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相乗効果とはどういう意味?具体的な...(続き4)

しかし、そう簡単にはいかないのです。

商品開発には時間とお金が掛かるのです。

し烈な競争をしている業界では、時間との勝負なのです。

こんな時には、M&Aによるエナジー効果を期待する時があります。

新しい事業によってシナジー効果が生まれた

ある企業は、鉱物を特殊な機械で微粉末、それも超微粒子であるナノ粉末にする技術を持っていました。

この技術に目を付けたのが大手の化粧品会社でした。

より透明な化粧水や化粧品を製造するには、このナノ粉末が最適なのです。

そこで、M&Aでこの粉砕会社を買収し、化粧品の製造にナノ粉末を使用し、どこも真似ができない商品を開発して売上を大きく伸ばしたのでした。

これがエナジー効果なのです。

【シナジー効果については、こちらの記事もチェック!】

相乗効果を高める

相乗効果は、初期に明確に現れますが、時間が経つとその効果も薄れてきます。

効果は長く持続できないものなのです。

そこで、さらに相乗効果を高める必要があります。

より効果的になるように相乗効果を高めたい

新しいデザインに変更して相乗効果で売上が増えましたが、消費者の興味がなくなったり、ライバル社が新しい商品を販売したりして売り上げが下がってきます。

相乗効果がなくなってきたのです。

そんな時には、より効果的になるように、商品にべつのものを追加してみます。

例えば、思い切って有名タレントを宣伝に使って、TVでコマーシャルを流すなどしてより効果的になるように相乗効果を高めるのです。

相乗効果を図る

計画的に相乗効果を図る時もあります。

いくつかを同時に行うことで相乗効果を図る

地方の観光地は、なかなか集客が難しく苦労しています。

手軽に多くの人を集めて、地域を活性化することができれば、これほど嬉しいものはありません。

人が集まるとその地域の商店や観光地が潤います。

観光地は入場収入が増え、土産物店や食堂もしっかりと稼ぐことができるからです。

すると、若い人も増えて雇用も生まれ、流通も盛んになって行きます。

そこで、手軽にできるイベントとしては、各地のゆるキャラを一堂に集めて、さらにご当地グルメも開催するなどで、いくつかを同時に行うことで相乗効果を図るのです。

相乗効果を発揮させる手段9選

最初のうちはよく分からなかったのですが、あの二人が組んで仕事をすると、ミスが少なくなって効率が上がっていることに気がついたのです。

思いがけなく相乗効果を発揮することもあれば、あの二人が揃うと大変な力になると期待されたけれども、結局は鳴かず飛ばずの状態で終わり、期待を裏切られたと落胆することもあります。

相乗効果とは、期待通りには発揮できないようですが、それでもある程度の効果を得るためにはどのようにすればよいのでしょうか。

多様性を尊重する

まずは、人間とは様々な性格を持つ生き物なのです。

繊細な感覚の持ち主であったり、感性が強く個性的な人もいます。

ある一面だけを見て、あの人はこんな性格だと判断するのは間違いのもとなのです。

最近は、多重人格の人も多いようで、犯罪を犯した人の性格判断も難しくなってきました。