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相乗効果とはどういう意味?具体的な...(続き2)

乗数というのは、掛け算でいうと掛ける方の数です。

つまり、a×bという掛け算ではbのことを乗数と呼びます。

従って、相乗効果とは、算数の世界ではお互いに掛け算をして増える効果のことなのです。

では、掛け算ではなく足し算の効果というのはないのでしょうか?実は、あるのです。

これは「相加効果(そうかこうか)」と呼ばれています。

相乗効果と相加効果の違いを算数で表現するとよく分かります。

半人前の人が二人います。

半人前を算数で0.5と表しますと、相乗効果では、0.5×0.5=0.25ですが、相加効果では、0.5+0.5=1.0になります。

この場合では、相乗効果よりも相加効果の方がうまく行くのです。

薬の世界では、ある薬理効果のある2種類の薬を同時に飲むと、相乗作用で劇的に効く場合と、それぞれの効果しか現れない相加作用しか現れない場合があるのです。

相乗効果の対義語

相乗効果の対義語は何でしょうか?

二つ以上のものが集まって、効果を抑えるとか効果を下げるという意味なのでしょう。

対義語は相殺?

料理の世界では、出汁をとる時に相乗効果を考えます。

例えば、昆布と椎茸のうまみ成分を掛け合わせると、相乗効果でコクのあるうまみの出汁ができます。

科学的には、主としてグルタミン酸とイノシン酸の相乗効果なのです。

これに対して、相乗効果が出ない場合があります。

苦いコーヒーに砂糖やミルクを加えて苦みを抑えるとか、塩焼きの魚にレモンやカボスの果汁を垂らして塩味を抑える効果は、抑制効果といいます。

料理の世界での対義語は抑制効果です。

では、料理以外では、効果を抑えるか消すことを意味する相殺(そうさい)または中和です。

相殺(そうさい)とは、お互いが相反するものを持っていて、合わせるとその効果が差引されて消えてしまうことです。

経理の世界では、二人が同種の債権を持っている時に、相互の債権を対当額だけ消滅させる手法です。

相殺(そうさつ)と読むと、お互いを殺し合う意味ですから、間違わないようにお願いします。

相乗効果の使い方とは?

相乗効果という言葉は、どちらかというと良い効果が得られる時に使われるようです。

ポジティブな使い方が一般的です。

複数の要因により良くなったときに使う

単独ではうまくいかなかったことが、複数の要因が重なると、見違えるような効果が得られたときに相乗効果が出たと言うのです。

具体的にどんなことが相乗効果なのか

では、相乗効果の具体例をまとめました。

動物園の中に売店を置くことで売り上げが上がる

動物園に来る子供達や親は、かわいい動物を見に来るのです。

大人気なのは言うまでもなくパンダですが、それ以外にもラッコやコアラ、ゾウやキリンなどたくさんいます。

人気の動物の子供が生まれるとたちまち人気者になって、ヨチヨチ歩く姿を早くみたいと首を長くして待っているのです。

そこで、こんな人気がある動物のキャラクターをかたどったクッキーなどのお菓子類、動物の可愛らしい子供の写真やハンカチ、iPhoneのケースなど、関連商品を売店で販売すると、売り上げが大幅に増加したのです。

入場者と物品の売上が、相乗効果で伸びたのです。

マラソンで隣の走者と競うことでタイムが上がる


スポーツの世界でも、ライバルが登場すると負けないように頑張るので、相乗効果でどちらも良い成績を残すようです。

特に、マラソンでは途中まで並行して走っていると、ゴール寸前まで競い合い、ゴールのタイムが1秒以内というデッドヒートも繰りひろげることがあるのです。

これは、お互いを意識して走る相乗効果と言えます。

健康維持で運動をしていたら体の調子が良くなった

運動不足は健康に悪いというので、適度な運動を継続していたら、筋肉がついて余計な脂肪が減り、スリムになってダイエットができました。

さらに、新陳代謝も活発になったようで、肌のツヤも良くなり化粧のノリも良くなりました。

健康維持の目的で運動を継続していたら、体の調子も良くなりダイエットもできたのは、相乗効果によるものと思われます。

相乗効果の例文

相乗効果の例文を書いてみました。

相乗効果をもたらす

現状のあるものに、別のものを加えることで、当初の効果よりも大きな効果が得られる場合です。

加えたものによって、明確な効果が確認されたのです。