性に支持されたのでした。

情報を共有することで、研究目的を美容に良い食品の開発に変更し、その分野に向けた販売を強化して相乗効果を得ることができたのです。

情報と目的の共有は重要なのです。

ユーモアさを忘れないようする

相乗効果とは、何かの計算式が合って、計算することで判断ができるものではありません。

ある程度の推測はできますが、明確には分かりません。

だから、勘を働かせてチャレンジしてみることもできるのです。

結局はまったくの的外れで、散々な目にあうことも多いのです。

周りの人から、馬鹿にされることもよくあるのです。

そんな時に、目くじらを立てて反論することもなく、非難したり馬鹿にされた人にはユーモアを持って応えるのです。

失敗をした時の楽しさも教えてあげるのです。

今回は失敗したけれども、次は上手く行くはずだとユーモアを持って伝えて上げるのです。

チャレンジして失敗をしたことがない人は、普段から何も考えていない人で、退屈な人です。

そんな人に相乗効果を期待することなどできないからです。

余裕をもってユーモアで返すことで、次のチャレンジへの勇気も湧くのです。

クリエイティブなことに触れてみる

クリエイティブなことをするということは、100%成功するなんてことはあり得ません。

ヒット商品が生まれる確率などは、1000回の試作で2~3個しかできないのです。

試作などのクリエイティブな行動の連続なのです。

絶えずクリエイティブなことに触れていることが相乗効果を引き出す、または見つけることに繋がるのです。

自分の固定概念は捨てる

相乗効果を引き出す時の基本は、同じことを繰り返したリ、固定概念にとらわれないことです。

伝統芸能などは、それを絶やさないように歴史を受け継ぐことは重要でですが、これを新しい土俵に乗せてみることも必要です。

新しい相乗効果が得られることもあるからです。

固定概念もそうです。

それが正しいとず~っと思い続けているからです。

それしか方法はないと思い込んでいるからです。

そんな事はないのです。

固定概念を捨ててみて違う方向から見つめてみてください。

新しい発見があるはずです。

違った土俵に立たせてみてください。

思わぬ力を発揮したり能力を引き出したリすることもあるのです。

自分の固定概念をまずは捨てて対応してください。

【固定概念については、こちらの記事もチェック!】

常に本来の自分でいることが大事

自分がまったく変わってしまってはいけません。

自分の能力と相手の能力が合わさって、新しい舞台で新しい姿に変身することが狙いなのです。

自分の特徴が消えてしまうと、誰かと共に共有できる情報も無くなってしまうからです。

常に、本来の自分でいることで、相乗効果が現れるのです。

本来の自分を消さないでください。

相乗効果を高めるための習慣

相乗効果を高めるために、次の様な習慣を持つことも大切です。

1日1回、違うことをしてみる

固定概念に捕らわれず、いろいろとチャレンジできるからです。

気が付くと、毎日ほぼ同じ行為を繰り返しているはずです。

楽で安心できるからです。

そこで、ちょっと違うことをしてみてください。

今まで気が付かなかったこと、見過ごしていたことに気付くはずです。

新鮮な気持ちになり、相乗効果を高めるかもしれません。

通勤の時に、ちょっと早めに家を出るとか、違う道を通るとかでも良いのです。

普段合わない人に出会ったり、あのお宅はペットをたくさん飼っていたんだとか、知らなかった情報も手に入れることになります。

こんなことから近所づきあいがスムーズになったりするのです。

これも相乗効果なのです。

新しい発見を見つける

TVで時間短縮の調理法を実演していました。

あんなに簡単に、しかもまとめて煮込んでしまっては、食材の味が引き出せないと呟きながら見ていました。

しかし、興味があったので一度チャレンジして見たのです。

しかし、予想に反して味は良好で、この方法を応用して自分なりの簡易調理法を編みだしたのです。

さらに、独特の食材を使用すると、まったく新しい美味しい料理のレシピも完成しました。

新しい発見を見つけることもできたのです。

これもまさしくTVと自分の相乗効果と言えます。

いつでも効果を発揮できるような状態にしておく

新しいことにチャレンジして相乗効果を引き出すには、いつでも対応できる気持ちと身体の準備が必要です。

何かを発見しようというワクワク感も必要なのです。

このポジティブな気持ちが無いと、せっかくの効果も半減していまい、気が付かないかも知れないのです。

体調管理も大きく関わるので要注意

しっかりとチャレンジできる体調管理、それと失敗してもくじけない精神力を維持することが大切です。

チームで効果を期待する時には、それぞれの個人の体調管理も重要です。

一丸となって協力すれば、思わぬ相乗効果も生まれるのです。

まとめ

相乗効果とは、計画して実行する場合もあるのですが、予期せぬことが起こって、それが相乗効果となって現れることがあります。

例えば、居酒屋の営業は、暑くなるとビールなどの清涼飲料水の消費が増えますが、寒くなればすぐにおでんなどの温かいものが売れるのです。

それらの目安はある程度はつけられますが、気候変動に関しては長期予想は大変難しいのです。

夏場はビールがよく売れますが、熱帯夜が1ヶ月も続くような極端な高温の夏は、夏と高温の相乗効果で売り上げは例年より伸びるのです。

思わぬ展開で良い意味の相乗効果が見られると、嬉しいものです。