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相乗効果とはどういう意味?具体的な...(続き5)

芸術家や音楽家が覚せい剤に手を染めるのも、一つは自分の潜在的な能力を引き出したいという思いからもあるのです。

このように、新しいことにチャレンジする時や創作を行う時には、これまでの殻を破って物事の多様性を受け入れることが必要になるのです。

考え方が固定化してしまった時には、いろいろと変化に富んだ多様性を尊重して活用することが重要です。

こんな単純な条件の時にはあの人を、問題が複雑に絡まった時にはあの人をと固定化してしまっては、良い結果が得られなくなったのです。

多様性を尊重して、思い切った起用方法にチャレンジすることで、相乗効果が見られることもあるのです。

近年の企業のマネジメントにおいては、多様性の尊重も重要なテーマになって、人材の採用時にも影響しているようです。

将来の企業の発展と業績にも大きく影響を及ぼすことも分かってきました。

相乗効果は、多様性とも密接に関連しているのです。

独自の意見から学び、繋げる

同じ現象を観察しても、物理学者や化学者、数学者に人類学者などのそれぞれの専門的な人の興味や関心を持つところは異なるものです。

そして、それらの人からは多様な意見が出てくるはずなのです。

もしも、難しいテーマであれば解決に結び付ける方法やアイデアが異なるはずです。

相乗効果とは、このように様々な観点から物事を認識して、独自の意見から学び、繋げることによって発揮されるものなのです。

多様性を活用することが大事なのです。

リラックスして他の人と接する

自分にはない考えやアイデアを生み出すためには、リラックスして他の人と接することも重要です。

なぜかと言うと、他の人が持っている多様な考え方に接することで、自分の考え方が相乗効果によって変化することがあるからです。

音楽や芸術、食べ物も国によって違っており、その国によって独特の文化を持っているのです。

そんな異文化の人々と接することでも、新しいものを容易に創作することができる可能性もあるのです。

新しい何かを創作するために、異国にしかも発展途上の国にあえて出かける人もいるほどです。

リラックスして(自分の固定概念や殻を打ち破って)他の人(異文化の人)と接することで、相乗効果を期待するのです。

日本古来の絞りの着物の生地で最先端のドレスを作って脚光を浴びたり、日本の冷酒が欧米でシャンパンの代わりに人気になったりとするのも、異文化が組み合わさった相乗効果と言えるのです。

いろんな多様性に富んだ文化が混ざり合うと、とんでもない相乗効果が見られるかも知れません。

相手とのバランスをとる

相乗効果を得るためには、まずはそれぞれが特徴を持っていて(あるいは主体性を持っていて)お互いが自分の能力を発揮できる状況にあることです。

そして、同じ目的に向かって新しい価値を生み出そうとする意識を持っていることが重要です。

この二つの条件が認識されながら、どちらも最大限の能力を同じようなレベルで発揮できることも重要です。

もう少し簡単に言うと、どちらか一方だけが出しゃばってしまっても、どちらかが萎縮してしまっても相乗効果は生まれないのです。

相手とのバランスも大事なのです。

バランスを取りながら相手のよいところを吸収して行くと、思わぬ効果が生まれてくるのです。

誰も想像できなかった新しい現象(効果)なのです。

ギブアンドテイク

自分が得意なところを惜しげもなく開示して、そして相手の得意な分野に飛び込んで新しい効果(相乗効果)を作り出すのです。

この関係から考えると、得意なところをお互いがギブアンドテイクの関係になることです。

常に心のドアをオープンにしましょう

チームであれ個人レベルであれ、まずお互いの情報を共有することが必要です。

チームで相乗効果を期待するには、チームリーダーがメンバーの能力を理解しておくことと、チームの目標もしっかりと共有させておくことがポイントです。

そして、情報を共有する時には、多様な情報を受け入れるために常に心のドアをオープンにしておくことも重要です。

この手の情報や知識は苦手だと、最初からドアを閉ざしてしまっては情報の共有なんてできる訳はありません。

こんな中にも、相乗効果を引き出すためには切っても切れない重要な要素を含んだ情報もあるかもわからないからです。