CoCoSiA(ココシア)

相乗効果とはどういう意味?具体的な...(続き6)

受け入れることが大事

まずは、多様な情報や知識をドンドン受け入れることから始めます。

もちろん、都合の悪い情報や理解に苦しむ情報もあると思いますが、それらをチームとして検討してみるのです。

全くの場違いの情報は除外しておいて、それ以外のものについては相乗効果に影響を及ぼしそうかを考えてみるのです。

考えただけでは分からないと思うと、一度やってみれば良いのです。

そういうチャレンジ精神も必要と思います。

相手との信頼関係を築こう

多様な情報に基づいて、いろいろとチャレンジすることが必要と書きましたが、そのためにはお互いの信頼関係も必要です。

「わざわざ、無理と思えることをするなんて、時間の無駄だ!などと言い争っていては、相乗効果を求めることはできません。

気が付かなかった簡単なことで、相乗効果を得ることもできるのです。

無駄だと思われていた方法が、継続していくと実際には新たな効果を生み出すこともあります。

わたしたちが気付かなかっただけかもしれません。

それを見逃さないためにも、いろいろとチャレンジが必要です。

ただし、無鉄砲にチャレンジするのではなく、期待する効果が得られないと判断するまでの範囲、どの範囲までトライするかという限界は決めておく必要があります。

そして、相乗効果を引き出すには、相手との信頼関係が築かれていることも大事なことです。

共通の目的を見つけよう

相乗効果を引き出すためには、チームであっても個人レベルであっても、お互いの信頼関係が構築されていることと、情報が共有されていることが前提条件です。

そして、ここの能力や特徴を把握した上で、共通の目的や目標を明確にすることです。

今回、新しいことに様々な方法でチャレンジしてみるのも、何のために何の目的でやるのかということをみんなが認識していることがポイントです。

リーダーだけが、先頭の人だけが知っていても、相乗効果が引き出せない時もあるのです。

共通の目的を明らかにして共有しておくことが相乗効果を引き出す近道なのです。

共有していくのも大事

食品会社で、食卓に並ぶような新商品を開発する部署があります。

5~6人のスタッフで毎日研究を繰り返しています。

ともかく、どこの会社でも見られるように、売上と利益にに寄与する新商品の開発が急務になっているのです。

あるスタッフは、新規で安全な食材をグローバルな視点から取り寄せて、加工の仕方や安全性、そして食感や味について検討します。

別のスタッフはどんな容器に入れると品質が維持されるかを検討します。

残りのスタッフは、そのような店舗でいつ頃販売するか、また広告宣伝をどのようにするかも検討します。

これらを同時に進めていきながら、新商品を検討しているのですが、それでもなかなかヒット商品は生まれません。

同業他社も同じような研究をしており、競争が激化しているからです。

こんな時に、別の新規チームでは、長寿社会に向けた健康的な食品を開発しており、健康や老化に効果がある素材を持っているのです。

たまたま、リーダー同士が仲が良かったのでそんな情報が共有できたのです。

すると、老化に効果がある食材は美容にも効果があるので、それを加えた食品を試作販売したところヒットしたのです。

お肌が若返る食品ということで、中年の女性に支持されたのでした。

情報を共有することで、研究目的を美容に良い食品の開発に変更し、その分野に向けた販売を強化して相乗効果を得ることができたのです。

情報と目的の共有は重要なのです。

ユーモアさを忘れないようする

相乗効果とは、何かの計算式が合って、計算することで判断ができるものではありません。

ある程度の推測はできますが、明確には分かりません。

だから、勘を働かせてチャレンジしてみることもできるのです。